国会で野党が審議拒否をしていることに
野党の方に批判が高まっているとか。
どうして「野党の審議拒否」ではなく
「与党の審議強行」と言わないのか不思議です。
よく「北朝鮮とか問題山積なのに野党は」と批判しているけれど
野党にどんな質問をしてほしいか聞いたことがありません。
たとえば、「北朝鮮ガー」と言ってますが、
「日本は蚊帳の外」と安倍さんに追求してほしいのでしょうか?
野党を批判したいがための批判ではないでしょうか。
いまは国会テレビやツイキャスでは生中継しているので
批判をしている人に
ニュースで切り取られた国会ではなく
生の国会を見てほしいです。
いかに安倍政権が不誠実かが分かりますから。
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きのう、西日本新聞にこんな記事が。
今から5年前。
東京で政治取材を担当していたある夜のことだ。
酔って帰宅した安倍晋三政権の政府高官が番記者たちに、
こうつぶやいた。
「極端なことを言うと、
われわれは選挙で『戦争したっていい』と
信任されたわけだからね。
安全保障の問題とか、
時の政権にある程度任せてもらわないと前に進めない」
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今回は、「若者と政治をどう繋げるのか?」
というテーマのトークショーにさんかしましたので
その内容を紹介します。
主に「若者分析」をされています。
結論としては
『若者は将来に不安に感じてる人が多いので、
その不安と政治とが繋がっていることを
イケてる感じでブランディングすることが出来れば
興味を持つ人が増えるのでは』
ということでした。
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●若者と話す時に上から話してしまう
⇨横から話す
⇨どんなことを考えてるかを探る
●テレビを見なくなったというのはホントではない。
⇨たしかにテレビそのものは観なくなったが
TWITTERで廻ってくるテレビ動画や
アメバTVなどで動画を見る時間はあまり変わっていない。
ただ、自分の好きな時間に観る。
●若者は身の丈思考
⇨平成生まれはバブル終わったあとなので右肩下がり慣れてる。
⇨「いまの生活を大切に」→向上心がなくなっている。
⇨情報もタダで当たり前になっている。
⇨自分の将来よりも日本の将来が心配。→とくに北朝鮮が心配
⇨進学よりも就職が心配。
⇨とくに単身20代の女子は老後に不安
「身の丈思考」
⇨小さいという意味ではなく、自分が成長すればイイと思っているので
「いまは車はいらないけれど、成長すれば必要になるかも」
●「競争」ではなく「協調」「連携」したほうが効率的
⇨たとえば、SMAPは木村くんとか個の力で人気になったが
嵐はチームワークで人気になった
●「情報格差」の変化
⇨日々、情報の洪水。LINEは一日100件
その環境で「情報を受け取らせる」ことが難しい。
TWITTERの140文字でも読みのが億劫な若者にとって
政治的だと長くなりがちなので、
そもそも読まない。
⇨小さい頃から、2ちゃんねるとかに慣れているので
情報は受け取るものではなく
双方向に慣れている
⇨ネットで検索すれば、食べログとかでみんなの集合値が分かる
⇨どうしてWikipediaを使ってはいけないのか理解できない。
二次・三次情報ではなく、
一次情報にあたることの大切さを分かっていない。
⇨発言(喋り)が下手になっている。
それはSNSでは何度も書き直せるから。
⇨テレビ情報だけでは信じない。
テレビ情報と同じ内容のツイートが
4つぐらい目にすると信じる。
●コミュニケーション
⇨昔は連絡先を知るためにコミュニケーションを取ったが
いまは、LINEなどで先に連絡先を知っていて
ダメになると簡単にブロックをすればいいという考え方。
●SNS
LINE→コミュニケーションツール
TWITTER→討論用
(罵倒のしあいが多かったり
社会問題ネタが多いので
日常ネタを気軽に呟けなくなっているので離れる人が多い)
Facebook→大人向けの情報ツール
Instagram→いま一番、気軽に呟ける
(とくに「ストーリー」は24時間でツイートが自動削除するので気軽)
●周りの目
⇨「人とうまく付き合いたい」
「周りからどう見られているか」がとても気になる。
そのため自分の意見を明言はしない。
⇨「わたしは思う」ではなく「わたし的にはこう思う」
⇨自分の意見を尋ねられた時に、
「みんなはこう思っています」と答える。
⇨相手の立ち位置によって、自分の意見を変える余地を残す。
⇨正解はしなくてもいいから、間違えたくない
⇨「なりたい大人」はいないが、「なりたくない大人」のイメーがある人は8割。
⇨「I」から「We」の時代に。
ただ、タレントの人気では松岡修造だったりマツコデラックスだったり
憧れとしては「個」のしっかりしてる人
●家族観
⇨親がとても好きな人が多い。友達関係
⇨昔だったらサザエさん→ちびまる子ちゃん→クレオンしんちゃんだったり
一つの家族像で描けたが、
いまは腹違いやLGBTなど多様すぎて描けない。
⇨昔は家族と仲良くしていると「だせー」という感じだったが
いまは家族旅行の写真をどんどんInstagramに上げている。
⇨家族というよりは仲間意識。
それは親世代がバブルを経験して、子供にも自由を認めているから。
●恋愛観
⇨恋愛をする人は減っていると言われているが
「恋愛をしたい」マインドは変わっていない。
⇨けど、しにくくなっている。
みんなSNSで繋がっているので
一つの所属(学校とか会社とか)で恋愛がダメになると
みんなにバラされてしまうからリスクが高い。
⇨そこでネットで「全く知らない人」と出会うケースが増えている。
「間違えのない相手と、効率的に、恋愛したい」
→忙しいし、一人の人と相手にするにはリスクも高い
●「周りからどう見られるか?」で行動してる
⇨自分が「こうしたい」時に、
その行動をすれば第三者からどう見られるか
考えて行動するから
ほんとにしたいこととは違ってくることが多い
⇨「だから最近の若者はわからない」と言うが
この辺りを理解できれば
返って分かりやすい。
⇨3つのわたし
1.世の中のわたし→世間とずれていないか
2.所属の中のわたし
3.ほんとのわたし
●若者がSNSに政治的な発言をするために
⇨もし政治的な発言をしたらどう見られるか不安
⇨そもそも「政治的な思考」がない。好きな食べ物の思考がある。
たとえば、「トランプについてどう思う?」と聞かれても
「はあ」というリアクションになってしまう。
⇨「未来が不安な若者が多い」のだから
「自分の生活と、政治とか繋がるイメージ」が出来ればいい
⇨芸能人とかが「イケてる政治的なツイート」すれば
それが若者に広まるかも
⇨「議論しない」→「協調するために」読み合いになっている
⇨「小泉進次郎ってイケてる」は話題にできても
「小泉進次郎の政策はどう思う?」は話題に出来ない。
⇨導線は『イケてるイメージ作り』が大切。
そのイメージに裏側に根拠をもたせる。
●若者がどうして選挙に行かないのか
⇨政治のことをわからない自分が投票して
失敗するのが怖い。
逆に言えば、責任感が強いから投票できない
⇨そういう人は一生投票しない
●多様性と言われているが
⇨学校でも障害児と一緒に教室ではなかったり
ほんとの異質なものとふれあう経験が少ない。
⇨ただ、経験がないだけで否定的ではない
⇨異質なものという意味では政治も同じ。
スウェーデンでは学校に政治家がよく来る