2014年7月31日(木) 霧のちに小雨
ロープウェイ山頂駅→姿見平→旭岳→石室→ロープウェイ山頂駅
雌阿寒岳から下山して直ぐに移動した。目的地は旭岳温泉の大雪山白樺荘ユースホステル。まずは足寄を経由して、高速道路に乗り富良野へ、そして美瑛を抜けてやっと目的地へたどり着く。宿泊者はYHらしく、外国の旅行者が多かった。部屋は相部屋、関東近県の方達で、やはり大雪山を目的に来ているという。食事も美味しく、ここに来てやっと野菜サラダにありつけた。デザートも大盛りで出されが、ビールとご飯でお腹は満腹状態だ。お風呂は100%源泉掛け流しがうたい文句だが、明日下山後に湧駒荘の日帰り入浴へ入ることにした。湧駒荘といえばソチ五輪のスノーボード大回転で銀メダルを獲得したあの竹内選手の実家だという。源泉は敷地内に大きなものが5ヶ所、これらすべてが浴室から60m以内の場所にあり、加熱や加水の手を加えず、源泉掛け流しの温泉だというから楽しみだ。YHの食事は賑やかだ。何しろ意味不明の外国語が頭の上を飛びかっていて、国際色豊かな食事だった。勿論、全員が和食である。日本人のおじさんグループは一ヶ所のテーブルに集まり、山の話しに、観光の話しにと、ビールを片手に花が咲いていた。同室の方達は朝一番のロープウェイに乗車するということで早出をするらしい。そして、朝になりゆっくりと朝食を食べてから出発する。旭岳山頂を往復するだけなので、別に早出をする必要もなければ焦る必要もない。むしろ、観光気分の方が強く、久し振りに温かいみそ汁とご飯が食べられただけでも嬉しい。今日の天気予報では曇りのち晴れとなっていた。
<チングルマの果穂>
<姿見平>
<火山礫の尾根道>
<旭岳>
<山頂は終始ガスの中>
<サッサと下山>
<石室>
大雪山の鐘
眠れ旭岳の山の友 夢に故郷見て眠れ やさし父母の詩をきき
安き心で眠れよや 眠れ旭岳の山の友 静かに永遠に眠れようや
眠れ旭岳の山の友 夢に故郷見て眠れ やさし父母の詩をきき
安き心で眠れよや 眠れ旭岳の山の友 静かに永遠に眠れようや
たとえ5時間ほどの山歩きでも、山の厳しさは変わらない。下山すれば天気はそれほど悪くなく、横殴りの雨が信じられないほどだ。いずれにしても何もなくて良かった。今日の宿泊は美瑛のペンションを予約している。その前に、源泉掛け流しの日帰り入浴、湧駒荘(日本秘湯を守る会の宿)へ立ち寄ってみた。まずはフロントで受付を済ませ案内に従って奥へ行く。湯船は3つあり、どれも泉質が違うらしい。石鹸はないがボディーソープ、リンスはあった。日帰り入浴と宿泊者の利用できる温泉が違うようだ。5つの源泉、三種の湯となっていて「神々の湯」「ユコマンの湯」「シロコの湯」となっている。そのうちで利用可能な日帰り入浴は「神々の湯」だった。フロントの前には最近発売された竹内選手の『私、勝ちにいきます』というタイトルの本と写真が飾られていた。そして、北海道の夏休み最後の温泉にゆったりと浸かり、移動ついでに「青い池」に立寄ってみた。
青い池
ペンション前からの美瑛の丘
これで夏休みの計画はほぼ終了となる。明日の朝は食事前に美瑛の丘を散歩して、主だった観光地を回りながら小樽へ戻る予定でいる。山の天気は5割だったが、どの山も個性ある山だった。残雪の風景を考えていたが、花の咲き具合をみると時期的に遅かったように思える。しかし、今年は良い思い出ができた。
通しで拝読させていただきました。
いずれの山も、自分で歩いた時と同じ天候だったようで、失礼ながら、思わずにんまりとしてしまいました。
雨にあたっての強風の羅臼岳、翌日ピーカンの斜里岳はまさにそれで、大雪のガスなんか同じですよ。それでも意地で間宮岳経由で周回しましたけど。
大雪のYH、いい感じですね。YHは、つい敬遠してしまうのですが、今や、こんな国際交流の場なのですね。
そういえば、大雪を歩いた際、アメリカ系の方が淀みの温泉ですっぽんぽんで浸かっている姿がいまだに忘れられませんよ。
あんぱんさんには、まさに充実の夏休みでしたね。それでも「ほぼ終了」とはまだあるのですか?いいですねぇ。
夏休みなんか、私の職場では勝手に3日間なのですが、これからです。
実は幌尻を予定しているのですが、どうなることやら。ラッキーな天気を祈るばかりです。
すっぽんぽん、忘れられない、これって、もしかして、女性なんですね。山で羨ましい出逢いもあるんですね。^^
そうでしたか、ガスガスでしたか。それを聞いてホットしました。みなさん、いつも天気のいい時に登られているように思っていました。そして、幌尻、ついに百名山完登でしょうか。気を付けて楽しんで来て下さいね。レポ、お待ちしていますよ。それよりも、天気、晴れるといいですね。やはり、景色があると楽しさも倍増しますから。
旭岳には2度登っていて、一度はあんぱんさんと同じような天気でしたが、もう一度は秋晴れで、大雪山系、十勝連峰、東大雪などの広大な展望が得られました。
大町桂月が「大雪に登って山の大きさを知る」と言った通りでした。
「勇駒荘」は良い宿です。
風呂も素晴らしいですが、ロビーにある大きな暖炉の前でウトウトする気分がここならでは、と思えました。