etceterakoの勝手にエトセトラ

「生意気娘Kの勝手にエトセトラ」は改題いたしました。カテゴリ「ブログ改題について」をご覧ください。

「松本清張は「レビューなんか見てもしょうがない」と池波正太郎の誘いを断ったらしい」70へえ!

2009年09月30日 | レヴューのトリビア


「松本清張は「レビューなんか見てもしょうがない」と池波正太郎の誘いを断ったらしい」70へえ!

 中日新聞夕刊 2009年9月25日 連載「全身怨念作家 編集者の見た松本清張」より
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 中日新聞に細か~いレビューネタが出てきましたよ。
 夕刊で佐野眞一が、松本清張についての連載をやっとるのです。清張がどんな性格かなんて、まったく知らんかったですが、読んでると・・・すごい。清張、いい性格しとるなぁ・・・。恐るべきヘンクツぶりです。(だからこの連載は面白いです。変わった人の話って面白いわ。)

 たとえば清張は司馬遼太郎をライバル視してて、納税者ランキングで司馬が上にいるのをみつけたら「司馬くんの本は最近あまり売れてないはず」とかって言い出したり、連載を持っている雑誌は真っ先に目次をみて、自分が何番目に掲載されてるか確認!とか・・・「全身怨念作家」とゆー連載タイトルにふさわしいエピソードがざくざく出てきますよ。

 で、25日は、清張は小学校卒業の苦労人だけど、同じような境遇を通った池波とずいぶん違う性格だった、つう話なんです。

 池波は「大学なんか行かなくてよかった。おかげで働いた金で、好きな映画見られるし、うまいもの食べられるし」って言ってるんだけど、清張は正反対で学歴コンプレックスがすごかったらしい。

 そんな清張が「西海道談綺」とゆー本を出したとき、
「池波さんの感想が聞きたい」
 と言い出したんですね。そんで編集者があいだに入って、池波正太郎が感想を送ったそうです。

 感想を送りついでに池波は、
「一度、私の育った浅草周辺をご案内します」
 と、清張を誘ったらしい。

 それに対する清張の回答は。
「浅草でレビューなんか見てもしょうがない」

 佐野眞一は書きます。

 清張にとって浅草は、自分とは無縁の遊興の巷でしかなかったのだろう。苦学力行の典型といえば聞こえはいいが、この余裕のなさは息がつまる。

 で、ここからは「性格的欠点」がある清張だが、優秀な編集者が彼のもとに集まったのは、彼にそれだけの「磁力」があったのだ、と結ばれて明日へ続くんですが・・・。

 浅草に誘われて、「レビューなんか」ってコトバがとっさに出てくるんだから、浅草のレビューの隆盛っぷりが忍ばれますねえ。

 清張さん、かたいこと言わんと見に行くと、レビューって面白いと思うよ?(←と、新聞の前で清張に話しかけた生意気娘Kであった)

 ★へえボタン★


桜花さんお誕生日おめでとう企画!

2009年09月26日 | OSK日本歌劇団

 9月23日はOSKの桜花さんのお誕生日でした。
 (遅ればせながら)お誕生日おめでとうございまーす!
 そーいえば、ウォーキングプラスの放映、みましたよ。
 絵馬のお願いが「世界平和」でしたね。さすが桜花さんだ!ビバ桜花さん!
(ファンは何でも絶賛します。)

 さて。桜花さんのお誕生祝い企画をね、なんかやろうと考えたんですが・・・。
 すいません。30秒で考えた企画なので、ほんとうにくだらない・・・。「いくらなんでも、くだらなすぎるわっ。もっと何か無いのかっ」と、脳みそにプレッシャーかけてみましたが他にアイデアも出ず・・・。こーいうのは、もっと前から練らないとダメですな。30秒じゃあ、ダメですよ(反省)

 えーっとね。桜花さんの持ち演目(?)に、真田幸村ってゆーのがあるんですね。昨今の武将ブームもあって、あっちこっちで再演してるんですけども。真田幸村が題材のミュージカルなんですよ。ニュース番組の武将ブーム特集のとき、映ったりもしたんですが。

 ※10月10日に大坂城公園で真田幸村のイベント上演あり。
  さらに来年1月には「OSK新春公演YUKIMURAー我が心 炎の如くー」として、サンケイホールブリーゼで再演あり。
 詳しくはOSKのサイトをどーぞ。(
http://www.osk-revue.com/ 劇団員さん全員がブログやってるし、リニューアルしてからサイト面白いです。)

 そこで、桜花さんの生誕を祝しまして~。
 生意気娘Kが、真田幸村の文銭の家紋を制作いたしましたっ。

 (はい、ここからくだらないゾーン突入です。生暖かく見守ってください・・・)

 じゃーん!!五円玉で六文銭!!(六文じゃなくて「36円銭」じゃんっ!)



 どおだあっ。(何がよ・・・)
 これで終わりじゃないです。まだあります。

 五円ではちょっと寂しいかと思い、50円玉使用のも作ってみました!



 あー・・・なんか並べ方が歪んでますね。そんなところが生意気娘Kクオリティ・・・。
 がんばったんですけどね・・・。



 こんどは、百円玉でどおだあっ!(穴があいていない・・・。だんだんかけ離れてゆく・・・)




 最後は豪華に、500円玉だあっ!(もはや何なのか意味不明・・・)
 500×6枚で、3000円かかっております。(並べただけですが・・・。)
 桜花さ~ん、わたしの気持ちが届きましたかー!?(届かんっつーの!)

