東京タウンウォッチング 鎌倉花便り 妙本寺の梅090208
春近し! 来週には春一番も吹くとか !?
閑話休題、鎌倉の花便り…小生宅ご近所の妙本寺境内の(梅)の風情。撮影は090208、今日です。
上の画像は紅梅と白梅が重なっていますが、余り良い画像に写っていません。下の画像は別の白梅を角度を変えて撮ったもの。こちらはかなりハッキリと咲いて、春の香りが匂ってくるようでした。
※4月14日(第2火曜)に淑徳大学タウンウォッチング講座で「鎌倉ウォッチング」を行います。(*同じ頃に「イムスクラブ」でも、鎌倉ウォッチングを行う予定です)
妙本寺は海棠(カイドウ)の頃で華やかな風情が楽しめます。歴史的には、ここは源頼家の乳母方で勢力のあった「比企義員」屋敷跡。政子の父、北条時政の策謀で戦いとなり滅ぼされるという、血なまぐさい戦場でもあったところです(比企の乱)
淑徳大学タウンウォッチング「鎌倉コース」募集案内→こちら
宝島社のセンスに学ぶ~価格、おまけ、ストスナの3本柱戦略090207
宝島社から「spring」という雑誌が出ているんですねえ。宝島というと、男の子の好奇心をくすぐる個性派な雑誌…位のイメージしかなかったが、なんと《女性がお客様の王道》と狙いを定め、類書で№1とか!! 社長の戦略がスゴイというか、なるほどと思わせる手を打って躍進を続けている。
《価格、おまけ、ストスナ》の3本柱戦略で差を付ける。安室奈美恵が表紙に起用されているから、(ちょっと大人っぽいヤング)がターゲットだろう。
先ず価格、類書が650円近辺のプライスに対し、「HAPPYプライス♪480円」ときたもんです。円高を利用し、海外から部品調達でコストを落とし、この価格で出来たとの事。購読収入50%、広告収入50%らしい。
次が「おまけ作戦」。何を付けるか女性の商品担当スタッフがお客の目線でチエを絞る。今回は、ピンクゴールドの折りたたみミラーときましたね。クッキーフォーチューンというメーカーとのコラボレーションで、本誌にも勿論載っている(持ちつ持たれつ関係)。
袋やカバーのピンクゴールド、キュートなハートチャームなど(ラブアンドピース)な女心をくすぐるという訳らしい。(下)
3つ目は「ストスナ」!?…ストリートスナップといって、マチの中を歩く女の子やカップルを撮って載せる事で、「自分にも出来る」と自信を持たせる。読者と一緒に創る雑誌…。「SPRING IN FASHION」というページで、トレンドチェックをしたり、「全国マチのおしゃれコレクション」ではカップルスナップを見せたり、「新作人気ブランド大事典」ではショップスタッフをモデルにしたり…、と身近感がポイントになっている。その辺の普通の子がスターになるチャンスがある時代ですからねえ。あこがれ感のモデルより、同世代レベル感覚で創り出すプロシューマー時代を捉えるセンスがコツだ。
それにしても、最近の略語ブームに驚く!! 「ナチュ かわ」美人…、セレブ気分の「プチブラ」バッグ…プチプライスの事です。おじさん脱帽(*^_^*)
東京タウンウォッチング 燃える原宿!! 個性的名刺じゃんがら090202
2/2燃える原宿タウンウォッチングを行いました。
個性的名刺2点に注目。左は、「九州じゃんがららーめん」店長の名刺。長崎の学習塾の副業からスタートしたラーメン店。東京上陸の第一歩が秋葉原の小さい店。ここ原宿店は東京2号店で20年になる。時の店長が名刺の堤さん、学習塾の講師をやっていたものが、いつの間にかラーメン屋のオヤジのように収まったらしい。若者が元気が良くて、いろいろアイデアを出し、トッピングやPRビラなどユニークだが、カラフルで賑やかな祭気分のこの名刺もなかなか個性的でいい。
もう一点、右はラフォーレ原宿に陣取る「トップマン」(英国)。ずばりQRコードを大きく打ち出したショップカード。ケータイから情報をダウンロードしたり、ブックマーク登録して貰おうという作戦!? どちらも結構個性的で、時代性があると思った。
「東京名店塾」 ホットニュース「東京ウォーカー」にロレーヌさん登場090205
嬉しいホットニュース!!
