劇団夢桟敷 ☆2018.6〜山南ノート5

熊本アングラ万華鏡〜演劇と諸々

週刊月曜日 第52号

2023-09-10 09:11:16 | 2023年
劇団夢桟敷「週刊月曜日」
〈第52号 2023.9.10発行〉
https://yumesajiki.jimdofree.com/

水俣見聞「録」→「想」。
水俣病の見聞録から想いへ繋ぐ演劇とは?…「身体」と「心」の問題演劇へ繋ぐ。
共振するMINAMATA・FUKUSHIMAを目撃して今、想う。
歴史は繰り返す?諸行無常!

福島原発の汚染処理水を海に放出する問題が日中関係に影を落としている。この影は海の現象だけでなく恐ろしい影を想う。
政府間の悪化が国民の感情レベルまで「反」として育まれ、それは関東大震災の際に巻き起こった在日朝鮮人への虐殺、又、戦争の道へ突き進んだ歴史を想起してしまう。
今、ジャニーの「性暴力」の騒ぎと関東大震災の時代の「阿部定事件」が歪(いびつ)に重なって見える。
「性」と「暴力」、「愛」と「戦争」は紙一重か?
諸行無常は「諸」から「書」へ?
「生」と「政」は?

水俣病で亡くなられた患者さんたちの「声」を拾うことは母なる海の「声なき声」を聞く想いがする。
それは福島にも通じる。
諸々が水俣の経験した「国益」と「被害」に通じる。

「わたしどもは、どこにゆけばよかとか。
水俣は日本の外になっとるにちがいなか。日本から見れば、水俣は行方不明になっとるにちがいなか」

水俣のチッソも原発も半ば国策。
病むのは「心と身体」ばかりではなく私たちが生きている「地球」そのものに迫っている。
ここから発せられる表現世界がある。
(写真→夢現より)



昨年に引き続き
【熊本公演協力】井上弘久独演会
 9月16日(土)17:00開演
「椿の海の記〜第二章 岩どんの提燈」石牟礼道子
料金2000円
熊本市国際交流会館5F和室大広間
(注、席に余裕があります。)
【水俣公演】
 9月18日(月祝日)19:00開演
 おれんじ館
 水俣市月ノ浦195-2


【第49回 熊本演劇フェスティバル参加・夢現ひとり芝居+1】劇団夢桟敷
「苦海からの呼び声〜不知火幻視行」
 11月17日(金)19:00
 11月18日(土)13:00
(開演は30分前。上演時間60分+映像トーク10分〜20分)
 熊本市国際交流会館5F和室大広間
 前売2000円(当日2500円)

予約問合せ
劇団夢桟敷 09045815190
yumesajiki @ybb.ne.jp

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