 ちなみに、上のは「新500円玉」です。
 せっかくなので、めっきり見かけなくなった「旧500円玉」も探し出してきて並べてみたよ。


 ↑懐かしの旧500円です。

 ふーっ。こんなしょーもない企画に、一時間近くかかってしまった・・・。(意外と手間がかかるんですよ・・・)



 お誕生日おめでとうございます、桜花さん!


しょーもない日記

2009年09月21日 | 宝塚歌劇
 月組トップ娘役決定オメデトウ!(遅いよ言うのが!)
 蒼乃夕妃ちゃんよかったね!おめでとーっ!!


 9月前半に立て続けに更新し、「今月はいけるっ!書く余裕があるっぽい!」と思ったのは夢か幻か、11日に更新してからまたバテてました。どーなの三十路の軟弱体力・・・。書くことはたくさんあるのにっ。溜まってるのにっ。

 仕事(たいした仕事じゃないし、残業少ないのにっ。)→家事(最低限しかやってない)→疲れて寝る(おいおい・・・)

 うーん。どーなのこれ~!
 今日、わたしより圧倒的に忙しい仕事をこなしている友人N(新婚)の家に遊びに行ったんですが、室内に手作りグッズがあれこれ飾ってあるわ、結婚式やら新婚旅行やらの写真は手作りアルバムで美しく保存されとるわ・・・。さらに、結婚式でみたアレやコレやのグッズが全て手作りとゆー話を聞いて呆然。

※生意気娘Kの特長
・写真編集はすぐ飽きて投げ出す
・手芸能力ゼロ。裁縫箱みると逃げ出したくなる。
・料理いまいち
・「家庭科」の成績2
・カタカナ調味料の使い方がわからない。


 手作りランチョンマットに手作りコースター、テーブルに花が挿してあって、こだわり食器にお手製の超うまい料理を味わいつつ手作りトークを聞いて、自分のふがいなさに唖然としたのでした。

 友人N、すっげ~!(てゆーか、わたしがレベルが低いのっ!?)
 十五年前(中学生)、わたしの前の席で副担任の先生とケンカして机蹴っていた跳ねっ返りの友人Nが・・・。そういえば、昔からミサンガ編んだり(当時Jリーグブーム)、器用なヒトではありましたが・・・。結婚してみたら、際だつ器用さ!

 わたし、自分も結婚してからだいぶ器用になったような気がしてたけど、妄想だったのかっっ!! 

 いやでも、周囲も悪いと思うの(真顔で責任転嫁)
 わたしが「わたしも友人たちみたいに、手作りできるようになろう妄想ブーム」のときに、カルチャーセンターの「シュガークラフト講座」のパンフレットを眺めていたら、旦那殿に猛反対された(&超バカにされた)んですよ。あと、料理教室も反対された・・・。妹たちにも「なに向いてないことやろーとしてんの!正気!?」みたいな目で見られたし・・・。こういう環境は、ヒトを伸ばしませんな!(←責任転嫁)

 下の記事にコッソリ続く。

新美南吉記念館と門付け萬歳

2009年09月21日 | レヴューのトリビア
 上の記事のつづきになっています(いちおう)。

 そんなわたしは、さいきん寝る前に昭和芸能史の本を読むのがシュミです。(しょーもない・・・。)芸能史になると、もはやレビュー関係ないよーな話がいっぱいですが、おもしろいです。特に「門付け萬歳」に興味しんしん。門付け萬歳って、漫才のルーツなんだってねえ。これ、有名な話なんですかね?わたし、知らんかったんですよ(「萬歳」を「漫才」と表記を変えて登場させたのが吉本興業らしい。)

 1970年代まではけっこう残ってたみたいだし、わたしと同年代でも、見たことある人は見たことあるんだろうなあ。

 正月に、鼓弓とか鼓を奏でつつ、めでたい歌を一節歌ったりして家々を巡りあるいた門付け萬歳。全国にあったそうですが、なんと現在の漫才(お笑い)の直接のルーツは尾張萬歳なんですってねえ。尾張!愛知県!
 住んでるとぜんぜんお笑いってカンジしないですがね、愛知・・・。

 特に知多の辺りが有名だったらしい、と読んで「なぬっ。尾張っ!知多っ!」と想像を巡らす日々を送っていたんですが、連休初日のおととい、たまたま知多の新美南吉記念館に出かけたところ、わたしの目の前にいきなり門付け萬歳ネタ登場。



 いきなり門付け萬歳に使う楽器の現物展示が目の前に!
 ど、どーしてコレ見たかったの知ってるの・・・?ああ、レビューの神様ありがとう!(これはレビュー関係ないけどね・・・)

 新美南吉が書いた童話の中に「最後の胡弓弾き」という作品があって、それが「門付け萬歳ネタ」なんですねー。

 「新美南吉童話集」がね、むかーしウチにあったんですよ。どこかから、もらったものだったと思います。それが、ケース入りで超分厚い&重いもんだから、我が家ではドアの押さえ道具として使われていたんですよ。(不憫な本だ・・・)
 当たり前のように、ドアの重しになっていたので、幼少のみぎりにはソレが本だという認識すらなかったわけですが、だいぶ大きくなって、
「これは本だぞ。読めるんじゃね?」
って気づいて、ひととおり読んだはず・・・。「最後の胡弓弾き」も入っていたと思うんですが、まったく記憶にありませんでした。

