八尾北医療センター労働組合

藤木 好枝 執行委員長

全国水平同盟高槻支部結成大会(10月5日 ごご3時 高槻市立文化会館)をともにかちとろう

2014年10月02日 | 民営化との闘い
9・21闘争で、劇的に大挙登場した高槻市富田園芸協同組合の労働者が、11月30日に迫った高槻市による植木団地追い出しと絶対反対でたたかうために、10月5日全国水平同盟高槻支部を結成します。

要項は以下の通りです。

全国水平同盟高槻支部結成大会
と き 10月5日(日) 午後3時~
ところ 高槻市立文化会館3階306号室




緊急300万円カンパアピール

植木団地闘争緊急300万円カンパのお願い


平成26年10月1日
                      〒569-0824大阪府高槻市川添1丁目 
高槻市富田園芸協同組合(植木団地)
Tel:072-693-0056 Fax:072-693-0058
Mail:ueki-danchi@samba.ocn.ne.jp
〒569-0046大阪府高槻市登町60-31・4F
      大阪北部ユニオン気付
全国水平同盟高槻支部
Tel:072-674-8687 Fax:072-674-8665

全国水平同盟の皆様、全国の闘う労働者・労働組合、学生の皆様へ

 秋晴の候、皆様におかれましてはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
私たちは高槻市富田園芸協同組合(以下「植木団地」とします)と申します。この度私たちが受けた、高槻市による植木団地に対する一方的な立ち退き通告について、皆様に応援していただきたいと考え、発信させていただきました。 

 高槻市は、「緑の基本計画」「緑の発信源」をキャッチフレーズにしています。私たちは38年前、そのような高槻市の方針を受け、富田の地場産業とされる植木産業を促進するための植栽地として、高槻川添の地に、およそ27000㎡にもわたる「植木団地」を創設いたしました。しかし、昨年11月29日、高槻市が前触れもなく今年の11月30日に退去をするよう「一方的に」命じてきました。38年間組合員が「緑」を通じて培ってきた汗と涙の賜物(たまもの)を、高槻市は奪い去ろうとしております。私たちは、高槻市地域住民の理解を求め、この決定に断固反対で争う覚悟であります。
 
 「高槻市緑地環境の保全及び緑化の推進に関する条例」(高槻市条例44号)には、「第1条 この条例は、高槻市環境基本条例(平成13年高槻市条例第10号)の理念にのっとり緑地環境の保全と緑化の推進を図ることが(中略)市民の健康で文化的な生活の確保と福祉の向上に資することを目的とする。」と述べています。高槻市は、「緑」を推進していくための条例を制定し、「緑」をもって、私たち高槻市民の健康的、かつ文化的な生活を促進(そくしん)させていくことを市の方針としているのです。
このような条例があるにも関わらず、私たち高槻市富田園芸協同組合に退去命令が下りるとは考えてもおりませんでした。

 私たち植木団地では、本業の植木産業、造園産業を行うだけではなく、地元中学生を対象にして、生き物の大切さ、緑の素晴らしさを体感してもらう為に、職業体験として、園芸実習(剪定(せんてい)、挿し木(さ き)、ユニファー鉢植えづくり)などを実施してきました。実際の造園技術だけでなく、人との接し方や、仕事をすることで大切なことを学ぶことができた、と感想文に記してくれた生徒さんもいらっしゃいました。
 この他にも、高槻市からの通達によってバラバラとなった組合を一つにまとめるために、昨年、植木団地主催の盆踊り大会なども開催し、大盛況に終わりました。今年、第2回目も実施する予定でしたが、今年になって、高槻市が開催場所の使用を許可しなかったため、盆踊り大会を開催することが出来ませんでした。
 高槻市は、「緑」を通じて様々な体験をすることができるこの活動を、私達の生活する空間ごと、奪い去ろうとしています。このような高槻市行政の横暴(おうぼう)は、断じて許すことができません。

