みよしブログ

沖釣り大物集団舳会主宰、タハラッチのブログ。
舳会サイトはhttp://miyoshi344.sakura.ne.jp

トウジンやダツとムツのにぎり寿司16.12.5

2016-12-06 07:50:07 | 釣魚料理

本命の赤い魚はダメでしたが、外道のトウジンを1尾、持ち帰りました。
普段は同じく外道のソコダラとともに捨てている魚です。
西伊豆では深海寿司のネタとして売り出しているとのこと。
その昔一度、試しに食べてみましたが、ベニアコウがいつも釣れていましたので、当然却下。気が向いたので、この機会に試食することにしました。

不細工なにぎり寿司でしたが、どれも旨かったといえます。
左上から、金ムツの焙り、金ムツの皮引き、右の上下はダツです。
夜ムツの船上で仲乗りが掬ってくれました。
サヨリに似てさっぱり味。清涼感に包まれていました。
そして左下の2貫が問題のトウジンです。

しゃきっとした歯応えのある白身で、旨みはとくに感じられませんが、けっして敬遠するようなものではありません。
といってぜひまた食べたいというほどでもありませんが・・・。
いわゆる漁師のいう旨いよ、というレベル。翻訳するとそこそこ食べられるということです。

本命の赤い魚がスイタンだったとき、1尾だけ持ち帰って刺身か寿司ネタでいただく、そんな感じです。
今回のトウジンは小振りでしたが、まだたっぷり残っています。
ソテーにして味を確かめてみましょう。

下段真ん中の2貫はスミイカ。鹿の子に包丁目を入れましたが、しっとり感に溢れています。
旨いイカですね。この中で一番旨かったのはやはり金ムツの皮引きでした。


これがトウジン。深海釣りをしていると、イヤというほど食ってきます。ソコダラやホラアナゴなどとともに、ほとんどの釣り人が捨てている、かわいそうな魚です。


ベニアコウ狙いの前夜、夜ムツ釣りで仕留めました。ムツ科にはこのムツと、キンメなどのうれしい外道で食ってくるクロムツの2種がいます。
最近人気沸騰中のアカムツはムツと同じスズキ目で、ホタルジャコ科の魚なんです。
アカムツは釣り師ならすぐムツと区別ができますが、クロムツとムツはよく似ていますから、一緒くたにされている節があります。
関東海域では一般に、クロムツのほうが大きいようですが、いずれも10kg以上に成長する大きな魚なんです。
学者はウロコの並びで判断するといわれますが、釣り師は姿かたちで見分けます。
ムツは金茶色かかっているので金ムツ。クロムツはシンクロといわれるほど真っ黒なのです。


サヨリに似ていますが、ダツの小型。夜釣りでは光に反応して、船の周りに寄ってきます。
鋭く長いくちばしをもっていて、南の海に生息する大きなものは、白いダイビングスーツに向かって突進してくるので、ダイバーには警戒されているほどです。
これは仲乗りがタモで掬って持たせてくれました。
今まで一度の食べたことはありませんが、一見サヨリですから、同じようにいただきました。


この3種類にスミイカを加えて、ムツは焙りと皮引きにし、計5種類のにぎり寿司。


寿司用に切り分けたつもりですが、素人仕事ですね。

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1 コメント

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TBS番組 (松井勇武)
2019-12-06 20:45:51
突然失礼いたします。
TBSテレビの松井と申します。

このたび、番組内でトウジンのお写真を
使用させて頂きたいと思いご連絡させて頂きました。

ismmatsui@gmail.com
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