 それで昨日は本屋で新美南吉童話集を探して買ってきて読んでました。岩波文庫に入っとるんですね。

 ふむふむ。「手袋を買いに」はやはり名作だのう・・・。

 ところで、「ごんぎつね」に出てくる「兵十(ひょうじゅう)」っているじゃないですか。兵十はモデルがいるらしいですよ。「江端兵重」さんがモデルなんですって!(記念館に説明書きと江端兵重さんの顔写真があった)



 これは新美南吉記念館のそばの矢勝川。「ごんぎつね」の舞台と思われるところ。兵十はここで「はりきりあみを使って、お母さんのためにウナギをとっていた」んですねえ。

 矢勝川は堤防沿いに彼岸花がたくさん植えられていて、名物になっているそうです。



 たぶん来週がピークですね。今週は3割咲きぐらいだったな。

 新美南吉記念館、入場料が200円なのにけっこう充実した展示で良いところです。建物が地下にうまっていて(?)、面白い構造なんですよ。「なんとか記念館」は過去にイロイロ見ましたが、かなり印象に残る記念館のひとつでした。知多・半田って、けっこう良い観光地なんだなあ。子供時代に少しだけ住んでたことがあるんですが、知らんかったわ。

 と、知多観光は楽しかったんですが、こんなことをしているヒマがあったら、裁縫を練習すべきだ!と、きょう友人Nに会ってだいぶ反省したわたしであった・・・。新美南吉童話集を読んで喜んでいる場合じゃないっす!

宝塚イズム9に荻田先生ロングインタビュー

2009年09月11日 | 宝塚歌劇
 

宝塚イズム〈9〉特集 飛べ!新トップたち!


 とっくに発売になってる「宝塚イズム9」、今号のロングインタビューは、なななななんと荻田せんせい(歌劇団やめたから、「先生」じゃなくて「元先生」って呼ぶべき?)でしたよー!

 宝塚歌劇団をヤメた心境アレコレが語られてますよ。
 「おお。くりえーたーの心理って、こーゆーふうなんだ」ってかんじで、なかなか深ーい内容です。

 わたしねえ、荻田せんせーがヤメたとき、
「自分の創作に打ち込みたいからじゃないのかなあ」
 と推測してたんです。歌劇団にいる限り、ディナーショーとかイベントごととか、自分が手がけるオリジナル作品に関すること以外の、細かい仕事が多いじゃないですか。そういう時間とエネルギーを、もっと自分がやりたいことに向けたいのかなあーと想像してたんですよ。

 ところが、インタビュー読んでみたら、わたしの予測は大ハズレでした。イベントのような、王道を求められる仕事は、むしろ楽しかったんですって。異端であることを求められるプレッシャーとのたたかい、というのも、進路を決めるうえでいくらかのウェートを占めていたようです。(←わざと回りくどい表現にしてみました。読むとわかるけど、まあ、いろんな気持ちがあって、いろいろ考えての結果なんですね。どれが原因、とか理由とかは要約して言えない)

 宝塚への感謝や愛も、率直に語られます。
 荻田先生ファンの方は、ぜひ読んでみてください。 

 あと、今号でおもしろかったのは、寺田先生に関する連載(薮下氏の「寺田瀧雄メモリアル」)に、柴田先生のインタビューが織り込まれてたこと。柴田せんせいが、寺田せんせいと組むようになった馴れ初めを語ってます。すんごい古い時代のエピソードが出てきてました。柴田先生ファンとして、興味深く読みましたよ。柴田先生は、歌劇の作家になりたかったわけじゃなくて、フツーに脚本家修業をしとって、たまたま宝塚が募集した脚本コンクールに受かったのが、タカラヅカとの縁の始まりなのか・・・。あんなに、THEタカラヅカ!THE歌劇!な作風なのに、もとからの歌劇作家志望ではなかったんだなぁっ。

 その他の内容は、以下のようなかんじです。

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以下の目次は、青弓社HPより→ココ

特集 飛べ! 新トップたち!
 1 新トップたち
  ユウコ&ユリの後継者――愛原実花●荷宮和子
  大空祐飛の陽の魅力、柚希礼音の陰の魅力!!●大越アイコ
  ベテランの円熟味と若きエリートたちの進化に期待●水野成美
  「何をやってもザネリ」からショーヴランへの道――星組=柚希礼音・夢咲ねね●荷宮和子
  恵まれすぎたトップスター●松本理沙
  「黒執事」が似合うトップスターの誕生●荷宮和子
  宙組はどこへ向かうのか――新トップコンビ就任に思う●松本理沙
  動きだした三組トップの方向●榊原和子
2 各組のスターたち
  芝居人・壮一帆、スターへの躍進●石井唯衣
  ユミコ=メンドーサはロス・アンヘルス版『グレート・ギャツビー』である●荷宮和子
  「チギ&コマ/弟キャラコンビ」の行方●荷宮和子
  美的な意志の輝き――凰稀かなめについて●林嗣響子
  世代交代後の宝塚――百周年は安泰なのか●木谷富士子
  各組の二番手から若手まで●榊原和子

