そういえば、オーストラリアに行く前、ニュージーランドからだと
日本から行くより、はるかにチケットが安いと、ニューカレドニアや、
トンガ、フィージーなど、聞いただけでリゾートな島々への旅行をする人が多かったので、
じゃあ折角だからと、タヒチに行った
。
日本からならウン十万円の所に、ついでだからと行くあたり、
安いことに弱く、思いつきで何でも試してみる気楽な性格ならでわ…
でも確か当時は350NZドルぐらいだったんじゃないかな…15年以上前だけど。
ニュージーランドで知り合った女友達と二人、空港に降り立った時の感想は、
今思えば、アジアの気候を思わせる蒸し暑さだった。
海辺の市場には、ハエがたかっているものの、鮮やかな色の果物や
でっぷりとしたおかあちゃんたちが、パレオ(バリのサロン風)をまとい
(これも鮮やかな色)庶民の雰囲気の中にも、
今まで見たことないイメージの世界が広がっていて楽しかった。
バニラスティックを見つけて、感動したのが印象的。
早速気に入ったパレオを見つけ購入。
イルカの模様入りで水色の、バリのサロンより薄くてガーゼの様なやさしい肌触り。
自然の理にかなっていると、感心したりもしたお気に入りのパレオ
バリでも使っていましたが、水が悪いのか、日差しが強いのか、使いすぎか
もうボロボロで、たんすの肥やしとなっています…
(でも、捨てられない…
)
本島か離島かどっちにある都市の名前か忘れましたが、パペーテだっけ?!
(もし間違っていたら、読んでいる方心の中で突っ込んどいてください
)
とにかく有名な離島へ着き、当時、ビラたるものがどんな感じか知らない頃に、
バックパックで乗り込むあたり、顰蹙だったかも。
ただ、ビラのベットがキングとシングルの二つで、誰がどっちに寝るかで、
まず話し合い。私はどこでも寝られるので、シングルでいいよと譲り
街に出るのですが、カップルで行くべきところなんだと、改めて実感。
まあ、めげずにウロウロした感想。タヒチはフランス領。物価が高いのです
レストランで食べると1食千五百円はするので、ひたすら30円のフランスパン
(さすがフランス領あんなに長いのに30円)とバター、ハム、チーズなど
安いものを買ってバケット三昧。
本当に3食サンドイッチでしたから…
1週間のタヒチ滞在の中、ダイビングの免許を持っている友達は、
絶対ダイビングがしたいとの申し出、当時免許のない私は、体験ダイブをするという事で
彼女が潜る間待っていたら、血相を変え非常に興奮して戻って来るなり
「最高~~~~~
」
とのご感想。
さすが海に囲まれた島。
水面から見てても浅く見えるほど透明度の高い海。
海底の真っ白の砂、海の色は水色じゃあなく、”透明”なんです!
魚が泳ぐとかの問題ではなく、見るだけで気持ち良さそうな海。
毎日、小船でビーチへ行くのですが、いつもその小船から、
ドボンと水面に落ちて行きたい心境にかられ、思い出しただけで、酔っ払いのような気分。
本当に天国です
そしていつか私もダイビングの免許を取ろうと思うのですが、
一度あの綺麗な海を知ってしまったら、ゴールドコーストさえも、濁って見えるから
タヒチの海、罪です…
そして、脳天気な私たち、滞在後2日という頃、水着を部屋の外に干したまま熟睡し、
翌朝、友達の「目覚ましがない!」
と言う声に起こされよく調べると、カメラ、かばんや水着、財布がなくなっておりました。
「ゲッ泥棒…」
と気がつき、そういえば鍵をかけて寝ることなんて意識していなかったなと反省。
早速フロントへ連絡し、警察へ通報してもらいました。
ありがたいことにバックパッカー生活は身についているので、貴重品はお腹に巻いていて、
パスポートやチケットは無事。
又、海外保険に入っていたので、紛失物調査の際の申告は、ちょっと多め…
確かに取られた覚えのある物以外に、
「タグホイヤーの時計、レイバンのサングラスなども、持ってたよねー」
…とちゃっかりもしていました。(←時効ですよね
)
でも、そんな中でものんきな私、フランス語の警官にフロントのパレオが制服?
っていうお姉さん(タヒチの人は裸にパレオ1枚の人が多いけど、それが普段着なのかも)
が、通訳に入ってくれて事情聴取。とんでもなく時間がかかりましたが
その頃のカメラはフイルム式、撮った写真の大きな損失にもならず、
又、被害は物だけだったのが救い。
でも、一文無しになってしまい、事情を知っているホテルの方々から
夕食をご馳走してもらうことになり、他選択のない私達は、遠慮なく頂きました。
それがタヒチで食べた一番のご馳走だった事は、言うまでもありませんが…
で、保険金は一部ニュージーランドに戻って請求し無事その後カメラを購入し、
フイルムの無駄遣いを続けるのでした。
でも、これが泥棒体験、初めてじゃなくて
なんだか、話が遡ってばかりですが、オークランドのフラットでも、泥棒に入られ
家に帰ったら引き出しなどぐちゃぐちゃ状態。
あれは怖かった!
もちろん、そこでも海外保険のお世話になっているんですが、
ありがたき、海外保険様。
と言うことで、次は、オーストラリアの残りを書こう。