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エゾシロチョウはいつ交尾するのだろう ?。
2015-5-30(土) 晴れ 気温30.0℃ 強風
この日は朝からぐんぐん気温があがり我が家の庭では約30℃となり真夏のようです。
ただ、かなりの強い風が吹いており、そのためか体感温度はそれほど高いとは感じません。
エゾシロチョウ幼虫のため丸裸にされ、枯れ木みたいになっていた庭の赤ボケの枝に一斉に若葉がではじめています。
その枝に鈴なりになっていたエゾシロチョウの蛹が続々と羽化し始めています。
強風のなか、風を避けながら上手に羽根を延ばし、ゆっくり乾かして羽化液を排出してから舞い立ってゆきます。
♂が多いのですが♀も羽化し始めています。蛹の背中を割って♀の蝶が現れたとたん数匹の♂がもつれるように絡み合い、あっというまに交尾成立。
♀はしかたなく交尾された状態で羽根を延ばし、かなり苦労しながら羽根が乾くのを待ちます。
その合間にも他の♂たちが次々にちょっかいをかけにきますがガッチリ交尾成立しているため、もうどうにもなりません。
風にあおられて♀のやわらかい羽根がぐにゃぐにゃに曲がりますが、風がおさまる合間に、なんとか体制をたてなおし再び羽根をピンと伸ばして乾くのを待ちます。
その間にも、絶え間なく他の♂が交尾をせまってちょっかいをかけてきますが、状況はかわりません。
約1時間後、また見に行くとまだ交尾中ですが♀の羽根はまだやわらかく、固まっていないように見えます。
交尾はいったいいつまで続くのでしょうか。のちほど驚愕の交尾時間を知ることになります。
日が傾いてきたせいか、他の♂たちは三々五々、あちこちに止まって静止状態になっていました。
野外ではエゾシロチョウの交尾拒否行動はいたるところでみかけるが、実際に交尾中のペアを観察する機会は発生木付近以外では普通見られない。
おそらく、このように羽化中ないし羽化直後にほとんどの交尾が行われるせいであろう。
もしかすると、エゾシロチョウのように群生蛹化する蝶以外でも、観察の機会が少ないだけで、羽化直後交尾の傾向はないのだろうか。
私はエゾツマ×ツマジロや、エゾヒメギフ×ヒメギフの人工交配【ハンドペアリング】をずいぶんやったが、強制的に交尾させる場合は羽根が乾いてからでなければ無理なので、そのような視点はなかった。
自然界では実際はどうなのか、急に興味が湧いてきた。ただ、エゾシロチョウのように密集生活をする蝶以外では観察の好機は稀とおもわれる。
この項 続く。
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エゾシロチョウはいつ交尾するのだろう ?。
2015-5-30(土) 晴れ 気温30.0℃ 強風
この日は朝からぐんぐん気温があがり我が家の庭では約30℃となり真夏のようです。
ただ、かなりの強い風が吹いており、そのためか体感温度はそれほど高いとは感じません。
エゾシロチョウ幼虫のため丸裸にされ、枯れ木みたいになっていた庭の赤ボケの枝に一斉に若葉がではじめています。
その枝に鈴なりになっていたエゾシロチョウの蛹が続々と羽化し始めています。
強風のなか、風を避けながら上手に羽根を延ばし、ゆっくり乾かして羽化液を排出してから舞い立ってゆきます。
♂が多いのですが♀も羽化し始めています。蛹の背中を割って♀の蝶が現れたとたん数匹の♂がもつれるように絡み合い、あっというまに交尾成立。
♀はしかたなく交尾された状態で羽根を延ばし、かなり苦労しながら羽根が乾くのを待ちます。
その合間にも他の♂たちが次々にちょっかいをかけにきますがガッチリ交尾成立しているため、もうどうにもなりません。
風にあおられて♀のやわらかい羽根がぐにゃぐにゃに曲がりますが、風がおさまる合間に、なんとか体制をたてなおし再び羽根をピンと伸ばして乾くのを待ちます。
その間にも、絶え間なく他の♂が交尾をせまってちょっかいをかけてきますが、状況はかわりません。
約1時間後、また見に行くとまだ交尾中ですが♀の羽根はまだやわらかく、固まっていないように見えます。
交尾はいったいいつまで続くのでしょうか。のちほど驚愕の交尾時間を知ることになります。
日が傾いてきたせいか、他の♂たちは三々五々、あちこちに止まって静止状態になっていました。
野外ではエゾシロチョウの交尾拒否行動はいたるところでみかけるが、実際に交尾中のペアを観察する機会は発生木付近以外では普通見られない。
おそらく、このように羽化中ないし羽化直後にほとんどの交尾が行われるせいであろう。
もしかすると、エゾシロチョウのように群生蛹化する蝶以外でも、観察の機会が少ないだけで、羽化直後交尾の傾向はないのだろうか。
私はエゾツマ×ツマジロや、エゾヒメギフ×ヒメギフの人工交配【ハンドペアリング】をずいぶんやったが、強制的に交尾させる場合は羽根が乾いてからでなければ無理なので、そのような視点はなかった。
自然界では実際はどうなのか、急に興味が湧いてきた。ただ、エゾシロチョウのように密集生活をする蝶以外では観察の好機は稀とおもわれる。
この項 続く。
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