先週10.10(月)は穴を空けて休刊となってしまいました。2週間ぶりのご無沙汰です。
劇団夢桟敷「週刊月曜日」
〈第21号 2022.10.17発行〉
https://yumesajiki.jimdofree.com/
※バックナンバーを見れます。
◎ 井上弘久独演「椿の海の記」
原作 石牟礼道子/出演 構成演出
井上弘久/音楽 吉田水子(生演奏)�時 11月23日(水)祝日
開場16:30 開演17:00�会場 熊本市国際交流会館A広間
入場料2000円
お問合せ 劇団夢桟敷
090-4581-5190 yumesajiki @ybb.ne.jp
👉熊本公演準備・宣伝と会場下見
(山南)
10月11日(火)12日(水)井上弘久さんが来熊。
同い年の古希70歳ながら、「椿の海の記」俳優&構成演出の井上弘久さんが元転形劇場に所属していたことに私は眩しさを覚えています。転形劇場の無言劇「水の駅」を1981年だったか?東京赤坂で見たのが最初だった。
舞踏やマイムとは違う人間の行為の無言劇はタイトルであった「水の駅」を自由に自分なりに想像できるドラマだった。
衝撃が残っている。
他にもこういう記憶が何本もあり、糸が絡まって現在はあるのです。
一筋縄ではない。
アングラ老人の私は猫背や上目遣いを隠しながらマスコミ宣伝やチラシ配り、会場である熊本市国際交流会館5F和室広間の下見で彼をご案内した。
その間…、
10月22日(土)東京下北沢アレイホールでの井上弘久独演「椿の海の記」(原作 石牟礼道子)は早くも予約満席となっており、熊本を案内している最中でも予約の電話がひっきりなしに入っていた。
そこで【お知らせ】�YouTubeチャンネルで無料ライブ配信します!�リンク先👇�https://youtu.be/ltKQLAnYEXY
時★�10月22日(土)14:45〜配信スタート/15:00〜開演�会場 東京下北沢・アレイホールより中継�★第一部 独演『椿の海の記・抄』井上弘久�★第二部 座談会ー石牟礼文学の可能性ー 田中優子・有末 賢・古川柳子・井上弘久
尚、来月の熊本・水俣での公演を見に来られたい方は心の予備としても参考になると思いますのでご覧いただければと思います。(配信無料)
法政大学の元学長、田中優子氏の応援メッセージも大きな影響力があるようです。配信では座談会も設けられています。
これから先、熊本での予約満席も予想されます。…あっ、口軽く言ってしまった、シマッタ。
こうなれば嬉しい悲鳴!お客さんと一体となって焦り慌てふためくことを願います。
ということでご予約はお早めにお願いします。
◎劇団夢桟敷MINAMATA PROJECT 2022-2023企画
昨年より、ジョニーデップ「MINAMATA」や「水俣曼荼羅」(原一男監督ドキュメント)映画を立て続けに見る機会を得て、改めて「これは過去の向こう側の世界ではなかった。」と認識させられた。映画、ドキュメンタリーは〈作品〉としてあるものの、この重いテーマに直面した人々を身近に感じた。紙の上や平面の虚構ではない。向き合いたい現実が見える。
重いテーマではあるが、ここに生きる人々の力強さや悲しみの中に人間を感じた。
生きる感動か。不条理なるものへの「怨」ルサンチマン!は大きなエネルギーになる。笑顔が眩しくなる。
血と汗と涙と長い歳月を受け止める。
熊本に居るからか?…そればかりではなく公害や環境汚染は世界中が切実になってきた現代だからこそ突き刺さる。
そして矛盾するが「美しい!」と言いたくなる。葛藤する人々がいるから勇気が湧く。
それぞれの人々にはそれぞれの原風景があるだろう。それを感じ、発見することは単純な自分探しとは異なることはある。
この度の井上弘久独演「椿の海の記」受け入れとなった。これも流れだと直感した。
論より証拠。
演劇や映画、言葉で語るとはどういうことだろう?景色の中に生きる人々。海の生活と豊かさを求める企業(工場)の…。
水俣についての問題意識は今に始まったことではなく、公害が社会問題化した日本の高度経済成長の1960年代後半からモヤモヤと尾を引いていた。
豊かさとは?
それは疫病流行・戦争・異常気象の現代でもモヤモヤする。
豊かさとは?
カネや便利に疎外されることはないか。
◎劇団夢桟敷はMINAMATA PROJECT と銘打ち、①夢現一人芝居「苦海浄土」(原作 石牟礼道子)の夢現バージョンに向かっての制作(ワークショップ・稽古など)の演劇の活動と②映像製作「不知火」の2部構成で挑戦する。
来年春を目標に「演劇公演と上映会」を試みる。
11月中には内容が発表されると思いますが、劇団夢桟敷の体制が整う作業にも追われる。否、追う。ちょっとガタついています。
ビンボー💦そして高齢化💦良い汗をかいている日々。
慌てずにじっくり行きましょう。
尚、週刊月曜日発行日の今日10/17(月)より、映像詩「不知火」についての検討会(製作プラン)が始まりました。
石牟礼道子「苦海浄土」を読むことの他に映像製作班(出演者とスタッフ)はロケを兼ねて水俣に通うことになります。
まずは海。…海に耳を澄ませよう。�興味ある方は参加自由です。�お問合せは�090-4581-5190 劇団夢桟敷まで。
景色を眺めるだけではなくそこに生きている人々との出会いを求めます。
行動ありき。映像製作は後からシナリオが追いかけてくる方法をとります。
只今、新人募集中。