公演評[2009・4-7月]
 花組『哀しみのコルドバ』
  客席下りでエキサイト●林嗣響子
  続く昭和の再演●木谷富士子
 花組『オグリ!――小栗判官物語より』
  『オグリ!』――なつかしや、アニメ日本昔話●大越アイコ
 花組『ME AND MY GIRL』
  きょうも、ビルの一言をみんなが待っている●柿田 肇
  居直りの美学●貫田優子
 月組『エリザベート』
  私だけの、『エリザべート』――自由への闘い●大越アイコ
  語りえぬものについては、沈黙せねばならない●倉橋耕平
  パラレルワールドを浮遊するエリザベート●玉置育子
  大作に挑んだ若手たち●東 園子
 星組『太王四神記 Ver.II』
  価値ある大作歌劇●林嗣響子
  預言と予言●倉橋耕平
 宙組『薔薇に降る雨』『Amour それは…』
  静かな感動のラストステージ●木谷富士子
  宝塚の神髄は「ストーカー男」にこそある●荷宮和子
 陽月華ミュージック・サロン『STAY GOLD』
  希代の娘役エンターテイナー●東 園子
 大和悠河サヨナラショー
  さよならは清々しくさわやかに●木谷富士子
 大和悠河ディナーショー『Gracious Pink』
  美しくそして哀しき夢の宴●木谷富士子

OG公演評
 『鬼の末裔』『ROSE DROP』[芽映はるか]
  圧倒的なダンス●石井唯衣
 『ミー&マイガール』[涼風真世/貴城けい]
  宝塚あっての『ミー&マイガール』●加藤暁子
 『COCO』[鳳蘭/湖月わたる]
  ココ・シャネルの孤独と愛●榊原和子
 『トークと歌で綴る宝塚歌劇の九十五年』[出雲綾]
  上質なホールで振り返る宝塚歌劇の九十五年●石井唯衣
 『オペラ・ド・マランドロ』[杜けあき]
  荻田演出で観る南米のミュージカル●榊原和子
 Live Spire『愛と青春の宝塚』[紫吹淳/湖月わたる/彩輝なお/貴城けい/大鳥れい/映美くらら]
  佳作舞台の映画化に新たな期待●水野成美

ロングインタビュー
 荻田浩一――宝塚の名前を傷つける不安から解放されて●聞き手:榊原和子

連載
 宝塚歌劇のミュージックシーン(7)
  再演すること、うたうこと●戸ノ下達也
 宝塚バカ一代(3)
  男役とは男でも女でもない生き物である――AQUA5コンサートに思う●荷宮和子
 寺田瀧雄メモリアル(4)
  宝塚歌劇団入団当時――柴田侑宏氏に聞く●薮下哲司
 タカラヅカと女性学(9)
  タカラヅカ的エロティシズム――春日野八千代讃!!●大越アイコ
 


宝塚プチミュージアムのガチャガチャ

2009年09月08日 | 宝塚歌劇

 今回、ひさっしぶりにプチミュージアムに入ったんですよ。太王四神記の衣装、ゴーカで素敵だった!あと、シャンシャン特集?で、シャンシャンを何段にも、ずらーーーっと並べたコーナーが楽しかったです。シャンシャンって華やかだのう。

 で、プチミュにいつのまにかガチャガチャが登場しておったのですねえ。
 宝塚みくじ・・・とか書いてあったっけな。なんか、宝塚の歴史マメ知識的なものが出てくるとゆー内容のようだったので、興味本位で引いてみたのが写真のヤツなんですが・・・。引いてびっくり。

 おいおいおいおい、ただの紙切れ一枚かっっ!!

 (ミニブックっぽく製本してあるかと・・・。)

 いっぱい引いた人は(規定枚数を集めると)サービスで製本してもらえるとか書いてあったけど・・・。

 だってこれ!200円なんだよーーーーっ!!
 200円で、ちっちゃ~い紙一枚っ!?


 
 お遊びだから中身は関係ないってゆーなら、せめてコイン一枚(100円)の値段にしましょーよ劇団サマ・・・。だって一色刷りだし。裏は白紙だし。
 マメ知識の文章は247文字・・・。(←セコく数えた人) 247文字で200円・・・高いーーっっ!!

 それか、300円にしてもいいから、もーすこし立派な景品を考案して欲しいっす・・・。

 文章はいろいろ種類があるよーですが、わたしが引いたヤツは、大正9年にはじめての東京公演にのぞむにあたって、小林一三せんせーが生徒に渡した「ーーーに注意すべし。」ってゆー上京にあたっての注意書きを紹介したものでした。うーん、しぶい・・・。つうか、「我らが小林先生!!立派でしょ伝統!!自慢の歴史!!」っていう宝塚歌劇団テイストあふれる商品だなあ・・・。


花組「外伝ベルサイユのばら-アンドレ編-/EXCITER!!」

2009年09月06日 | 宝塚歌劇

 何を削って何を足したかとか、中日との違いを書いてます。ネタバレ全開なのでよろしくお願いします。

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 紳サマーーーーーーーーー!(泣)
 わたしは中日公演にすごくすごく感動して、だから花組も超楽しみにしてたんだよーーーーーっ!!
 なのになぜ、こんなことになっているのだーーーーっ!(泣)

●小公子が無いっ!!

