etceterakoの勝手にエトセトラ

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初風緑退団に際してしみじみする

2005年11月13日 | 宝塚歌劇
「退団に際してしみじみする」シリーズは、わたしが勝手な思い入れを語って、生徒さんの卒業をしのぶ企画です。

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 わたしはガイチさん出演作におそろしく縁が薄く、ガイチさんをはじめて舞台で見たのが、なんと月エリザ!!(最近じゃん・・・)

 もちろん、歌劇やグラフで新専科としての活躍は知ってました。ビデオでは見てました。でも、生舞台でお目にかからなかったのですよ。
 同じ新専科でも、じゅりちゃんには縁があって、けっこう見たのですけどねぇ。このあたりは「縁」としか言いようがないですね。

 月エリザのガイチさん、ものすごーく良かった!!
 わたしはエリザは、宙・花・月しか見てないんだけど、3組のフランツのなかで、ガイチさんのが一番好きですね。たかちゃんフランツもじゅりちゃんフランツも、もちろんそれぞれの魅力があるんだけど、たかちゃんの「おっとり」な持ち味や、じゅりちゃんの「じゅりちゃんっぽさ」は、フランツってゆー宝塚のもはや形式美になってる役より、新作のアテ書きで見たい気持ちが強いんです。(余談ですが、マラケシュのじゅりちゃんの役はすごくよかったね)

 ガイチさんがあさちゃんシシィと銀橋で歌う「嵐も怖くない」は、DVDで繰り返し見まくりました! クリアに聞こえてくる歌詞やセリフ、大好きでしたねぇ。

 それから、ガイチさんのお人柄ね。
 ガイチさん・・・おもしろすぎ!!
 カフェブレイクやグラフの企画で、何読んでも何見てもおもしろすぎるぞ!!
 きわめつけは「出会いGA1番」だねっ。先日の旅行中、ホテルでスカステ見てたら、夜中にその総集編?が始まって、ガイチさんのコメント聞きながら笑い転げちゃったもん。(←悪い意味じゃないよ)

 「わたしは小さいころから本気で天使になりたいとか思っていて・・・」

 とかね。
 変な話、ガイチさんのような人が現実社会で身近にいたら、たぶん「不思議ちゃん」と呼ばれると思うんですよ。夢があること、ピュアであることは、本質的な良否はともかく、社会では損になりがちです。
 でも、ガイチさんは宝塚の生徒さん。
 宝塚が(すくなくともファンにとっては)夢の園である以上、ガイチさんのピュアなコメントは、宝塚には「夢の一要素」でした。ガイチさんの個性を見ながら、「宝塚は個性もピュアさも容認される夢の世界だ」とわたしは思って、癒されていたんですよ。

 それから、忘れてはいけないのがガイチさんが(イシちゃんは別として)新専科さいごのお一人だという事実。公演雑感にも書きましたが、わたしはいまだ「炎にくちづけを/ネオ・ヴォヤージュ」でのガイチさんの送り方には不満です。わたしは新参のファンだし、新専科が創設された意義だの意味だのを、本質的には理解していません。ただ、新専科のスターさんそれぞれを好きだった立場から、「ガイチさんももっと派手に送ってあげてよ!」と一言いいたいっ。直前のじゅりちゃんが派手に退団しただけに、余計そう思います。

 以前に書いた内容と重複にはなりますが、滅亡寸前?な新専科での暮らしは、大変だったと思うんですよ。トップになっていく仲間、やめていく仲間を見送って、どんな気持ちだったのかなぁって思いますね。
 「宝塚は温室だ」と言いますが、新専科での暮らしは、従来で言う「あたたかい宝塚という組織」の感覚とは、すこし違うものだったろうと思います。

 ガイチさん、長い間おつかれさまでした!
 ご卒業おめでとうございます!
 これからもピュアで個性的なそのままのガイチさんで暮らせるように、陰ながら祈り応援しているよ! 
 

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