北欧デンマークおばさんの独りごちブロ

「住み慣れた地域で最期まで」をテーマにデンマーク高齢者福祉を研究し、世界のこと・日本のことを独りごちっています。

和田アキ子の店の豚しゃぶ

2009-02-24 | プライベート
ところ変わってこちらは、梅田(大阪)にある和田アキ子さんのお店
「わだ家大阪お初天神店」、お初天神のすぐ近くです。

http://www.wada-ya.com/osaka/

デンマーク関連の会合があって行ってまいりましたが、
料理長が出てきて、料理の説明をしてくださいました。

最初に、塩コンブで味付けしたサラダがでてきて、
次に黒豆でつくった巨大コロッケ。
和田アキ子の27センチの足のサイズのものを最初は作っていましたが、
あまりの大きさに辟易する客が続出し、
手の大きさのコロッケにしているようです。
甘くて、おいしかったです。

「豚しゃぶ」が名物なのだそうです。
写真にあるように、豚には3つの種類があって、
向って右より、「松坂豚」「美とん」「雪の下」。

ふつふつとたぎらない鍋に、だしを入れ、
白ネギを繊維に沿って細く切った「白髪葱」を入れて、
その上に水菜を。さらにその上に豚ちゃんをのせて、
そっと押さえて、色の変わったところを、野菜ごととって
食べるのが正統流なのだそうです。

だしは、うどんだしのような味で、豚の内臓を油で揚げて、
コクをだすために、加えているのだとか。。。

しかし、これほど、柔らかい豚肉を食べたのは初めてでした。

写真は、料理長の「吉岡さん」。

スタッフのみなさんも元気がよく、笑顔がおいしさを増してくれる、
いいお店でした。

帰りに、「もっくんの『送り人』がオスカーをもらった」ことを知りました。
いい一日でした。

顔を黒く塗られているのは、会の会長さん。
ごめんなさい!



僕は、てっちゃん

2008-08-17 | プライベート
7月には長く家を空けましたが、
ずっと待っていてくれたのは、
愛犬「てっちゃん」。
(もちろん、家族も、、、ということにしておきたい)

犬種は、グレート・マルチ・シバーン。
れっきとした雑種で、
ARK(アニマル・レフュージ関西)からもらってきました。

このヒトミで見つめられると、もうダメです。
「早く帰ってきてね、ママ」という気持があふれています。

ARKでは、飼い主をなくした犬やネコ、棄てられたワンちゃんを
保護して、新しい飼い主を探す活動を続けています。
http://www.arkbark.net/

英語教師として日本にこられた
英国人のエリザベス・オリバーさんという方が主催されていますが、
「英語の教師は誰でもできるが、この仕事は私しかできない」
と、教師の仕事をやめて、ワンちゃんやネコちゃんの保護の
仕事に取り組んでおられます。

阪神大震災の時にも、多くのペットが飼い主を亡くし、離れ離れに
なったようですが、その時には、600匹以上のペットを保護されたそうです。

このてっちゃんも、棄てられて公園を放浪していたところを
保護されたようで、生後8ヶ月のころに我が家にやってきました。

放浪していた時に、子供にいじめられたのか、子供を異様にこわがって、
いまだに基本的に人間を信頼していないようなところがあります。

また、散歩の時には、地面をくんくんかいで、食べ物を探しながらでないと
歩けない下品なやつです。

ペロペロなめるのは、おかあさんを思い出して甘えているのだそうですが、
てっちゃんは、私をママだと思っているのか、
一緒にいる時は、口のあたりをぺろぺろペロペロ舐めまくっています。

「あなたが言っていることは、僕(犬)にはしっかりわかります。
 だから、たくさん話しかけてください」

この言葉が獣医さんの待合室の壁にかけてありました。

だから、たくさん話しかけています。

人間以外の生き物と気持を通わせるというのは、
とってもいいことですね。

ぼくは「てっちゃん」。
「デンばあ」とかいうおばさんともども、よろしくお願いいたします。



高知市老人会のよさこい

2008-08-16 | プライベート
よさこいの参加者は多彩である。
県外参加者が多いことに驚いたが、
やはり何と言っても、地元住民がいちばん多いだろう。

「十人十彩」も高知の病院の院長先生が主催するチームである。

また写真にあるように、高知市老人会もこのようにチームを組んで
出場していた。
赤い腰巻に浴衣という、超オーセンティックな衣装。
10年くらい前は、こうした衣装のみだったのかもしれない、
と、思わせる正統派である。

がんばれ!老人会。
お顔を覗かせていただいたが、
80才くらいの方もすばらしい踊りをされていた。
こちらは、女性のみでありました。

ちなみに、本日の高知新聞には、
高知市老人会連合が「戦争体験を語る会」を開催して、
77才の窪田さんという方が、40名の参加者にお話をされたようである。

http://203.139.202.230/?&nwSrl=230756&nwIW=1&nwVt=knd

私たち世代は、親から戦争の話を「原体験」として聞くことができた。
実際には、聞いたことはありませんが、、、
祖母などの口を通して、父の兄が戦死したことを
「あの子が生きていたら、どんな人間になっていたことか、、、
 (つまり、戦死した長男はもっともできが良かったということ)」
「弟がシベリアから帰ってきたときは、あんたのお父ちゃんと
 抱き合って泣いていた」
というような形で聞いて育った。

老人会がこのような形で「戦争を語り継ぐ会」をされているというのは
地域社会がしっかりしている証拠かもしれない。
19箇所あるという審査場も、各町で用意されているようで、
これもコミュニティがしっかりしていればこそ、できること。

よさこいでは、大きなお金が動くが、地域という基盤があるからこそ、
できる祭りであるのだろう。

そして、平和であればこそ祭りもでき、福祉について語ることも、
オリンピックを鑑賞することもできる。

昨日は終戦記念日だった。
平和について、皮膚感覚で考える大事な日だ。



よさこいの経済効果を勝手に試算する

2008-08-15 | プライベート
おはようございます。

こちらは、「上総組」の踊り。
この笑顔がいい!
つくり笑ではなく、楽しみながら踊っていることが
伝わってくる。
(しかし、この暑さ!20%は作らざるをえないかも?)

