劇団夢桟敷 ☆2018.6〜山南ノート5

熊本アングラ万華鏡〜演劇とプライベートの徒然

国際寺山修司学会

2021-07-15 00:34:54 | 2020-2022 日記

メモ(ZOOMにて聴講)

国際寺山修司学会 第 26 回春季大会 International Society of Shuji Terayama (ISST)
日 時 : 2021年7月11日(日曜日)13:00-17:20

①「パンデミックとしての寺山修司」―劇団夢桟敷・熊本での活動と感染― 三枝泰之(崇城大学名誉教授) 
②寺山修司とアントナン・アルトー 〜感染演劇論〜 矢内有紗(青山学院大学文学研究科比較芸術学専攻) 
③『毛皮のマリー』と美輪明宏の音楽&演劇人生(2) 中山荘太郎(渋沢内科クリニック・医師)
④寺山修司とグロテスク(3) 石原康臣(大正大学准教授)
⑤寺山修司と三島由紀夫の映画論を巡って 清水義和(国際寺山修司学会会長)
⑥寺山修司のコンセプト「かくれんぼ」を巡る問題
石原康臣(大正大学准教授) 中山荘太郎(渋沢内科クリニック・医師) 葉名尻竜一(立正大学准教授)
⑦寺山修司とランボーの『地獄の季節』について(仮題) 馬場駿吉(名市大名誉教授・名古屋演ペン理事長)
 ⑧『寺山修司研究』第 12 号・『寺山修司事典』刊行委員会報告 清水義和(国際寺山修司学会会長)

国際寺山修司学会
この研究組織(団体)があることは学会員である三枝先生から聞いていた。
初めて聴講した。
〈個人〉の世界観を分析し、独自な視点で研究することは次のステップに向かうために新たな力になると実感する。
〈独自な視点〉とは…
私たちはこれまで寺山修司氏の戯曲を読み、それを解釈し、どう舞台化するか?
役者という身体-音-空間絵画(舞台美術)の設定を原則として取り組んできたのだが…。
迷宮を楽しんでいた。
謎が深まるばかりの消化不良が演劇表現の醍醐味でもあると浮かれて長い。
浮かれて沈み、恥をかきながら成長する、永遠の未完成!
「これが劇だ」と見に来られたお客さんたちに謎を投げかける。
聴講して、次のステップはアカデミー分野とのキャッチボールの必要を感じる。
テラヤマプロジェクトのコンセプトを再度洗い流すことになる。
体系を捉えながら劇団夢桟敷の位置を確認できるだろうか?
笑われることに怯えることはないと思う。
「あゝ、荒野」
勇気が湧いてきた。