東京タウンウォッチング情報 & 経営コラム 「経営コンサルタント・安岡裕二」の情報とヒント

ホットな街、店の現場から“時代”が見えるタウンウォッチング。経営に関連するヒントを独善的に“切る”短文のコメント。

楽しいタウンウオッチングガイド

東京タウンウォッチング 東京駅JRを挟む、地上から地下街は、OH! ワンダーランド!!

2012-06-19 17:12:20 | 銀座・日本橋・人形町・東京・丸の内
東京タウンウォッチング 東京駅JRを挟む、地上から地下街は、OH! ワンダーランド!!
~経営コンサルタント・安岡裕二の「東京タウンウォッチングガイド」~

   

 東京駅は 丸の内側からJR構内、更に八重洲側にかけて巨大地下街がアメーバのようにワンダーランドな広がりを見せている。先ず大きい施設としては、「東京駅」の復元が進んでおり、秋には完成する。トップ画面は、完成予想図で綺麗に写っているので挙げたが、現状は下段の写真の様な状況(5/18/撮影)。工事囲いの背後に完成間近を思わせるほど外観は出来ている。

 東京駅は、辰野金吾の設計で有名。保存運動の末、南北にドーム状の屋根があり、赤煉瓦3階建ての建物が復元される。中央には皇居に通ずる行幸通り入口が設けられた。歴史あるステーションホテルやバー、レストランなどに想い出のある人も多いのだろう。

 丸の内は、言わずと知れた三菱グループの牙城。大丸有(大手町、丸の内、有楽町)開発計画を進めており、高層ビル化が進んでいる。この辺りからウォッチングしてみた。

 まず大手町につながる北の位置に有楽ビルが出来て、地下の飲食街「イイヨ!!YOKOCHO」の女性が群れたいランチタイムに応える企画が面白い。ここから地下で新丸ビルと丸ビルがつながる。真ん中が行幸通り、この地下にアートなギャラリー空間を創ったのが三菱。この日(5/18)は、芸術系大学の卒業作品展が行われていた。目を引いた現代アートな作品を2点撮影した(下)。

   

 丸ビルから東京駅を撮影した後、地下に入るとメトロの創った「エチカTOKYO」がある。次にJR東京駅のエキナカショップ。旅行者目当ての食事、弁当、土産どころのイメージは遠い昔の話し。グランスタ、ノースコート、サウスコート、KEIYOストリートなど、次々と飲食/物販のエキナカ施設を作り、巨大ターミナルの流動客を吸引している。おもわずバキュームを連想しちゃいました。そういえば、江戸の頃、大名屋敷のあったイメージに因んで、「黒塀横丁」なんて飲食街も作りましたね。

 さて、JRの地下を抜けて、八重洲側へ抜けると「東京駅一番街」がある。ここは南北に延びる通路でJR東海が地主とか。商売っ気では名古屋商人は負けてはいられない。次々と同業種を集めたゾーンで行列店舗を生み出している。同業種を集めた専門店街と言うとナニを浮かべますか!?
 そう、真っ先に浮かぶのが「らーめん」! 伝統の味の守りに縛られ後継者難で閉店が目立つ蕎麦屋さんに対し、起業するベンチャーのようなオリジナルな味で戦うラーメンは自由競争の活力を証明するかのようだ。そんな“自分の味を求める”お客様のハートを掴んだのがラーメン業界。いわば業態は“無限”にある。通路の奥まった人通りの少ない場所に、真っ先に作ったのが「東京らーめんストリート」だった。これが受けましたね。写真は「つけ麺で人気の行列店「六輪舎」(写真)。
 最近出来たのが、“焼きたて、造りたて”をウリにした「おかしランド」。森永、グリコなどメーカーのアンテナショップ的川下作戦が盛んになってきた。なかでも、カルビーの焼きたてポテトチップス「カルビー+」が行列の出来る一番人気(写真)。

   

 「キャラクターストリート」というのもある。始めTVに目を付け、局のキャラクターを集めたゾーンだったか余り面白くなく人気がなかった。そこで今回リニューアル、本来のメーカー発キャラクターを全面に打ち出している。これなら本来のキャラクターファンを集められるかも知れないと思うが…。写真は、キティちゃんのブース。スヌーピーなと本来のキャラクターがある。

  
コメント
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