劇団夢桟敷 ☆2018.6〜山南ノート5

熊本アングラ万華鏡〜演劇とプライベートの徒然

6.15WS 鬼の形を求めて

2019-06-12 10:59:00 | 40周年2019 制作日記

孫たちが夜に騒ぐ時、「鬼がやって来るよ」と言うとピタリと止む。目をキョロキョロさせて怖がる。
効果てきめん!
目に見えないものは恐ろしい。
政治が「鬼」を利用する時、国民は固まる。
恐怖が凶暴化する。…戦争で取り戻せ!バカが増殖する。

バカは一筋縄ではない。
「平和ボケ」のバカがいる。好きだなぁー、ボケのバカ。
戦争か平和か。

6.15ワークショップの準備で鬼をイメージする。
どのような形が見えてくるだろうか?
参考に芥川龍之介「桃太郎」をテキストに使う。

個人によって鬼のイメージは違うだろう。
そんな時、座長は私がゴロゴロしているのを見かねたのか?バランス感覚を鍛えるボディーボールを買ってきた。
ゴロゴロ…。
確かにアタマだけでイメージする「鬼」とは違ったものが形として見える。

鬼は画一的ではない。
ワークショップでは桃太郎の鬼退治の物語を身体ごと退治される鬼の側から表情する。
身体の物語、新発見。…バランス感覚を鍛える。

(注)写真 「星砂がくる海」(下嶋哲朗 原作) 夢桟敷では「1945漂流記 OKINAWA」として沖縄でも上演した。
アメリカが島に上陸し、壕に隠れる母が我が子の泣く声を黙らせるために殺してしまうという現実があった。
日本兵が命令したのだった。
「母ちゃんは鬼だ。」泣きながら、今でも母は白い砂浜を彷徨っている。


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