etceterakoの勝手にエトセトラ

「生意気娘Kの勝手にエトセトラ」は改題いたしました。カテゴリ「ブログ改題について」をご覧ください。

今日からvista!

2007年08月29日 | 雑文

 なんと生意気娘K、パソコンを買い替えました!
 聞いて驚いてくださいよ。新品のvista機なの、vista!!
 ・・・え?誰も驚かない?そんなん普通だろって?・・・まあ、そう言わずに驚いてくださいよ・・・。(←個人的なオドロキを押し付けるなっ)

 いや、びっくりだってびっくりー。だって今までWindows98だったんだもーん。98からvistaってコレ、隔世の感ですよ、まさに。ふるいWin98、とにかく重くてフリーズしまくるので、ウインドウ2枚開けなかったんだよ。(←そんな環境でブログを作るなーーーッ!)
 これで、植田しんじ先生も漢字で表記できるよーになるかも。(漢字登録も重くてぜんぜんダメだったんだよね。すぐフリーズするから。)
 いや、前のWin98だって、わたしには充分ブロ~ドバ~ンドで、というのは、わたしが高校生んときから使っているメインパソコン(ワープロにしか使わないけど・・・)は、MS-DOS機なんだよ・・・。もはや化石だ・・・。NECの98シリーズだよ??あんなもんが現役で動いているのはウチぐらいでわ・・・。あれ、壊れないなー。頑丈だよなー。

 電機屋さんで「次に買い替えるのは10年後です。10年使えるパソコンをください」と言ったら、「パソコンで10年はムリです!」と苦笑されてしまった。そうなのか・・・。10年はムリなのか・・・。

 それで、衝撃だったこと。

 イマドキのパソコンは、DVDが再生できるらしいって、うわさでは聞いてたけど、ホントだったんだーーーー!!

 DVD再生なんて、高級機だけかと思ってたら・・・わたしごときのしょぼい予算で買えるよーなパソコンでもDVDついてんだなあ・・・。しかも書き込めるの?
 か、書き込み・・・。どうやって使うんだろう・・・。どきどき。

 イマドキのパソコンは、フロッピーディスクが使えないって、うわさでは聞いてたけど、ホントだったんだーーーー!!

 「最近、コンビニでフロッピー売ってないんだよねえ」って言うと、「いまどき使う人いないよ!」と言われてはいましたが・・・ドライブ自体が無いんだな。ホントだああ。じゃあウチにある、ふるーーーーいフロッピーの占いソフトとかは、もう使えないのか・・・。(←また化石出た) 

 ★そのほか、たしかめたうわさ
・音楽が聞けるらしい→ホントだ・・・。音楽がブツ切れずにきれいに再生されとる!
・ハードディスク容量がデカいらしい→ホントだ・・・。これなら「ダウンロード」というモノができそう!
・たちあがるの速いらしい→ホントだ・・・。前とちがって5分かかったりしない!
・ウインドウいっぱい開けるらしい→ホントだ・・・。いま調子に乗って5枚も開いてるよ!
・写真とか簡単に見られるらしい→ホントだ・・・。メディアなんとかって、画像とか映像用のソフト?がついてる!
・何でもUSBらしい→ホントだ・・・。USBポートがいっぱいある!!
・プリンタもUSBでつなぐらしい→ホントだ・・・。ピンがいっぱいのプリンタケーブルがないんだ!

 もしかしてTCAミュージックで、タカラヅカの曲のダウンロードとかできてしまうのでは・・・。あれ、自分には関係ないと思って、シカトして生きてきたけど、ついに資格ができた??わたし、「ダウンロードした音楽を聴いちゃう」なんてハイテクライフに突入!?もしかしてIT革命!?(←違)

 ああ・・・でも、なんか感激。感無量。初期設定して、ムダに3Dなvista画面を見たとき、感慨にふけってしまった。

 嗚呼、なんだか同時代を生きてるってカンジがするよおーーー!(感涙)

 デジカメも買うつもりなんだ、デジカメ。(持ってません)
 生意気娘K、よーやく時代に追いつきました。10年ぐらい冬眠してて、未来にたどりついたよーな気分だ。録音はカセットテープ、録画はビデオカセット、パソコンはフロッピーディスク、写真は「写るんです」っていう、10年遅れの生活も、もう終わりだ。イマドキの28歳らしい快適デジタルライフが始まるのよっ!!

