【 保護犬:ハッチ日記 】

成犬の保護犬、里親日記

【40項目アレルギー検査の結果】

2019-06-15 | 保護犬ハッチ
先日、検査してもらった【40項目アレルギー検査】の
結果が届いた、と連絡が入り、
動物病院へ結果を受け取りに行って来た。

・「リンパ球反応検査」
・「犬アレルゲン特異的IgE検査」
この2種類の検査結果の数値をもとに、
ハッチのアレルギーの原因を特定するのだ。
先生の説明を聞きながら、結果を確認した。

まずは、【リンパ球反応検査】の結果から…↓

この検査で分かるのは、食物アレルゲンに反応する
リンパ球の数値。
(陰性)(要注意)(陽性)と、
3種類の基準値が設けられていて…

ハッチの結果は…、すべて陰性だった!
ただ、陰性ながらも、少し基準が高いのが
『鶏肉』と『卵白』

先生から、「食事に関しては鶏肉・卵白を除いた方が良い」
とのことだった。
でも、これがハッチのアレルギーの根本的な原因ではなくて…

次が、【犬アレルゲン特異的IgE検査】の結果↓

これは、食物アレルゲンと環境アレルゲン
さらに、Derf2特異的IgEという検査の結果についてで…
これも数値により、
(陰性)(要注意)(陽性)と、
3種類の基準値が設けられていた。

リンパ球の検査では反応のなかった食物に
少し数値が出ているものもあったけれど、
(「牛乳」「小麦」「トウモロコシ」「羊肉」)
これも、ハッチのアレルギーの根本的な原因ではなく…
さらに、環境アレルゲン↓

虫や、カビ、植物、樹木に対する数値。
これも特に基準値が高いものがなく、原因ではないとのこと。

じゃあ、一体何がハッチの痒みの原因で、
ハッチを苦しめ、口の周りの毛が抜けてしまったのは何故なのか…?

先生が、言いにくそうに、
「考えられるのは……、ハウスダストです」と…。
Derf2特異的IgEという検査の結果の数値が、
基準よりも高く、十分に感作された状態なのだという。
これは、ハウスダストが影響するそうだ。

…は?…ハウスダスト…?!

食事を気にしたり、散歩道を変えたり、薬を疑ったりしていたのに…
まさか、
まさかの、「ハウスダスト」とは…。
予想外過ぎて、言葉も出なかった。
でも、それが診断結果だ。
それが、答えだ。

もうすぐ、ハッチが我が家に来てから1年半になるというのに、
ここにきての、まさかのハウスダストとは…

……動物病院から帰るや、すぐさま師匠に検査結果を話し、
家の中を隅々まで調べた。
そして…ある事実が判明した!
それは…
ハッチの換毛期用にと、冬に購入した
“スティック型の掃除機”だ。
コードがなくて便利だし、
この掃除機、ゴミを溜める部分のダストカップが透明で
ゴミが溜まれば見て分かるので、掃除機をかけては
何度もゴミを捨てるために、ダストカップの付け外しをしていた。
その繰り返しにより、パッキンが劣化してしまって
すき間ができていたのだ。

大きなゴミは吸い取るけれど、ほこりや粉塵のような
微小なものは、また部屋中に散らばっていた、という訳だ…。
しかも、ハッチの換毛期は
朝に晩にと、掃除機をかけまくっていたのだ。
ハッチの為にと、良かれと思った行動が逆効果だったという、
ああ、無情…。

でも、とにかくこのままではいけない!
これではダメだ!と、すぐさま掃除機を変えて、
コード付きの掃除機で、
そこからは……我が家の怒涛の大掃除開始!!
ただでさえ物が少ないのに、さらに物を減らし、
リサイクルに出し、
冷蔵庫のすき間も掃除機をかけ、洗濯機を動かして
排水溝の掃除をして、浴室の排水溝も掃除。
カーテンも全部洗濯。
とにかく、そうじ・ソウジ・掃除…!!
「引っ越しですか…?」って勘違いされるであろうほどの、大掃除!
本当に怒涛の大掃除だった…
(近日中には、畳の表替えも予定している)

大枚はたいた「アレルギー検査」。
結果は予想外だったけれど、これでハッチの状態が良くなるのなら
万々歳だ。
家の中もきれいになったし。笑
もう、我が家は準ミニマリスト!ぐらいのレベルだと思う。

ハッチの心配をして下さった方々、アレルギーのことを参考に
しようと思っていた方々、
こんな結果で、なんだか申し訳ないです…。
ただ、これだけは言えます。
“食事でも治らないアレルギーのワンちゃん、
もしかしたら、ハウスダストかも…?
掃除機も確認しよう”

(おまけ)アレルギーの原因が判明したハッチ

心配してくれたみんな、ごめんね。ありがとう!の、ハッチ

ぼく、これで安心だよ!の、ハッチ
早く毛が生えてきますように!