 幕開いたら、小公子がないんですよ・・・。「ベルサーイユ~♪ベルサイユの薔薇~♪」無し。いきなり子供時代のアンドレとマリーズです。あんっまりにも自然に芝居から入ったので、わたし、公演見ながら悶々と悩んで、

「あっれー。小公子って、全ツ版だけだっけ? 中日は無かった・・・かも?」

 という気になってしまった。
 休憩時間に隣の友人Rに、

わたし:「中日って、小公子なかったっけ?」

 って聞いたところ、みっちゃん好きの友人Rの回答は、

友人R:「いやいやいや。オープニングのダンスでタニちゃんが、みっちゃんに薔薇渡すところがすっごい好きだった!絶対見た!絶対あった!」

 でした。そうか・・・。つうか、よく考えたら、小公子なければ中日当時にもっとわたしが大騒ぎしとるはずだな。

 とにかく、どんなカタチでもいいから、オープニングのダンスは絶対にあるべきだとわたしは主張しますっ。全ツ版について「(オープニングの)ピンクピンクした雰囲気はいかがなものか」と書いたことありますが、あれはオープニング自体を批判したのじゃなくて、床にピンク色の敷物を入れていたことに対する批判なんだって(泣)

 オープニングのレビューはいるっしょ!
 だってベルばらは、ミュージカルじゃなくて宝塚「歌劇」だもん!レビューの伝統を薄くするのは、キケンすぎるよっっ!

●いろいろな記憶が混ざるのだった・・・

 けっきょく2006年でベルばらにハマッて以来、上演されたものをほとんど見ているわたくし。外伝も全部見てるし。なんか、どれがどれかわかんなくなって、記憶が混乱してきたよ・・・。

 今回、衛兵隊の場面があるじゃんねえ。
 真飛アンドレも壮アランも、隊士のカッコしてるじゃないですか~。あそこでまた、記憶が混ざって大混乱。だって、ゆうくんは去年アラン編やってるし、えりたんは雪時代の全ツでアンドレやってるでしょー!?

 まとぶん →昔アラン 今アンドレ
 えりたん →昔アンドレ 今アラン

 でしょー!?
 なんか・・・昔やってた役が、ずいぶん似合ってて印象深いだけに、同じ衛兵隊の服でしゃべるふたりを見ながら印象がごちゃまぜになって、
「えーっと、どっちがアランだっけ・・・」
 とか思いながら見てしまった。

 場面も、どこにどれが入ってたか、混乱して妙に自信がなく、家に帰ってソッコー中日のパンフを引っぱり出して寝る前に比較作業だけはしましたよ。

中日との大きなちがい
 ①花版はオープニングのダンス無し
 ②花版は今宵一夜が長々入っている(中日は無し)
 ③花版は「愛の墓標」がない(代わりに「愛の記憶」はたぶん新曲だよね?)
 ④ジェロ様の場面はまるまるカット(オスカル結婚のくだり無し)
 ⑤「婦人ズ」がアントワネットの様子とか、時代背景を会話でせつめいする。


●今宵一夜in庭が長いっっ!

 長いよ、今宵一夜っっ!しかも、場所が部屋ん中じゃなくて、庭なんだよーっ。
 外はどうかと・・・大きな屋敷で人目があるんだし、家ん中にしようよ、愛の語らいはさ・・・。(と、個人的には思いました。)

 今宵一夜は名場面だけども、一時間半の芝居に入れるには、時間取りすぎだと思ったなあ。そこもっと切り詰めて、代わりにオープニングダンスか、愛の墓標を一曲おねがいますよ!(切なる願い)

 それからねえ、帰りにえんえんと友人Rと話し合った(←計一時間以上えんえんとこの話をし続けた二人・・・)結果「ジェロ様のエピソードが無いのもイカン(怒)」とゆー結論に。

 ジェローデルとオスカルが結婚ですって!?
    ↓
 アンドレ大ショック!オスカルへの気持ちを再確認
(オスカルもまた、人生かんがえる機会に)

 みたいな過程あっての、今宵一夜ぢゃないと!コレ無しでいきなり結ばれてもねえ~っ。ジェロ様は必要!必要だって!何でカットしちゃったんですか!フガフガ!(←鼻息荒い)

※追記
 もーいっこ思い出した!あのさ、アジールで「オスカルが暴れる→膝枕→オスカル・アンドレ去る」のあと、中日版ではマリーズが店から出てきて、ふたりが膝枕した椅子のドングリを見つける・・・(つまり、再会はしないけど、アンドレと一瞬、接点ができる)っていうのがありましたが、花版はアレがないんです。わたしは、あれはカットすべきじゃなかったと思いますねえ。

●アンドレ編はもっと痛々しいほどの切なさが欲しいっす!

