タケ・タケ・エヴリバディ!

当ブログは「竹と生きる・竹を生かす」をメインテーマに、管理人の田舎暮らしの様子をお届けします。

破壊的イノベーション

2024年08月27日 | 徒然なるままに

お盆の頃に見たNHKの某テレビ番組で特集されていた、「破壊的イノベーション」という言葉がボクの頭の中に今も強烈に残っています。

「破壊的イノベーション」というのは、ハーバード・ビジネス・スクールの教授だったクレイトン・クリステンセン氏が1997年に著書『イノベーションのジレンマ』で提唱したイノベーションモデルのひとつで、既存の事業の安定した状況を打破し、その事業の業界構造をガラッと変化させることを意味します。

その逆の意味を持つのが「持続的イノベーション」です。「持続的イノベーション」とは、既存製品の性能を徐々に向上させるタイプのイノベーションのことです。 テレビが白黒からカラーに変わり、ハイビジョンへと変化していったのが持続的イノベーションのわかりやすい例といえるでしょう。 「テレビ」という製品そのものは変わっていませんが、機能が徐々に向上しています。

番組の中では、ノーベル賞を受賞するような発見や発明をするためには「持続的イノベーション力」ではなく「破壊的イノベーション力」が必要であると主張しており、「持続的イノベーション」だけを推進する企業は衰退する…とも述べていました。一方、日本人は既存のものに改良を加える「持続的イノベーション」は得意ですが、既存を打破して新しいものを生み出す「破壊的イノベーション」は苦手であることも、番組の中で語られていました。たしかにその通りかもしれませんね。まぁそれも必要な能力なんでしょうけどね。

最近流行りの「AI」ですが、これは膨大な過去のデータに基づいて最適解を見つけ出すシステムですから、「AIからは絶対に破壊的イノベーションは生まれない」のだそうです。「破壊的イノベーション」は、人間のみが成せる技だということです。すばらしい!ちょっと嬉しいですね。

で、番組内では「破壊的イノベーション力」を培うためのトレーニングとして、「新しい単位を作る」という課題を紹介していました。実際にアメリカの某大学では、この課題を学生たちに与えているそうです。番組内でも、「世の中には存在しない新しい単位を創る」という課題に、視聴者やゲストが一生懸命に頭を悩ませて、発表していました。なかなか面白いかったです。

番組を見ながら、ボクもいろいろ考えてみました。

●アクセス数が上がらなくてもブログを更新し続ける意欲の単位
●失敗してもくよくよせずに新たな挑戦を続けようとする単位
●他人の幸せを自分のことのように喜ぶのことができる単位
●他人の失敗を許してやる心の広さの単位

どうかしら?

まぁ、どの単位も「どう数値化するか?」っていうのは極めて難しいんですけどね。

 

コメント
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