劇団夢桟敷 ☆2018.6〜山南ノート5

熊本アングラ万華鏡〜演劇とプライベートの徒然

アングラ(underground)

2019-12-19 10:02:57 | 2020-2022 日記

アングラ演劇、アングラ時代、アングラ爺さん、アングラ家族…(笑)
心配されて「アングラと言い過ぎではないか?」と言われる。自虐に聞こえるらしい。
そもそも…。
1960年代後半、当事者が言い出した概念ではないことは知っている。
新聞や週刊誌、テレビニュースで「反戦フォークゲリラ」「前衛美術」「自主制作映画ATG」「テント芝居」と何やら怪しげで訳のわからない若者文化、サブカルチャーとしてメディアから取り上げられていた。
その頃に「アングラ」(underground)という日本独自の英語造語として概念が踊り始めた。
天井桟敷(寺山修司)は「地下演劇」なる機関紙を発行し、当時の「新劇」批判の議論を巻き起こした記録はあるが、地下演劇=アングラが発端ではない。
同時多発的に自然発生した時代が生み出した概念だった。
蔑称の意味も込められていたのだろう。「近頃の若者は…」と大人たちは眉間に皺を寄せて出る杭は打てとばかりに若者批判もあった。
今や当時の若者はジジババになっている。「近頃の若者は…」と言っているのだろうか?
元気の良い若者たちが暴れ出すと時代の風通しが良くなると思うよ。
それを見届けるまでは「アングラ」を言い続けよう。演劇から足を洗えない理由がある。
出る杭は打つ!当面はAI(人工知能)の時代になった。


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