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「植田紳爾せんせいが、マンガ原作をしたことがあったらしい」48へえ!

2010年03月24日 | レヴューのトリビア

「植田紳爾せんせいが、マンガ原作をしたことがあったらしい」48へえ!

ばらよ美しく咲け―宝塚スター物語 (1977年) (マーガレット・コミックス)」(南雲慶子・植田紳爾集英社より


※中古でまだ手に入ります。

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 ベルばらブームの頃に、マーガレットに宝塚スター物語のマンガが連載されていたらしいですね。
 原作は我らが紳サマ・・・植田しんじ先生です。

 これ、お借りした資料で当時のマーガレットの「切り抜き」で一部を読ませていただいたことがあったんですが、まさかコミックスになっていると思いませんでした。

 わたしが子供のときに、親戚の家で読んだ漫画雑誌に「大浦みずき物語」が載ってたのが鮮烈に印象に残ってて、ソレをもう一度読みたいと思ってるんですよ。
 で、それどっかにないかなーと思って探していたら、大浦みずき物語はなかったけど、このコミックスを見つけたっていう。


 いわゆる「ベルばら四天王」をモデルにした漫画です。
 ざっと内容をご紹介ー。

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榛名由梨「ばらよ美しく咲け」(初出:昭和50年 週刊マーガレット49号)
 ウエストサイドストーリーを契機に、自分の力を発揮することを覚えた榛名。
 つらい父との別れを乗り越えて舞台でスターとして輝く!
 努力の人「榛名由梨」の物語。


●安奈淳「ひびけ心に」(初出:昭和51年 週刊マーガレット9号)
 両親が宝塚ファンで、ものごころつくころから観ていた安奈。
 別科から音楽学校へ、そして入団。
 シャンゴは大変だったけど、大評判に。しかし彼女は悩んでいました。
 「追憶のアンデス」で演技の壁にぶち当たっていたのです・・・。

●鳳蘭「はばたけ世界へ!」(初出:昭和51年 週刊マーガレット16~17号)
 中国人社会で育ち、学校の友人たちに心配されながら宝塚へ入った鳳。
 ボーイフレンドを振り切り、見合いを断って宝塚の舞台に賭けます。
 緊張したパリ公演を成功させ、ベルばらフェルゼンが決まって張り切っている・・・っていう話。

●汀夏子「炎の妖精」(初出:昭和51年 週刊マーガレット51号)

 中学一年のときに宝塚にハマッてしまった汀。
 宝塚にあこがれを募らせていたある日、母が別科を進めてくれました。
 母に経済的な負担をかけることから気持ちに迷いがありましたが、「
宝塚の別科」のゲタ箱に自分の名前があるのを見ただけで胸は高鳴り、彼女は生き生きとレッスンに通うように。
 トップで音楽学校を卒業し、入団。母や祖母に感謝しながらスター街道へ!

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 ・・・と、まあ、こんな感じです。
 単なるマンガとしてみると、いちばん面白いのはツレ様だな。
 ボーイフレンドとか出てきて、ストーリーに少女漫画としての華がありますな。

 音楽学校一日ルポとか、汀さんの宝塚語りとか、企画ページも読み応えありました。
 企画モノとして一本ぐらいはともかく・・・一冊のコミックスにできる分量、4本(ツレ様のは2回だからそれを2カウントにすると5本ですね。)にもわたって企画されたっていうのがスゴイなと思います。

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