 私たちは植木団地をよりよい組合としていくために努力しております。
例えば、組合内の規律の強化です。前理事体制時に行われていた無駄な資金繰り( しきん ぐ)(配線のつながっておらす、まったく機能していない防犯カメラ代)などの問題を追及し、ずさんな理事体制を改善いたしました。また、税金に困窮(こんきゅう)している組合員を鑑み、区画内に山積みにされた残土やゴミ、不法投棄処理などをボランティアとして行い、処分代金を最小限に抑えました。現理事体制ではこれまで以上に厳格な規律を定め、クリーンな組合となるよう心がけております。
 また、かつては毎月150万円も水道代金を費やしていたので、組合管理経費削減(さくげん)の為に組合内で井戸も掘り起こしました。この井戸は今も定期的に点検を行い、有効利用をしております。
 これらはひとえに、植木団地と、植木団地に属する若手、中堅、高齢の組合員、そしてなによりも高槻市民の為に活動してきたものです。

 私たちは後進の育成にも力を入れております。植木職人は一人前になるまでは少なくとも10年はかかるといわれております。そういった長期的な後進育成を促進するために、組合では、植木職人の経験がない方には、例えば、10万円かかる区画内の土地代を5割で提供し、1年ごとに1万円ずつ土地代を上げるシステムを導入しております。これらは、新しい若者が入りやすいように考えたシステムでありますが、高槻市からの退去の命令が横やりとなり、頓挫しかねません。
 地場産業を地域に理解してもらうための職業体験や、後進育成のシステムの樹立は、高槻市が施行した「高槻市緑地環境の保全及び緑化の推進に関する条例」に即した、とても有意義な活動であります。高槻市は自らの条例に即したこの活動を、そしてなによりも、私たちの働く場である植木団地を奪おうとしております。

 現理事体制となって、ようやく経費の削減が成就し、この土地を利用したこれからの事業計画を立てていた矢先に通告された高槻市からの一方的な退去命令で、組合員の士気はさがり、植木の仕入れはままなってない状況となっております。このような状況の為、仕事にも身が入らず、仕事をやめてしまう若者もいる現状であります。

 植木団地の闘いは、西郡・八尾北をはじめとした、全国、全世界の労働者・労働組合、学生の皆様の、「すべてを奪い返す!生きさせろ!」の闘いとひとつです。私たちはこの度、全国水平同盟高槻支部として、皆様と団結することになりました。皆様との団結をもって私たちも戦い続けていきたい所存であります。 
 私たち植木団地は、税金対策や地代低減により、限りある資金を運用しながら活動しております。植木を養生(ようじょう)するための水も、組合内の井戸水を利用しながら、節約を行っております。しかし、現在準備を進めています裁判闘争の費用や供託金など、必要となっている多大な闘争資金に追いつくことはできません。
 そのために、 植木団地闘争を闘い抜くための緊急300万円カンパを闘う仲間の皆様にお願いすることにしました。私たちは高槻市から、今年の11月30日をもって立ち退きを命じられている現状にあり、一刻の猶予を争う状況にあります。ぜひ皆様のご協力を頂けますよう切に願っております。

 皆様のご理解を深めていただくため、私たち植木団地では、今回の問題に対する抗議文をYoutube上にて掲載しております。ぜひ一度ご覧ください。
「植木団地抗議文」 https://www.youtube.com/watch?v=c87gHByY66c
 10月8日には、「植木団地抗議文2」も掲載予定になっております。
 また、メールアドレスを登録していただければ、植木団地をめぐる日々の攻防の状況をお伝えする「植木団地メール」を日々発信させていただきます。

 私たちは、この高槻市からの一方的な命令に断固反対していき、戦い続けていきます。
そのためにも、何卒ご協力お願いいたします。


[緊急カンパ振込先] 植木団地闘争支援基金
ゆうちょ銀行【店名】四一八 【店番号】418 【預金項目】普通預金
【口座番号】7416226 【口座名義】タカツキシトンダエンゲイキョウドウクミアイ


 
9・21デモ

 全国水平同盟のブログへ 高槻市立文化会館の地図やカンパアピールがダウンロードできます 



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