 あと、「愛の墓標」は個人的にスキなので入れて欲しいーーっ。かわりに歌っちゃうよ!
「わたーしのあいーに墓標はああああ~、なーいいいいいいいーーー!」(うるさい)
 愛の墓標、アンドレにぴったんこじゃんか。中日のタニちゃんの熱唱、うまいヘタはさておいて、アンドレ特有のイタイタし感がたまりませんでしたね。厳しい恋路を突き進む、過激な覚悟が感じられてさあ。

※いまオンライン購入した「愛の墓標」の曲を流していたところ、旦那殿が「なんだ、このクサい歌はーーーっ!」と反応していた。いいんだよっ。ベルばらは、クサいほど良いんだよっ。

 ああ・・・中日版が見たい・・・いますぐ見たい・・・。(あれ、ショーで楽曲差し替えさえなければ、今ごろうちのヅカ棚に並んでたはずなんですけどねえ・・・。)
 中日は良かったなあ・・・。あの感動は、ウソではなかったはずなのに・・・。

 今回、真飛アンドレを見て、すごくアンドレについて考えさせられてしまった。アンドレはさー、目が見えなくても無理矢理、戦闘についていこうとしたり、オスカルのためなら命も捧げるイキオイだったり・・・一途といえば一途だけど、KY(空気読めない)な痛々しさと紙一重なんですよねえ。

 その痛々しさを「純愛」として説得力を持たせるには、並みの恋愛感覚(による演技)じゃダメなんだな、と。
 ゆうくんは、アンドレよりはアラン向きだなぁと思いました。真飛アンドレ、かっこいいんだけども、知的に見えちゃうんですよ。アンドレの愚かさが薄くなっちゃいますねぇ。

 もっとこう、勘違い爆発で愚かで情けない男だけど、愛だけはあります!的なね・・・。アンドレを主役に据えるなら、そこがキチンと魅力として訴求しないと、作品としてはあれかなーと。(オスカルとアンドレ編、とかならまた違うでしょうが、今回は完全なアンドレ編だから・・・)

 その点、タニちゃんはピッタリだったんだなー。紳サマ、アテ書きがきちんと出来てたってことだなーと、いまさら妙に感心してしまった。

 まあ、一番の原因はそれだわね。
 このアンドレ編は「中日劇場用で、タニウメ用」ってことに尽きるんですよねえ。盆やセリの使い方もおとなしいし、大劇場でみると地味ですねえ。もったいない・・・。いっそまた、書き下ろしにすればよかったのに・・・。(曲とセットはそのままでいいからさ。)

 革命の場面が人数ふえて華やかだってこと以外、大劇場でやるメリットはあまりない作品だったなあ・・・。ベルばらファンだけに、わたしはちょっと悔しいのよ。もーちょっと何とかなったんじゃないかなぁ、と。ベルばらは、宝塚初心者さんの観劇が多いんだからさ。ベルばらファン、ひいては宝塚ファンを増やすチャンスなのに・・・。

 そういえば、パンフの紳サマのコメントページに、中日ベルばらはすごい大盛況で、中日劇場の歴史上でも、上位の客入りだったって書いてあってビックリしました。そうなんだ。ベルばらなら、っていうお客様を呼べたんだね。
 
●キャストについて


 まとあやのベルばら、かっこよくて、素敵ですけどね。オスカル・アンドレの極端な恋愛より、もっと穏やかな愛のほうが似合うと思いました。
 理由は先に書いたとおりで、とにかく真飛アンドレは「賢すぎる」。場の空気読めちゃうから、ベルばらのベタベタな盛り上げが、けっこうアッサリに見えてしまうんですよ。あまり器用じゃないスター(つまり、タニちゃんみたいな)が、上手くなくても捨て身でやる!ぐらいがちょうどいいんだなーと思いましたです。

 あやねちゃんは、ドレス姿があまりにも自然に高貴っっ!!ドレス姿、すんごいキレイだったー!中日のウメちゃんは、前半のアジールでイキイキ働いてるところのほうが魅力的だと思いますが、あやねちゃんは断然、後半の養女場面のほうがイイですね。持ち味の違いですなあ。マロングラッセとしんみり、死んだアンドレを思って語るとことなんか、良かったですねえ。

 えりたんアラン、骨太感と荒々しさを出すのに、セリフや間がすっごく考えられてる感じで良かった!もってる容姿が線がほそくて品よいタイプだから、苦労しただろうなあ・・・。

 オスカルは、みわっち。「THE宝塚オスカル」な役作りでした。アンドレの前では恋する女性ですね。ジェロ様のくだりカットなので、アンドレへの恋心が芽生えるのを表現すんの、難しいだろうなーと思った・・・。フェルゼンからアンドレへ、気持ちを移すためのエピソードが、カットなんだもん・・・。大変だったね、みわっち!

 まっつのベルナールが、めっちゃかっこいい!まっつ最高!
 まっつは、この公演、ひと皮むけたかんじで、とてもとても良かったーーーー!
 しゃべる間がいいし、何より存在感がある!革命の場面で、暗がりからスッと出てきただけで、ハッと目を引く何かがあるっ。「あれはだれ?」って、オペラグラスを上げさせられます。ショーではエトワールもあったんですよ。芝居もショーも、最高によかった!今後がものすごく楽しみです。

 邦さんのマロングラッセは、いいですね。
 そうそう、この公演、かつてないほどにマロングラッセが大活躍。マロングラッセは、実孫のアンドレを心配はしつつ、立場上オスカルを第一の言動をするじゃないですか。なんかそのあたりの二重性というか・・・立場の微妙さやココロの揺れが、身分差がテーマのオスカルとアンドレの恋愛を見守る役として、効果的でいいなあと思いました。この公演のマロングラッセ、人間らしい良い書き方されてますよね。ただのお騒がせキャラじゃなくって。邦さんのマロングラッセ、やり過ぎずあたたかくて、スキだなあ。

