東京タウンウォッチング情報 & 経営コラム 「経営コンサルタント・安岡裕二」の情報とヒント

ホットな街、店の現場から“時代”が見えるタウンウォッチング。経営に関連するヒントを独善的に“切る”短文のコメント。

楽しいタウンウオッチングガイド

東京タウンウォッチング ALWAYS三丁目の夕日的世界か!? 柴又ウォッチング後日譚

2012-06-15 14:09:16 | (下町)十条・赤羽・柴又
東京タウンウォッチング ALWAYS三丁目の夕日的世界か!? 柴又ウォッチング後日譚
~経営コンサルタント・安岡裕二の「東京タウンウォッチングガイド」~

 
 
 今、NHK朝のテレビ小説、梅ちゃん先生が大受け。主演の堀北真希ちゃんがカワイイ人気を一人占めしているが、家族愛をテーマに懸命に生きる下町の姿は、「ALWAYS三丁目の夕日」(写真)そのものだ。

 隣家の町工場が私と同姓なので余計親近感が湧く訳ではないが、根っこには“昭和の時代”を共有した魅きつけるものがあるからだろう。葛飾柴又の参道商店街は、山田洋次監督が全国を回って見つけた“寅さんの故郷”だったという。その実家モデルが草団子の「高木屋」で、撮影では「くるまや」という名前でセットになり使われた。「寅さん記念館」には、当時のそのままの姿で残されている。

 「梅ちゃん先生」の舞台は、下町蒲田の商店街。今は、面影はない。なぜかくも、昭和のレトロが“心の故郷”としてウケルのだろう。アナログのスローで、ゆるめなところが“癒し”になるんだろう…と思う。
 しかし、しかしだ、参加者の話題になったのは戦後の匂いを知らない若い人達がいつまでも「寅さん記念館」にくるだろうか!?という問題提起。「そうだなあ」という憮然とも取れる同感のため息が漏れそうだったが…。

 1つの答が、殆ど平成生まれに近い(1988)梅ちゃん先生に「昔の蒲田商店街に行ってみたいか」…という質問に、「行ってみたい、行ってみた~い」と言っていた辺りにあるのかも知れない!? 永遠とは大袈裟だが。、マンガ、映画で続く「ALWAYS三丁目の夕日」の世界が“日本人の心の故郷”だとすると、寅さんブームも続くと考えられるというものである。

 雨の水元公園の帰途、下町金町でレトロな居酒屋を見つけ男性ばかりで、戦後からの政治家談義に花を咲かせたモノである。男性オンリーだからこそだった。
コメント
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