 今日の生意気娘Kは、もはや昨日までの生意気娘Kではないのだ!(←誇大表現)
 今日から、デジタル娘Kと呼んでください。(←嘘)


世界陸上開会式とAQUA5

2007年08月28日 | 宝塚歌劇
 遅ればせながら、録画していた世界陸上開会式見ました。

 ・・・聞いてくださいよおおお!かなり前から、すっごく楽しみにしていたわりに、大失敗。10年前のビデオテープに重ね録りでとったら、どーやらテープがびろろろーんと伸びまくっており、音声がぐにゃぐにゃなんだよ・・・。だ、誰だよっ!こんなしょぼいテープ使ったのっ!(←自分)

 いちおー、言い訳しとくと、ちゃんと真新しいテープ、買ってあったんだけどね・・・。先月末に、買ってあったんだけどね・・・。お盆あけにちょっと必要に迫られて片付けを行ったところ、どこかに片付けられて、世界陸上のための新しいビデオテープが行方知れずとなり・・・。金曜日の夜に、「明日は月組だあ!」とか張り切って準備しながら、録画予約して、テープを突っ込もうとしたら、肝心のテープがないんですよ。まあ、夜中のことだし、翌日はムラ行きだし、週末で気はゆるんでいるし、生来の面倒くさがりが顔を出して、「まあ、いいか!テキトーにそこらへんに落ちているテープで録ろう!あっ。あんなところに古くさい10年前のビデオテープが!!10年前の録画なんぞ、いらんいらん。何が入ってるかしらんが、アレ使おうーーっと!」って、それデッキに放り込んで出かけたところ・・・。ええ、ええ、伸びておりましたよっ(涙)・・・たいして使ってないテープのはずなのに・・・。それでも、10年置いておくと伸びるんだ・・・。そんなの、義務教育で習わなかったよおおおお!!(※教えてません)

 テープがしょぼいうえ、録画したデッキ本体も結構しょぼいからサ。もう、画質も音質も悪い悪い。雰囲気だけ!ってかんじでした。やれやれ・・・アナログ生活者は大変だっ。やはり何かの「FAN」をやるには、いろいろと文明の利器が必要なのだなっっ。

 なので、感想と言ってもねえー。雰囲気しかわかんなくてねえー。オサちゃんの美声も、雰囲気だけですよ。なんてもったいない・・・。いやでも、堂々たる歌唱で、さすがご立派でした。オサちゃんは、堅い場が似合いますね。場を支配する空気というのが、ありますよね。式典向いてるわー。
 歌い終わったあと、スタスタスタスタターッと足早に退場するオサちゃんの顔には、「はあ。大役が無事に終わってほっとしたわ。よかったよかった。スタスタスタスタ」って書いてあって、「お疲れ様でした」とテレビ画面に向かってアタマ下げたくなりました。緊張するよね!大イベントでソロだもんね!