●ショーについて

 めっちゃ楽しかったよー。藤井せんせーの「はっちゃけショー路線」です。(アダルトレビュー路線じゃなくて。)
 藤井せんせーの歌詞は、ほんっと読むと笑えますねえ。でも、ショーの中で聞くと「いいじゃんコレ!」と思えてしまう不思議・・・。藤井先生の演出力のたまものですな。

 オープニングから、惜しげもなくずらずらと大人数が舞台にムダに並んでいて、その迫力に「これなのよ、これ!宝塚はこうでなくては!」と膝を叩いて大ヨロコビだったわたし。ベルばらの最初でも、こう感じる予定だったんですが・・・紳サマーっ!!(まだ苦情を言い続けるわたし)

 レビューやショーは、最初が肝心ですよねえ。派手に始まってもらわんと!

 今回のショーでいちばん素晴らしかったのは、ゆうくんを主人公に、冴えないサラリーマンがイケメンに変身するストーリー仕立ての場面。大感心。ミュージカル風で、おもっしろいんです。ゆうくんにコメディは合うよね。明るい芸風だから、これがめっちゃ楽しい場面に仕上がってます。

 冴えないサラリーマンの「Mr.YU(まとぶん)」が、朝ギリギリに起きて会社へ向かう。車でご出勤は社長と、鼻持ちならない社長令息Mr.SO(えりたん)。
 地下鉄でマドンナ的社員のチェリーちゃん(あやねちゃん)に出合ってハッピー気分だけど、会社は遅刻。残業押しつけられるし、製品アイデアは出ないし・・・

 っていう話。
 この地下鉄乗るとこの演出が!
 小道具大道具、ほとんど無しで地下鉄を演出する、藤井先生の技量に感服。すばらしいですね。
 「SUBWAY」って書いた板のうしろを、かがんでスターたちが通り、抜けたら宙をつかんで、つり革につかまっている演技をするんですよ。ちょっとコトバじゃ説明しにくいんだけど・・・ここは素晴らしい場面ですね。完全に舞台上のダンサーたちの肉体だけで、地下鉄の車内が表現されちゃうんですよ!楽しくて明るい歌とともに。あの場面は、感動したなあ。ほんとに、地下鉄車内にしか見えん!

 最後に、冴えないサラリーマンYUがイケメンに変身し、イケメンになったところで音楽は打ち込みに。男役たちが踊り狂う中詰めになっていきます。これが、花組男役たちがカッコつけて踊って超かっこいい!えりたんオールバック!かっこいい!
 ただ、個人的には、花組だからここはジャズ・スタンダードでも良かったんじゃないかと思いましたけどね。宙ファンタジスタでは、打ち込みで踊る宙男が、めっちゃ素敵でしたが、宙組は芸風的に打ち込み音楽似合ってたんだなーと。花組なら、ジャズのほうが似合うんじゃないかな。ま、ショー作品としては、クラブミックスメドレーのほうが目新しくて現代的ですけども。

 あと、最後に「三組のデュエットダンス」(三角デュエットって言うのかな)があるんだけど、すんごい素敵で印象に残りました。華やかで本当にすてき。うっとりですねー。

 と、いま思い出せるのはこのくらい・・・あっ、書き忘れてた!!
 ベルばらの土佐弁は、博多弁に変更になってたよ!(どうでもよい情報・・・)


中日新聞で逆裁が大きく記事になってたよ

2009年09月04日 | 宝塚歌劇

 中日新聞の2009年8月31日夕刊に、逆転裁判の歌劇化が大きく記事になってました。

 ゲーム+宝塚=裁判劇
 異色コラボが好評 互いのファンを取り込む


 っていう見出し。

 わたしがオドロいたのは記事後半。

 同社の広報・IR室によると、三年前、ゲーム開発に限らず新しいことをやろうというプロジェクトが発足し、大の宝塚ファンの女性スタッフが「宝塚でカプコンのゲームをやってもらえないか」と提案したという。
 公演が成功し、「『逆転裁判』というゲーム、ひいてはカプコンという名前も知ってもらえた(同社)」。今回のチケットの一部は同社のサイト「イーカプコン」でも販売され、五分で完売したという。


 下線は生意気娘Kによる。

 えっ。そうなんだ。カプコンからの提案だったんだね!
 しかも、カプコンの中に宝塚ファンがいて・・・っていう経緯だったのかっ。おそるべし、ヅカファン。提案者のタカラヅカファン女性は、企画が実って嬉しかっただろうなあ。

 この記事、本文一行目が大仰(序文は別。導入の序は、もうじき赤坂で幕があくよっていう内容が淡々と書いてある)です。

 異例尽くしだった。

 で始まるんですよ。何が異例かとゆーと、記事が書いているのは、

・ゲームソフト原作はタカラヅカ95年の歴史で初めてという異例
・二劇場ともチケットはすぐ完売という異例
・東京公演の千秋楽で、早くも続編の公演が決定という異例
・同じ組での立て続けの続演は珍しいという異例

