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「ターキー(水の江瀧子サマ)って、よっぽど人気あったんだね!」 47へえ!
「朝日新聞縮刷版 昭和9年3月ほか」より
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や、何も驚くには価しない事実なんだけどね・・・。
要は、今日はターキーの小ネタ集なんですよ。
まずは写真の話ですが・・・。スキャナ取り込みじゃなくて、携帯でバシャッと撮っただけの写真なんで、見えますかねえ~?(スキャナあるんだけど、PCがしょぼいので、取り込みは難しいのですよ・・・。画像を扱えるようなPCじゃないんです・・・。じゃあ、なんでスキャナあるんだよ!って感じですね。知らんよ、妹のスキャナだかんね。)
この広告に、わたしは大ウケしてしまったんです(笑)
キャッチコピーがイカすでしょ(笑)
ターキー型も ガルボ型も 簡単にO・K!
レディ間に大評判の白光 クリーム白粉
が、ガルボ!
ガルボって、ふっるーい映画に出てくる大女優グレタ・ガルボよね!?
少女歌劇のスターが、ハリウッド女優と並べてキャッチコピーにされるんだよ!?これ、すごくないですか?
鳳蘭型もジュリア・ロバーツ型も!
って、言わないでしょうー。無理でしょうー。
キムタク型もトム・クルーズ型も!
これですら、無いっしょー。
松竹少女歌劇 水の江瀧子なんて表記が一切なく、「ターキー」って書いてあるだけっていうのも、ターキーのずば抜けた知名度を感じます。
ところで、これはクリームの広告にターキーが出ている、ということなんでしょうかー?この広告の写真て、ターキー??(そこんとこ自信がないので、お尋ねしようと思ってわざわざ写真とってみました)
昭和9年1月13日の新聞に、少女画報社が広告出してましてね。
新春の御読物として大評判の三大名著
いづれも写真の沢山入った綺麗な本です
宝塚物語(平井房人著)
四季折々に描き出されるロマンス 奇想天外なスターの噂などを集めた秘密の手箱
宝塚夜話(平井房人著)
舞台と楽屋の秘密やスターをめぐる実話小話を沢山 宝塚フアンの見逃せぬもの
ターキー自画像(水の江瀧子著)
自叙伝と創作と写真とターキーが自分であなたに語る彼女の秘密をお聞き下さい
ほら、ターキーだけ個人の本だよ!すごいよ!
昭和10年8月1日の十一面、下方のちいさーい記事ですけれど、「ターキー卒倒」として、ターキーが倒れたことを報じています。
ターキー卒倒【大阪電話】
東京松竹少女歌劇のスター、ターキー水の江瀧子は三十一日午後一時半、千日前大劇場でレビュー「ローズ・マリー」に出演中、突然脳貧血を起して舞台の中央に卒倒したので、直ちに医師の手当てを受け南海沿線玉出のパンションで静養している。
大阪に出張出演中だったんですかね。
ターキー、大丈夫でしょうか・・・(って平成の世から心配してもね・・・)
えーっと、ターキーは当時後援会が「タアキイ」という雑誌を発行してまして、これがまた全編ターキーという、すさまじい雑誌でして、公演についてもターキーの出番はこう、衣裳はこう、と相手役の一つも載っていないのです(少なくとも私が古本屋で見た数冊はそうでした)。でもってなんと発行部数7万部!ななまんぶですぜ。
「あんな(人気のあるスター性にあふれる)ひと、もう2度といないわね。」というのが、戦前のファンのつ
(つづき)ぶやきです。
コアなファンが少なくとも7万人いたわけですねっ!?(0ふたつ違いますね、いまとは・・・)
>相手役の一つも載っていない
ファンってすごーい!そしてこわーいですね(笑)愛ですねえ・・・。見てみたいなぁー(笑)どっか古書店でめぐりあったら見てみます!
>「あんな(人気のあるスター性にあふれる)ひと、もう2度といないわね。」
娯楽がすくない当時で、レビュー・少女歌劇が全盛だった時代ということを考慮に入れても、7万人のファンを獲得できるのは、よほど魅力のある方だったんでしょうね。
写真、ターキーなんですね!
ジャッジありがとうございました!(ジャッジをおねだりしてしまってすいません・・・)