 アクア5、やってるご当人たちもなかなか楽しそうだったよね。
 衣装、いいじゃんか。アレは有村先生のデザインかな?宝塚のラインを残しながら、ふつーの舞台衣装として違和感ない感じで、いいバランスじゃないですか?
 歌は・・・わからんっ。ハモってたのかどうかさえ、わからんっ。なぜならテープが伸びていたから・・・びろろろろーん・・・。
 広いフィールドを、5人ぽっちで歌うんじゃー、目立たないんじゃないかなーと思ってたんだけど、そこはさすが、天下の小池演出。フィールドを埋めるダンサーを、アクア5が率いるカタチにして、迫力出してましたね。ナマで見たら、面白かったろうな。

 思ったのは、やっぱタカラジェンヌって、清潔感と透明感があるなー!ということです。解説が「男役ならではのかっこよさがー」みたいなコメント出してたけど、アクア5が体現するのは、カッコよさよりはむしろ、清潔感じゃないですか~?清く正しく美しく、がテーマなんじゃないの。「男役」じゃなくて、「タカラジェンヌ」を魅せたかったんじゃないかと思うけどね。

 わたしは雪組FANなので、踊る5人の(あんまりアップにしてくれなかったけど・・・)それぞれの踊りのクセとか芸風の微妙な差異に、大ヨロコビして見ておりました。
 ちかちゃん、素敵なお姉さんでしたねえー。ホント、真中が似合うなー、ちかちゃんはー。世界規模の大イベントだけど、ちかちゃんなら絶対うまくやるだろうっていう、なんか安心感がありますよね。
 宝塚イベントじゃないんだからあたりまえだけど、表情をとらえにくいなー、あのカメラの動きだとー。アクア5ロックオン!モードで見てみたいもんですね。

朝海ひかるサマがシシィになる!

2007年08月22日 | 宝塚歌劇
 ・・・衝撃的すぎて、あえて時間をあけて今ごろ書いてます。
 はあああ。コム様・・・え、エリザベートでございますかっ!

 メールがね、来たんですよ。コムちゃんがエリザベートに出演する、ということだけ書いてあったんです。まあ、エリザという大作ミュージカルと、コムちゃんという組み合わせからして「へええーっ」って感じだったんですが、とにかくわたしが真っ先に思ったのは、

 エリザって、なんか踊る役あったっけぇ?

 でした。黒天使?なワケないしなっ。
 で、次に思ったのが、

 あー。その他大勢のチョイ役かあー!「死刑囚の母」とかかなー!

 ほんとに。コム様ごめん。本気で端役だと思いました。
 でも、元トップだしねえ。名前のない役はさすがに無い?と思い直して、今度は。

 じゃあ、名前のあるメインキャストで、そこそこの脇役?

 ・・・って、女性の役で、そんなんあったけぇ!?
 それで東宝ホームページを見て、それでもまだ、コム様がド真中で「エリザベート」って書いてあるのに気づかず、本気で下とか隅のほうを探してました(真顔)
 だってふつう、思わないよ!コム様がシシィだなんて、思わないよ!「うそおおおおおお!」ってかんじだったもん。天変地異の前触れかと思った。(それぐらいオドロいた・・・)

 小池先生のコメント見たら・・・こいけ先生・・・コム様に触れたコメントは実質的な「ノー・コメント」ということでは・・・。意訳すると「まァ彼女はダンスの人だよね。でも伸びしろはあるし、がんばるしかないんじゃないかナ!」ってことでしょおおおおっ(泣)
 こ、小池せんせーっっ!!見捨てないでーーーっっ!!(※別に見捨ててません)

 まあコム様、たぶん頑張ると思うけど。なんらか、突破口探して、「出た!朝海ひかる流!」っていう独特のシシィを熱演してくれると思うけど。でもなんか、まだ信じられないなあ。涼風さんとWでシシィかあー。

 小池先生、ひとつ鬼才と呼ばれる小池演出の魔法で、どうぞよしなに、何卒よしなによろしくお願いします!!