これは、最前列の踊り子の方の様子であるが、
最前列にはイチバンの踊り手が配列されることは、
素人目にも明らかである。

何しろ、審査の評価は最前列の印象が重要であるから、
前から順に上手な踊り手を配していくのだ。

よって、この方の笑顔は「上総組」サイコウの笑顔なのである。

なぜ、「上総組」なのか?

そう!

上総の国(千葉県)から来なさっているからである。
総勢100名を超える連を組んで、高知まで踊りに来ているのである。

話を聞いてみると、高知出身の方々が中心で、里帰りをするような形で、
高知に踊りに帰ってきているそうな。

血が騒ぐんでしょうなあ。
だって、よちよち歩きの子も踊ってるもん。
(「東京花火」は早稲田大学の連。このように、よさこいは高知在住の人々ばかり  でなく、全国の高知県人が心のふるさと求めて帰ってきて参加している)

炎天下、ずっとこの笑顔で踊って、本当に楽しそう。

そこで、「よさこい」の経済効果を勝手に試算してみた。

例の「「十人十彩」は、参加費として3万円を払うそうだ。
最後の打ち上げコンパ費用も含めて。

そのほかに、連を主催している病院の院長先生は、
かなりな額をポケットマネーから出しているはず。

先導トラック、巨大アンプ、衣装のデザイン代、音楽の作曲代、
振り付け代、振り付け指導料、練習の会場代、、、
きりがない。

また、1.9万人の踊り手に対して、10--20万人は来高しているだろう。
踊り手の支払った費用 3万円 × 2万人 
観客が落としていく観光費用(2泊として)
           3万円 × 10万人-20万人

ざっと、36億から66億の経済効果があることになる。
あまりなどんぶり勘定に驚かれたかと思うが、
高知の経済活性化に何がしかのよき影響を与えていることは
確かである。

市内に「ひろめ市場」という、倉庫を改造して作った露天の集合体
のようなものがあり、夕食はそこで食べた。

求人誌があって、パラパラとめくって見ると、
県外での組み立て工募集の情報であふれていた。
(平均月収が30万円前後)

このことから、高知には仕事がないことが理解できる。
高齢化率も非常に高い。

地方都市は、給料が安いが物価も安いし、
みなさん土地もち、家もちで、生活は全体として
ゆかたである、という印象を受ける。

それに、「いごっそう」「はちきん」気質がある。

人々はよさこいで「完全燃焼」する。
来年も、8月9日~12日。
是非、行きたい。










よさこい祭り「十人十彩」

2008-08-12 | プライベート
ところ変わって、こちらは
土佐は高知のよさこい祭り。

行ってまいりました!この暑いさなかに、もっと熱い高知へ!
ブログも夏模様にバージョン変化。

瀬戸大橋を通って淡路島へ渡り、鳴門大橋から徳島へ。
さらに四国を中央部を西に走って、
高知へと南下します。

四国の山間部は、40を超えるトンネルが続き、
「トンネルを抜けるとそこは大雨であった。外が見えなくなった」
というくらいの土砂降りで、おまけに対面の高速道路。

しのつく雨の中を、ふと見ると80キロで走ってる。
即座に減速して、50キロまで落としました。
それくらい、お先見えない状態で、少し走ると
今までの雨がウソだったような快晴。

高知は、よさこいの間、ずっとピーカンでした。
南国の太陽は強烈でした。

そんな太陽の下で、踊るよさこい。
今年は192チームが出場し、1万9千人が踊ったようです。

写真は、昨年の金賞を受賞した
「十人十彩(じゅうにんといろ)」のおどりです。

よさこいは、鳴子(手にもつ楽器)をもち、
「土佐の高知のはりまや橋で、ぼんさんかんざし買うを見た」
の歌を入れる、あとひとつ忘れましたが、規則はこれだけ。

衣装も音楽も自由で、そのバリエーションを見るのも
ひとつの楽しみです。

約2ヶ月をかけて練習をし、本番に臨んでいるようです。
大きなアンプを搭載し、歌い手を乗せたトラックに先導されて
チームが踊ります。
高知市内に10ヶ所ほどの審査会場が用意され、
道路で踊ります。
まち全体がよさこいの舞台と化します。

踊り手たちは、毎日5ヶ所以上の審査会場で踊りますから、
次々と移動しなければなりません。
各審査会場での結果が集計され、「十人十彩」は、
昨年に引き続いて金賞を受賞したようです。

でも、その上に大賞というのがあって、
大賞は「ほにや」チームが受賞。
すみません!これは写真とれませんでした。

さて、審査会場から次の審査会場への移動は、、、
予算がないチームは路面電車に乗って、
お金持ちチームは専用バスで移動します。

見るほうも、路面電車を使って移動しながら、
お目当てのチームの踊りを見る事ができます。

踊り手の笑顔が美しい!
笑顔で踊っているかどうかが、審査の基準にもなるようで、
踊りが好きじゃなきゃあ、あの笑顔は生まれないでしょう。

「よさこい」は、踊り手も見る人も「はまる」模様。
私もブログに「はまって」いるけれど、
「はまる」って、いいことです。