 ということです。
 すこし書き方が大げさだと思いますけどねぇ。(タカラヅカって、けっこうチャレンジ多い劇団だし。)ま、大きく取り上げてくれるのは嬉しいから、いっか。
 ゲームの歌劇化が初めてという意味で注目してもらってるんだなあ、と感じますねえ。

 主演の蘭とむくんのお言葉も、記事内随所に散りばめられてます。

・続演決定を千秋楽のサプライズとしてスクリーンで発表したとき、どよめきにびっくりした。
・ニックは入り込める好きな役
・(ゲームファンが客席にいることで)キャラクターをよく知っているお客さんたちが、特徴的なコスチュームやポーズをすごく喜んでもらえたのが新鮮。お客様といっしょにやっている感じになれる。
・タカラヅカがはじめての方にも、フィナーレの華やかさや男役のかっこよさを知ってもらいたい気持ちはもちろんアリ。


 蘭とむくんのお言葉はこんな感じの内容でした。
 ポーズ決めた蘭とむくんの写真(カラー)もついてますよ。かなり大きな記事です。

 そーかー。ゲームと歌劇は異色コラボか~。
 まあ、わたしは個人的には、韓流ドラマの太王四神記の発表のときのほうがビビリましたけども。(大劇場だしね・・・)

 来年はTVドラマの「相棒」があるし・・・。あと、歌劇化してないジャンルって、何だろうね?
 ノンフィクションとか?  


『派遣のオスカル』ダイエット!

2009年09月02日 | 宝塚歌劇
 コム様ご出演、うわさのNHKドラマ「派遣のオスカル」を当日は見られなくて、きのう録画でみました。

 コム様を出してくれてありがとう、NHKサマ~っ!!
 大好きだNHKサマ~っ!!
 大好きだから、衛星の宝塚歌劇の放映をもっと増やしてほしーい!
 できればOSKも放映していただけないでしょうか??(ちゃっかり要望)


 ドラマの内容、すごかったね。池田理代子様のキラキラ漫画絵がバリバリ画面に出てきちゃう!オスカルとマリーのコスプレも出てくるし・・・。タイトルにオスカルが入ってるだけあって、ベルばら含有率(?)が、想像以上に多かったねー。ベルばらを知ってると面白いけど、知らないヒトは50%ぐらいしか楽しめないのでは・・・。

 コストカットがどーのこーの、というストーリーを見ながら、そーいえば前の会社で、

「トイレットペーパーを節約しろ」

 っていう指令が本社から来たっつって、「そんなのどうやって節約するんだよ。なあ?」って怒ってた上司がいたなーなどと思ひ出がよみがえったよ。 

 さて。まあ、ドラマの中身はどうでもいいのだ!(暴論)
 大切なのは、コム様がご出演なさっているとゆー事実!!


 料理しながら見てたんですけども、ウチは古い建物で、「対面式キッチン」なんていう気の利いた仕組みじゃないわけですよ。リビングの壁際にシンクがくっついてる、昭和の名残の背面式キッチン(そんな単語は無いっっ!)なんですよねえ。

 背面式キッチンで、カボチャを切り切りしながら、背中ごしに反対側の壁にくっついてる遠いテレビをうかがうワケです。

「こんな見かたじゃあ、コム様出てきたら見逃しそう。どっちみち、あとでもう一回見なきゃ」

 と思ってたんですけども・・・。わたし、すげー!
 コム様によって、眠っていた「ファンDNA」が目覚めたっ!

 カボチャ切りながら、ときどき振り返る程度の鑑賞だとゆーのに、コム様が登場した途端に、ビビビビッと何かがわたしの脳天を直撃。気がついたら、包丁ほうりだしてテレビ画面から5センチのところにいたのです。

 自分でビビリました。走った記憶も、走ろうと意識したりもしてないのに、コム様のお声が聞こえた途端、反射で走りだして数秒でテレビの真ん前にいる!

 しゅ、瞬間移動・・・。
 わたしって、エスパーじゃね?

 で、テレビに映っているあいだじゅう、テレビ画面の一点(コム様のお顔)に超集中。コム様が消えると、ハッと我に返って、カボチャのところに戻るのです。

 で、カボチャをギコギコ切ってると、またもや、

コム様のお声瞬間移動(※と、本人は思っているが、たぶん走ってるんです。)→テレビの前で我に返る

 のくり返し。な、なにこれ・・・。カラダに・・・いや、DNAにインプットされたコム様ファン魂かこれはっっ。

 カボチャ調理が、ちっとも進みませんでしたわぃ。
 これからは毎週、キッチンのシンクからテレビ前まで数メートル、コム様が画面に映るたびに疾走することになりそうです。
 思ったんだけど、これってダイエットになるのでわ!!(期待)
 毎週、がんばって走るぞ!下の階にメーワクかけないように、できるだけつま先立ちで走ります。まあ、走ってるときは意識ないからアレなんですが・・・。

 ところで、コム様に狂喜乱舞して、見終わってからアレ?と思ったんだけど、
わたしの可愛いラギちゃんは、どこに出てたんでしょうかー!?
 
あわててもう一回再生して、ざっと見直したけどわかんなかったよ!エンディングのスタッフロールに名前はあったけど役名ついてなかったし、探しにくいところに出てるのかなあ?