ショット

見えないものを見る 感じたことを写真と文章でつづる暮らしと自然のフォト日記

山間に笛や太鼓の神楽舞う

2012-10-09 19:56:21 | 民俗


10/7 徳山神社の例祭があった 夜は神楽の奉納もある
大井川や安部川流域に伝承されている駿河神楽

昼の道行きなども残っているがそれはまだ見たことがない
夕方出かけて神楽を途中まで見た 火の舞いなどは圧巻だ

ずっと立ち見でくたびれたので帰ろうと鳥居を出て坂道を下った
静かな山の町の夜 笛や太鼓が遠くまで聞こえる 

「次は八幡の舞いです 舞手は誰々さん」とアナウンスが聞こえた
じゃあ帰るわけにはいかない 駐車場からまた戻った

Mさんが舞っていた ファンクラブ会長が帰ってしまうところだった
Sさんも一緒だ これを見て夜道を飛ばして「王女の男」に間に合った

大井川の中流域 徳山は戸数400戸 人口1300人
そこの浅間神社と徳山神社に民俗芸能が残る

鹿ン舞いなどの盆踊りと この神楽だ この神楽は
神寄せから始まり 神送りまで15の舞が奉納される

舞いの前には神楽歌が披露されるが このように多く
一貫した儀式が残るのは珍しく貴重だとレジュメに記されていた


古の流着説にロマンあり

2012-09-11 19:14:04 | 民俗


大井神社は全国に存在するが 大井川沿いには46社ある
その中心は島田の大井神社で 天下の奇祭帯まつりは有名だ

川根本町大沢地区の小高い丘の上に榊が植えられ碑もある
井林家の氏神様そこの御霊が未曾有の大雨に流された

流れ着いた場所が島田の大井神社となった
御霊は返されることなく分霊が地区の別の場所で奉られている

流着伝説は今でも生きていて島田の大井神社の例祭や大祭には
大沢地区から長が縁者として招待されている

旧社跡 ここから流され大井川沿に広まったとされている大井神社
しかし これより上流にも大井神社があるというのが少し疑問

流着や漂着は他にもある 日限地蔵尊も笹間から流れたものだという
ということは神や仏は山に住んでいたのか・・そして流れる水には弱いのか

流れる水には逆らわずお任せしていたのか ちなみに今日は仕事に行った
来てくれと頼まれ逆らわずお任せしてみた 来月まで週3日稼働予定


東光寺の猿舞

2012-04-18 17:08:28 | 民俗


東光寺の猿舞といってもお寺の仏事ではない
土地の名前が東光寺でそこにある日吉神社の神事

御渡りは天狗と共に山の上の社から降りてきて
神の使いとされる猿が下の境内で舞った記憶がある

4月14日という日は覚えていたが時間をネットで調べた
わからないので観光協会に聞くがはっきりしない 

文化財係が教えてくれた私が 聞くところを間違えていた
これは見世物ではない神事なのだ それを見た

この日はあいにくの雨で 山の上から降りないで社の拝殿で舞った
余裕のない時間に着いて 駐車場もなくかなり離れた場所から歩いた

山の上まで階段を上がってたどりつくころには すでに舞いが始まっていた
狭い場所で携帯写真撮る人などで奉納の舞は 良く見えない

それに神事だから当たり前だが神前に向かって舞う
たまに後ろを向くときを狙って見物人の隙間から撮った

楽人の笛や太鼓は大人9人 2匹の猿は小学生が演じる 
土地に子どもが少ないのか 6年間舞った少年もいると話していた

江戸時代から300年以上続いている県指定無形民俗文化財
日吉神社は日吉丸それでサルなのかと想像した


郷土芸能

2011-11-20 16:24:00 | 民俗


高校生の郷土芸能発表会があった
今日は朝から葬儀の手伝い それの合間に発表会を見た

真剣に一生懸命演ずる姿勢がいつも感動する
前回よりも一段と進歩していて見ていて小気味よい

講評は聞かずに会場を出た これから通夜
気持ちを神仏切り替えて行かなくては・・・




11月20日のカウンタ数416
63ショット [ RSS ]


七十五膳神事

2011-10-23 19:04:33 | 民俗



となりの町で祭があった 4年に1回の大祭は去年だった
それでも毎年「七十五膳」はやるというので見に行った

祭りといっても子どもも若者もいない年寄りばかりだった
神殿に献上物が運ばれる 献饌(けんせん)に参加した



鳥居の外の参集殿と書かれた集会所のような建物から
参列者が石段に並び上の神殿まで手渡しで運んだ 

唇には葉っぱを噛み喋れない 七十五膳の神饌(しんせん)献上
神殿では祝詞奏上 玉串奉奠 神楽の舞いなどの神事は続く

撤饌(てっせん)で同じ石段を下り参集殿に戻し神事は終わった
そのお下がりは参列者がいただくということで三角くじが配られた

それに番号が書いてあり 献上された物と同じ番号のものが頂ける
ちなみに私は写真中央の「山いも」だった

そのような行為は「神人共食」(しんじんきょうしょく)という
日本の祭の特徴だそうだが 私の地区では神主に全部渡す

なお大祭りには本格的な仮装行列などがあるという
それも見たくなった 3年後 敬満大井神社で