やおぶろ vol.2

スキー大好き、やおりのブログ。

人のふり見て…。

2006-05-10 | notes(雑録)
気になる記事↓抜粋。


「x」ない方程式など、
中学教科書に誤記208か所


 今年4月から中学校で使用されている9教科、134冊の教科書のうち、65冊に計208か所もの記述ミスがあったことが9日、文部科学省の緊急調査で分かった。

 記述ミスはすべての教科に見つかった。例えば、英語の「something」のスペルに「h」がなかったり、数学の2次方程式の「x」が抜け落ちていたりといった誤記や脱字が多かった。保健体育ではグラフの記述ミスも見つかった。
 最もミスが多かったのは国語で、「ひらがな」を「ひらなが」と誤ったり、「目の前」の「目」に「ま」とふりがな表記したりした事例があった。

 こうした記述ミスは文科省の教科書検定でも見逃されており、文科省教科書課は「非常に残念な結果。今後は間違いゼロを目指し、教科書検定にも万全を期したい」と話している。
(2006年5月10日 読売新聞)


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見出しを見て、一冊の教科書に208もの誤記が? と驚きましたが、
いろいろ合わせて208か所なのね。

とはいえ間違いだらけの教科書、これ問題です。

出版社の校正がずさんだったのが一番の原因でしょう。
教科書検定に合格さえすればそこで校了(=校正終了/全ての誤字
脱字が解消されたと見なす)なのか…。

文科省の仕事ぶりも疑わしいぞ。
「非常に残念」って、そりゃこっちのセリフだよ! って話でしょ。
「今後の検定は万全を期したい」とか言ってるあたり、これまでは
ゆるゆるチェックでした~、と暴露しているも同然?

確かに、教科検定は内容精査が目的だから校正まではしないだろう
けど、少なくとも通読はするはずで、誤記があれば気付くだろうし、
それを正すよう指示はできるんじゃないのかな。
今の時代みたいなゆるゆる教育を、誤記だらけのゆるゆる教科書で
やられちゃったら、ゆるい子供しか育たないんじゃないか?


ものが教科書なだけに、慎重に慎重に、と作っていると思ったけど、
ずいぶんヒドイのね。

情けない。

でも他人事じゃない。

本づくりに携わる人間として、襟を正したニュースでした。


特に、冬のあいだ遊んで暮らすわたしは、毎年この季節は
「仕事ってどうやるんでしたっけ?」
なんつって、かなりへらへらしてますから。

ほんと、気をつけなきゃ。



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