山里ひぐらしの小径

木曽路の入り口、岐阜県中津川市から
人と自然とのかかわりをテーマに、山里、植物、離島など。

FMラジオに出演

2007-12-14 | 山里
本日、恵那・山里の聞き書きのPRで、多治見のコミュニティーFMに出演してきました。20分もお話しさせてもらった。
一体何人の人が聞いてくれたのでしょう……

ペラペラと、結構言いたいことをしゃべりました。
そのあと、柿を食べました。

山里の聞き書きは、私と、元地域雑誌編集長で今は図書館司書のユッコさん、高校国語教師のアッコさんという強力なメンバーで女3人かしましく編集部を作り、書き手に一般の参加者(協力者)を募集して進めます。
実は今年のお正月に旗揚げしたのだが、ほとんど進んでおらず……
いくら強力メンバーでも仕事をしなければあまり強力ではないのですが
とにかく少しでもやっていこうじゃないかと
頑張っているわけです。

これこそ大切な私の仕事なのだけれど、なぜかほかのことに圧されて
時間がとれていないことに、反省しきりであります。
こういうことでは、「あ~しまった」の人生になってしまうなぁ……

東白川村をふるさととする人からも今日連絡があった。
彼は東京に出て民族文化の記録の仕事をしている。
これからもっとそういう方面に首をつっこんで
一緒にやっていかなければ
と、その分野の人たちとかかわるたびに思う。

街の植物観察

2007-12-14 | 植物
昨日は月に1度の街の植物観察デーでした。
また、鶴舞公園で行いました。

先月見たメマツヨイグサのロゼットが、ますます勢いづいて広がっていました。
よくもあんなに1枚の葉を伸ばせるものです。端から端まで、ロゼットの直径は70センチぐらいありました。

この日の収穫は、セイバンモロコシとコスミレでした。

最初、ヨシそっくりの草が立ち枯れていたのです。
しかし湿地でもないので、不思議でした。
図鑑を調べ、調べ、ヘンだけど、ほかに当てはまるものもないし、
まあヨシかもってとこであきらめよう、と思ったとき
ふとセイバンモロコシのページに目がとまり……

セイバンモロコシの夏姿はとてもよく知っているのですが
今の時期には枯れているので色もなく、思いつかなかったのです。
しかしながら、都会に生えている草だとしたら、まず帰化植物を疑えばいいのですから、もしやと思い、みんなで図鑑を読み込みました。

なぜかこのときはずっとルーペを使わずに調べていたのですが、
あきらめかけたとき、ルーペで果実を見ると、「殻」に細かい毛が密生!
持っていた日本帰化植物写真図鑑(全農教)の巻末の種子の写真一覧で、ばっちり同定できたのです。(この図鑑はスバラシイ! 全農教は植物関係のすごい本たくさん出しています)

こういうときは、「あ~~~っ! あった~!!」
と大声になります。つい。
私、いちおう講師なんですが、受講生の皆さんとレベル変わんないのかい??

それにしても、この講座はいわば植物ド素人の方たちとやっているのですが
それにしてはかなりレベル高いと思います。
花のない草を調べたり、枯れたあとの草を調べたり。それを当然のようにやってるんですから。
皆さんよくついてこられるものです。

この講座で学んでいただいているのは、植物の見方、調べ方と、調べる喜びです。
ルーペ片手に、毛をみたり、ざらつきを見たり、葉鞘を見たり、「のぎ」を見たり、雄しべと雌しべを見たり。
みなさん必死で持っている図鑑を読み込んでいます。
そんな風に左脳を使っていますが、
花をルーペで見たときの感動は、「うわ~っ! かわいい~」の声で表現されます。

12月だというのに、イヌホウズキはいまだ満開状態に咲き誇り、
何より小さなコスミレが咲いていたのに感激。
コハコベも咲いていました。
セイヨウタンポポはいっぱい咲いてました。