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井上氏が解説するところによると、シャチホコの図・・・魚と龍の合体獣みたいなカタチっていうのは、世界中にあるものなんだそうですよ。神話のイルカとか、海獣はあーゆうカタチで、噴水の下を支えたり、ガラス細工になったりしているものは、たいへんシャチホコに似ているんだそうです。
名古屋キャッスルホテルの経営者は、イタリア行ったときに、そういうテーブルのひとつを買ってきて、ホテルロビーに置いたそうです。シャチホコに似ているので買ってきてしまったらしい。
とにかくね。名古屋は何かってゆーとシャチらしいですよ。
井上氏が愛情をもってご指摘くださってます。
まあ、なんか図案やシンボルを決めるとなると、
エラい人:「まあ、シャチが無難なんじゃないか」
市民:「シャチならいいんじゃない?」
みたいな心理が働くんじゃないですかね。それに、ほかに名古屋を象徴するようなもの、無いからね・・・。選択肢がないんじゃないの。
「名古屋と金シャチ」から引用します。
大阪でも、通天閣のマークが市中にあふれているということはない。京都だって、舞妓めいた図像もあるが、見かけるところはかぎられる。ひとつのシンボルマークが、全市へまんべんなくゆきわたる。名古屋はその点でも、きわだつ特異な都市である。
どれぐらいシャチが多いか、井上氏の具体的なツッコミを紹介しましょう。
・名古屋市交通局のキャラクター(ハッチー)※写真参照
・名古屋市消防局のキャラクター(ケッシー)
・環境先進都市をめざす名古屋市のキャラクター(シャチのジュンちゃん)
・サッカーのグランパスエイト(グランパス=シャチ)
・わかしゃち国体
・若鯱家(カレーうどんのチェーン店)
・東急シャチバス(バス)
・鯱第一交通のシャチタク(タクシー)
・丸八商運(コンテナ車にシャチの図柄)
・名古屋大学の応援団旗(シャチが描かれている)
・名古屋国際会議場のシンボル
・陸上自衛隊第十師団(戦車に金シャチが描かれている)
・マンホールやガスメーターのフタ(しばしば金シャチが描いてある)
これでもまだまだ一部だという話です。
し、知らなかった・・・。てゆーか、意識したことなかったわ。
交通局のハッチーなら、地下鉄でよく見るから知ってるけど、ケッシーなんて見たことないし・・・。
てゆーか、名古屋港水族館が「シャチ」を飼いたいと躍起になっている(捕獲できなくて、現在借り物・・・だったよね?)のは、思えば金シャチにかけてのことなのか・・・。今のいままで気づかんかったわ。
ハッチー、グランパス「エイト」、丸八商運の8は、名古屋市のマークですね。八を丸囲みしたものが、名古屋市のマークだからですね。この丸八は、もともと尾張徳川家の家紋に由来するんだそうです。
面白いなと思ったのは、中日ドラゴンズの前身「名古屋軍」(新愛知新聞)は、名前を「金鯱(きんこ)軍」にしたかったらしいんですよ。ところができなかった。なぜか。彼らより先に「金鯱軍」の名で登録したチーム(名古屋新聞)があったからなんだって。ど、どうしてその名前でカブるかなあっ(笑)って話ですよね・・・。
名古屋軍は中日ドラゴンズの母体となり、金鯱軍は「東京セネタース」へのちに吸収。ちなみに名古屋新聞と新愛知新聞は戦時中の企業合併で、どちらも現中日新聞だそーです。(ローカルすぎるな、ネタが・・・)
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井上氏は、陸上自衛隊第十師団(名古屋市守山区)を訪れたときに、門柱にシャチが鎮座していたので、思わず笑ってしまったそうな。話を聞いた自衛官の方の制服のワッペンもシャチ印。名刺にもシャチ印。戦車にもシャチ印。敷地内の売店にはシャチをあしらった記念品多数。合同演習などの記念バッジもシャチ印。
いくらなんでも、シャチ多すぎ!ってことですね。
そうだったんですか・・・。知りませんでしたねえ。
まあ、そういうワケでね。これで金シャチ記事は終わりです。
「へえ」と思っていただけた方は、中日劇場にお越しの際には、市内でシャチを探してクスッと笑ってみてはいかがでしょーか。(わたしも今後は、シャチ見たらホホエむことにします)
よかったら名古屋城の観光もどうぞ。(回し者)
まあ、名古屋城は復元の城だから、エレベーターついてたり、趣はイマイチですけどね。城マニアの彼氏いわく「石垣ぐらいしか見どころはない」らしーですから。(回し者失格)
「名古屋と金シャチ」ほかにも細かいトピック盛りだくさんなんで、名古屋人の方は一家に一冊どーぞ。(回し者)
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