東京タウンウォッチング情報 & 経営コラム 「経営コンサルタント・安岡裕二」の情報とヒント

ホットな街、店の現場から“時代”が見えるタウンウォッチング。経営に関連するヒントを独善的に“切る”短文のコメント。

「スタジアムに食べに行く!! 」…発想転換 飲食の集客パワー!?

2012-08-08 13:42:51 | 新橋・汐留・お台場
「スタジアムに食べに行く!! 」…発想転換 飲食の集客パワー!?

 ファジアーノ岡山というクラブでは、試合前からスタジアム周辺に賑わいができる。 瀬戸内焼き穴子弁当、牛テールの塩焼き、黄ニラ焼きそば…なかなか本格の屋台(コーナー?)ものだ。
 『サッカー好きでない人に見に来て下さい と呼びかけても響かない。それより「アレを食べに来て」と言った方が観戦動機を呼び起こしやすい』(社長)という発想転換で、「日本一のグルメスタジアムを目指す」宣言になった。
“グルメ”を名乗るだけあって、個性的メニューがずらりラインナップされている(HP)。地元業者の出店の協力を得ているが、屋号を出さず統一ブランドにしたり、ユニホーム着用、私語慎む、喫煙は喫煙所で…など中々の着想と運営振りのようだ。



 消費動機の中で、衣食住遊の内 集客パワーは“食と遊”が強いと感じている。 スタジアムの連想で、浮かんだのが、お台場「ダイバーシティ」SC(ショッピングセンター)のフードコート。名前が「グルメスタジアム」とある(写真の入口看板)。見た瞬間…!? 野球やサッカーのスタジアムを連想し、「ナゼ!?」と違和感を覚えたものだ。しかし…、岡山の例を知ると…何となくつながる気もしてくる。考えさせるところがミソかも知れない…などと思う。

 ショッピングセンターなどでは「フードコート」が全盛! …それはもちろん、「その土地ならではの地場産品を活かしたメニュー」や「個性的ネーミング」で差別化して魅きつけ、集客につなげようという競争の時代である。「湘南キッチン」(テラスモール湘南)、「ソラマチタベテラス」(東京スカイツリー) etc.…「グルメスタジアム」も思い出しやすい名前である事が流れに乗っていると言えそうだ。「ナゼ?」と考えさせるところも遊び心につながるかも…?

先日のドラッカー実践行動学勉強会(池袋)の読書会では、「コミュニケーション」がテーマでしたが、集約すれば「経験の共有」がコミュニケーションが通い合う原理になるということになる…と思った次第です。「旨い!」の経験は、食こそ強い と思うのです。

 コミュニケーションとは、心の持ち方の問題でもあるしょう。「感動経験を共有する」組織やプロジェクトであったら強くて素晴らしいのだが…。 

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