北海道昆虫同好会ブログ

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ミスジチョウが多い渓流に広がるニジマス汚染

2016-02-23 20:31:20 | シロベニヒカゲ
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2012-7-6 (金) 曇り後雨のち曇り 暑い

ミスジチョウが多い渓流に広がるニジマス汚染

この渓流では放流ニジマスが自然繁殖をはじめ在来種オショロコマを駆逐し続けて、源流域へと追いつめている。

2015年現在、この付近は完全にニジマスに占拠されてしまい、ニジマスとオショロコマの競合するフロンティアは、さらに2Kmほど上流へと移動している。

ニジマスはエサの先取り、威嚇、追い払い、時には捕食することによりオショロコマを駆逐してゆく。




オショロコマは源流へ源流へと追い立てられ最終的には消えてしまう。

いつのまにかこのあたりは大雨大増水の後などに源流方面から流されてくるオショロコマが稀にみられるに過ぎない水域になっている。







もう少しするとオショロコマは消えニジマス一色の渓流がまた一つ増えることになるだろう。

こういった状況に対し北海道では行政も所謂魚類学者とされる人たちも、まったく無為無策、マスコミすら知らぬふりを決め込んでいるのは一体どういったことなのだろう。

この渓流は以前よりミスジチョウが多いところだ。



一般的にミスジチョウはオオイチモンジよりは遙かに発生個体数が少ない蝶だが、今のところ毎年一定数の個体が見られる。

オオイチモンジがとても少ない年でもミスジチョウの発生数は絶対数こそ多くはないものの、毎年さほど変わらないと思う。






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