６月１日から、ネット上で旅行商品の販売を始めます。
旅行業の新規登録を終え、（社）全国旅行業協会の会員にも
加えていただきました。
旅行商品の販売は機構の通常業務と区分し、お客様に旅行業としての
顔が見え易くするため、窓口の名称を「富士の国やまなし旅センター」
としました。そして今日、旅行業登録票を事務所入口に掲げ、旅行業者として
スタートをきりました。
なぜ、やまなし観光推進機構という公の組織が旅行業という民の分野にまで
乗り出すのか？という疑問をお持ちの方もいると思いますので、以下にその説明を・・・。
ライフスタイルの変化とともに、国内旅行の主流が団体旅行から個人旅行に
移行し、旅行者のニーズも多種多様化しています。しかし、従来のように出発地
の旅行会社が各地の観光資源を調べ上げ、旅行者に提供していくことには限界が
あります。
地域の魅力を活かした地域密着型のツーリズム、いわゆる着地型の旅行商品の
提供は地方に委ねられた形になりました。言いかえれば、地域の頑張りがそのまま
観光客数に影響することになります。
一方、県内各地では、地域を元気にするため各自治体や商工団体、ＮＰＯ法人
などが恵まれた自然環境や歴史、文化、産業、県産品などを活用した様々な体験型
ツアーを企画しています。しかし、こうしたツアーを実施する際、交通、宿泊等が
伴う場合は旅行業法の適用を受けることになりますが、旅行業の登録を受けるに
は、資格や多額の経費が必要になります。
そこで、機構自ら旅行業の資格を取り、旅行者と地域の企画を結びつけ商品化
するとともに、地域をよく知る皆さんとともに新たな資源を発掘し提供することに
より、継続的に誘客を図っていく役割を担うことになりました。
とはいえ発足して２ヶ月足らず、いくら熱い思いを持ったスタッフといえども
準備期間が短すぎます。まだまだ十分とは言えませんが、第１弾ということでお許
し頂ければと思います。そして、是非これらのツアーに参加していただきご意見等
いただければ、また、こんな楽しみ方があるよ、などアイディアもお寄せいただけ
ればと思います。
「山梨ならでは」にこだわり、地域に愛着と誇りをもって第２弾、第３弾を発信
していきたいと思います。
Ｋ．Ｎ