「東京名店塾」メンバーの「ロレーヌ洋菓子店」が「東京ウォーカー」(2009年№4)に登場しました。
『ヘイ! おマチDo!! } という愉快な名前のページ(102ペ)で、「豊島園レトロを訪ねて」という記事が面白いです。この中に“豊島園周辺のスポット”として紹介されています(下)。写真が下手くそですが、回遊コースとして載っています。
若い人らしい楽しい(コピー&イラスト)で、プロの技ですね。
記事を見て、「イムスクラブ」の秋のタウンウォッチングコースのアイデアが浮かびました。
《評判の豊島園「庭の湯」と練馬名店、紅葉の向山庭園を楽しむ癒しのウォッチング》…ナンテのは、如何でしょう。庭の湯の水着着用で若い女性と一緒のバーデゾーン、露天風呂で癒しタイムに浸る…良い気分ですよ。私、体験済みのお勧めです。(*^_^*)
賢い生活者 直前予約で超お得旅行090204
誠に厳しいニュースばかり飛び込んでくる。不況に円高が追い打ちをかけ、どこも企業防衛に必死の有様に映る。
一方、生活者も《値打ち感のある商品、サービス》を見つけるのに知恵を絞る。それも、やはり《価格の安さ》は大きい要因。「パック旅行の直前予約」でお得感を満喫している人もいるらしい(2/4日経)。1ヶ月も前から予約するなど古いタイプらしい。スーパーの閉店間際の値引きじゃないが、パック旅行だって同じ理屈。間際商品と言うらしい。値下がりした前日を狙って格安で予約する賢い生活者を可能にしたのは、ネットなればこそという訳。
JTBの「旅のアウトレット」(画像)を開いてみたら、バンコック4日間14.500円~とある。スゴイ値段ですねえ~!? コレが直前だと更に安くなるのかなぁ…??
安売りのHISでは「ギリギリダイヤル」という電話でも受けるサービスがあるとの事。パックのネーミングにもチエを絞るモノですねえ。旅にもアウトレットという言葉が使われているとは知りませんでした。間際商品で楽天のウォン安を当て込んだ韓国パックの駆け込み客は、前年同期比で67%も増えたという。
こうした円高メリットを逆手に取り海外旅行を楽しむ人達が増えているという。ネット社会ならではの効用でもあるが、中小でも大手に負けず《柔らか頭》で、独自のチエを絞らなくてはならない…とつくづく思うのですが。
東京タウンウォッチング 「SUNAMO(南砂SC)~砂町銀座~亀戸SS」ウォッチング 亀戸サンストリート編①
ビデオレンタルのTSUTAYAが、いつの間にか「蔦屋書店」に…!!(メインの入口にある看板)
広場側への入口外観。
亀戸の精工舎跡地にできた「亀戸サンストリート」が好調のようだ。《下町商店街のような賑わい》を演出する…といったコンセプトで、迷路型レイアウトと毎日イベントに特色があり、亀戸駅から徒歩5分程度で、しかも幹線道路に面しているという立地の良さもあって、ショッピングセンター成功例に挙げられている。
中身のテナントは勿論変わっているが、特色である《連日イベント》は継続されており、イベント企画を事業として地方へ輸出している位だから大したものである。
さて、TSUTAYAの新業態を模索する動きは、六本木ヒルズ店、越谷レイクタウン店、東京ミッドタウンなど、コラボレーションを含めて色々見かけるが、何と言っても大きい変化は「書店」をキーにした複合業態。その姿勢をハッキリと打ち出したのを、ここ「亀戸SS」で発見した。それがこの「蔦屋書店」と謳った看板。元々カルチャーコンビニエンスクラブ(母体の会社)社長の創業時の理念が、江戸時代後期の版元(出版社)「蔦屋」で、プロデューサーでもあり、写楽を世に出した「蔦屋重三郎」にあやかって付けた店名である事は広く知られている。いわば、原点に立ち戻ったとも言える。何とも感慨を覚えるが、新業態がどこへたどり着くのか正念場を迎えていると言えそう…。
東京タウンウォッチング 「SUNAMO(南砂SC)~砂町銀座~亀戸SS」ウォッチング①
「イムスクラブ」のタウンウォッチングで、「SUNAMO(南砂SC)~砂町銀座~亀戸SS(サンストリート)」コースを企画しています。
そこで、かって押すな押すなの雑踏で、超繁盛商店街として鳴らした「砂町銀座」へ立ち寄ってみる。時間的には、未だ5時頃だったが、夕暮れとなりアーチに灯が入る頃になった。
さて、すっかり買い物スタイルが変わってしまった事もあるが、往年の面影は無く、繁栄を取り戻す策に妙手はなく苦しんでいるかのようだ。ホームページを見てみたが、発展構想を画けず、個店の情報発信も不活発と言って良い状況のようだ。道幅が狭く、徒歩、自転車主体の買い物客で賑わっていた頃、将来の布石に「赤札堂」を秘かに核店舗として誘致したドラマの成功は、自他共に幹部のリーダーシップを認め合ったものだった。
画像は、アーチと最も賑わいを見せる中心部辺り。昔を知る人にとっては今昔の感。店の人に聞くと「南砂ショッピングセンター」開店の頃はかなり人を引かれたが、今は元に戻っているとのことだった。北砂のこの辺りは古くからの街で高齢者が多く小商店群、SUNAMOショッピングセンターの出来た南砂辺りは若いファミリー中心でチェーンの専門店、大型専門業態テナント…と対照的な人口と店舗構成。
商店街ばかりではないが、《変化対応》が如何に難しいか?まざまざと見せつけられるようだ。