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第2回『信仰と神秘の山、苗敷山ハイキング』を実施しました。

2012-03-22 10:12:59 | インバウンド観光情報

韮崎市旭町「苗敷山」を知っていますか?                                                                           「苗敷山(なえしきさん)」は、標高1,035mの鳳凰三山前衛の山で、古くは平安時代より続く修験道と仏教が融合した山岳信仰の山でした。山頂部には、穂見神社奥宮本殿や明治時代の廃仏毀釈が実施されるまであった宝生寺の跡など、信仰に関わる遺構が残る文化財の宝庫です。また、苗敷山は、豊穣を祈願する信仰の対象であり、麓の集落である山寺には穂見神社の里宮が所在し、奥宮までの登拝ルートには、登り口からの道程を示す丁石が立てられています。

全行程は約6.0km、経験豊富な地元ガイドとハイキングを楽しみながら、信仰や歴史、山の神秘に触れる山歩きです。

集合場所は、県立北病院北側の松林がある空地、ガイドさんの号令に合わせ、ケガの無いよう準備体操を行います。

出発、本日の参加者は22名、今年初歩きの方が大半です。

穂見神社の里宮、拝殿に向かって左側に「苗敷山道初丁目」の丁石があります。

落ち葉が厚く堆積、踏みあとがまったくありません。

江戸時代に建てられた「石大鳥居」

中腹からの眺望

さらに登っていくと「水場」と24丁目の「丁石」、奥は「西行上人」と刻まれた天明7年(1787)の石碑が建っています。

奥宮へ続く石段、空気が冷たく、霊験あらたかな雰囲気が漂います。奥宮からは、先に到着した人たちの歓声が聞こえてきます。

穂見神社奥宮・正面

宝生寺の跡 石仏たち 真ん中は、印から「大日如来」と思われます。

奥宮の佇まいに圧倒されながらも、春陽のもとでのどかな昼食。

奥宮周辺を少し散策、西には「鳳凰三山」の堂々とした姿、奥宮はこの向きがいちばんいいと思います。

石段は苔むして滑りやすいため、慎重に下ります。

下りは快調、登りとは違うルートを降ります。

下りのルートには、梅の木がいっぱい、例年より大分遅い開花です。

集合場所に到着、恒例の整理体操。

山・トレッキング関係のパンフレットや今後のツアーのチラシをお渡しして終了、次回は6月「レンゲツツジの甘利山~千頭星山」をご期待ください。


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