ショット

見えないものを見る 感じたことを写真と文章でつづる暮らしと自然のフォト日記

穴の開いた柄杓

2013-03-29 16:38:38 | フォト日記

 
2時間ちょっとで身延山久遠寺に着く 運良くお寺の近くに停められた
一般車両通行止は30日から サクラが咲く時期を予測してのことだろう
 
写真を撮っていて14時過ぎた 4時間も経過しているが食事も忘れていた
このまま帰るのもまだ早い 月刊温泉博士に載っていた一番近くの温泉

そこをナビったが すこし遠いし さほど魅力もない
桜を探しに富士川クラフトパークへ 木が若くて見ごたえがない

それにクラフトパークは 今月末で解散 営業は20日で終わっていた 
裏に廻ると従業員が ハンマーで箱を潰してトラックに積んでいた

傘立て ワイン小樽 清掃器具のポリッシャーとブラシなど使用したものを
捨てるというのでもらってきた 店の商品は安く売ると言ったが買わない

NーBOXは物をもらうときは たくさん積めて重宝な車だ
傘立てはペンキを塗らなけらば使えない ワイン樽など使い道もない

ポリッシャーで磨くほど家は広くない 新品だと7万円はすると云えたら
半分置いて行けと言ったが無視 返品不可だと念を押された

タダでもらったものを積んで下部へ向かった にぎわいのない静かな温泉
足湯も片方半分は湯も入っていない  そこに入っていると人が来た

パワースポットめぐりの独り旅のおじさん おじさんと二人で足湯につかる
その人は下部に宿泊優雅な団塊世代だ 私は温泉まんじゅうだけ買って帰路

写真は山路で見つけた 安産祈願の産宮神の穴のあいた柄杓
産宮神の由来は 祠の前の掲示板に書いてあった

その昔 祠近くに若夫婦が住んでおり難産で大変苦しんでいたとき
そこを通りかかった旅の僧に安産を願った

僧はひしゃくを用意させると何やら呪文(お経)を唱え
ひしゃくの底を抜き水を通すと元気な男の子が無事誕生した

以来、若夫婦は ひしゃくを祠に奉納して祈った といわれている
このような伝説が秘められている祠は 安産の神として

数百年前から地域の人たちに厚い信仰を集めてきました
底の抜けたひしゃくは安産祈願のため奉納されたものです

やがてこのことは 地域を越えて広くつたえられ 今では県外からも
安産を祈願する人たちが訪れるようになっています・・・ だと


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2 コメント

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Unknown (ふきのとう)
2013-03-30 07:38:40
この杓子、最初から穴あきなのでしょうか。
信仰としては中々、妙ですね。

花ふぶく穴あき柄杓群れなして  ふきのとう
ご当地俳句です。(笑)
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Unknown (山水)
2013-03-30 08:26:08
ふきのとうさんおはようございます
わざと穴をあけて奉納するようです
俳句詠んでいただきありがとうございます
ふきのとうさんと会話した直後の発見です
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