いつも的確にユーモラスに世相を斬ってくれる高橋純子さん。
今日の記事も素敵でした。
(政治断簡)私たちは、黙らない 編集委員・高橋純子
2018年5月14日05時00分
あっそうなのデベソなの。
出典は今もってナゾだが、幼き頃、くだらん屁理屈(へりくつ)をこねると母にこういなされた。
「はめられて訴えられているんじゃないかとか、ご意見はいっぱいある」
あっそうなのデベソなの。
「セクハラ罪っていう罪はない」
あっそうなの副総理なの。
無知であることは罪ログイン前の続きではないが、無知に開き直る無恥は罪、ましてや政治家であれば大罪であると、私は思う。
2008年、首相に就任したかの氏は所信表明演説で、「この言葉よ、届けと念じます」と初々しく前置きし、語った。「日本は、明るくなければなりません。(略)わたしども日本人とは、決して豊かでないにもかかわらず、実によく笑い、ほほ笑む国民だったことを知っています」
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それから10年。この国は、暗い。実によく冷笑し、嘲笑し、無恥な者が威張り散らす陰気で陰険な空気に覆われている。政治家が率先して範を垂れ、せっせと種をまいてきた結果である。
セクハラという人権侵害に対し、明確に自分の言葉で謝罪しないばかりか、加害者をかばい、被害を告発した側に非があるかのごとき発言を続ける。そのようなむちゃくちゃを、この国の最高責任者は我関せずと放置している。
かくして社会に垂れ流されるメッセージは。
逆らっても無駄だ。
お前たちは無力だ。
物理的に暴力を振るわれているわけではない。なのに力ずくで抑え込まれたような、口をふさがれたような、恐怖と屈辱が身の内で膨れる。
「1億総活躍」だと。
「女性が輝く社会」だと。
ちゃんちゃらおかしくて、ヘソで茶を沸かしてしまったではないか。
ぶぶ漬けでもどうどす?
この続きはこちらをご覧ください。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S13492543.html?rm=150
「それから10年。この国は暗い。実によく冷笑し、嘲笑し、無恥な者が威張り散らす陰険な空気に覆われている…かくして社会に垂れ流されるメッセージは…逆らっても無駄だ、お前たちは無力だ…力ずくで抑え込まれたような、口をふさがれたような、恐怖と屈辱が身の内で膨れる」https://t.co/B1BXF3c0nD
— 冨永 格(たぬちん) (@tanutinn) 2018年5月13日
「かくして社会に垂れ流されるメッセージは。
— 早川タダノリ (@hayakawa2600) 2018年5月13日
逆らっても無駄だ。
お前たちは無力だ。」:
(政治断簡)私たちは、黙らない 編集委員・高橋純子 https://t.co/gib3EwNR77
「『私はあなたのもの』にぎゅううと胸が痛んだのは、1週間前、『私は私のもの』という訴えを聞いたからだ。
— 瑠奈 (@LuNarcisse4450) 2018年5月14日
東京・新宿駅東口の広場。「私は黙らない」というイベントで、学生や主婦、女性も男性も次々マイクを握った。 」
高橋さん、来てくれてたのか。https://t.co/023b5xfwK4
毎回楽しみな高橋純子さんのコラム。セクハラに寛容な政権へのキツイ批判。某家具店のI’m yoursスリッパへの言及が嬉しい。
— 机 美鈴 (@m_tsukue) 2018年5月14日
私たちは、黙らないhttps://t.co/PSMEDfFUTj pic.twitter.com/T2FrB3JsI7