最近のトピックスいろいろ

2007年08月21日 | 宝塚歌劇

 もうラインアップ発表の時期なんだ・・・。そっかー。8月も終わりだよねー。
 15年前なら、いまごろ「そろそろ宿題に取り掛からないとマズイかも」とか言い始めてたころだねえ。街はお子様やファミリーが多くて、8月は夏休みだなーって感じしますね。まあ、長い休みがあるのはよいことですが、夏休みって宿題があるから、子供のころは好きじゃなかったわー。長期休みの魅力より、宿題のある憂鬱のほうが勝るね。あと、プール登校も大の苦手だった(←泳げないから)。宿題はないし、プール入らなくていいし、ああ、大人になってよかった!(はればれ)

まずは、花組新トップ
 ゆうくん、トップ決定おめでとうー!
 ま、想像どおりというか、順当というか・・・もう、自分のなかでは、かってに「決定事項」のように妄想してたところがあって、発表を見て「えっ。まだ決定発表されてなかったっけ、そういえば」と思った。中日劇場、「メランコリック・ジゴロ」って、なんか有名ですよね??正塚せんせーですかあ。メランコリック・・・憂鬱・・・「ジゴロの憂鬱」いや、「憂鬱なるジゴロ」?月組はマジシャンで、花組はジゴロが憂鬱なのか。な、なるほど。(何が?)

●副組長人事
 梨花さんが専科で、高翔さんが副組長。で、リュウ様も副組長。
 おおー。なんか、ひとつ時代というか世代が変わっていくってカンジがしますね。

●ラインアップ雪組

 ラブ・ロマンス
『君を愛してる-Je t’aime-』
作・演出/木村信司

オシャレに、華やかに、今こそラブ・ロマンスを。上流階級の青年と、サーカスの花形スターとの心温まるラブ・ストーリーを、パリを舞台に爽やかなタッチで描きます。木村信司による初のオリジナル・ミュージカル。


 な、なんとーーーーーーっ。われらが雪組は天才・木村信司のお出ましかあっ(笑)
 しかもラブ・ロマンス!!ラブ・ロマンス!!君を愛してる・・・ジュテームだとぅ!?ジュテ~ム!!なんと!!ジュテ~ム!!!(爆笑)

 あはははははは(笑)だーはははははは(大笑)
 ああー。腹がよじれる!!笑いの涙が止まらない!!
 懲りてない!懲りてないよ、木村せんせー!・・・黒蜥蜴の、何が評判悪かったのか、まったく気づいていないんだなっ。そーかそーか。木村せんせーは天才だもんな。天才とは、よくも悪くも偏った存在。われわれ俗人の感想なぞ、天才木村ワールドには、決して届くことはないのでせう(大笑)
 それでこそ、木村信司だ。ブラボー。すばらしい。
 ラブ・ロマンスと銘打ち、貴族とサーカスのスタァの身分違いの恋とな!わぁお!もうー、見えるよね、見える。わたしには、見える!(←何が?)
 「いまこの時代だから、愛の物語が必要だと思いました」とか「最近ぼくは、愛について考えているのです」とか、座談会で勘違い愛語りが炸裂するぞ、これは。で、フタをあけたら、ぜってー通俗的かつ大仰な陶酔系メロドラマなんでしょっ。
 すばらしい。すごいね、木村先生は。天才だよ、天才。ぜひ勘違いメロドラマを盛り上げまくって、わたしの涙(笑いの)を搾り取って欲しいね。世間なんかに、負けちゃダメです。行くところまで行っちゃえ!やるならとことんGO!
 たとえ全世界が敵に回っても、生意気娘Kが最後まで支持するぞ。(※木村センセが好きそうな誇大表現でエールを送ってみました。)
 木村せんせーが本性丸出し(黒蜥蜴はミステリーの皮をかぶせようとしてたけど、それさえももう、かなぐりすてて)で挑む、本気の勘違い妄想劇場、乞うご期待だね(笑)

★おまけ★生意気娘Kのストーリー予想を発表
 ・貴族はスタァとの恋を家に反対される。(身分違いの定石)
 ・貴族とサーカスの生活、身分のちがいに、青年はミョーな煩悶を抱く。(ここらで迷セリフが欲しい・笑)
 ・それでも愛している!と高らかにうたいあげまくる。(当然、あるわな)
 ・駆け落ちしようとするが、成就しない。(木村キャラでは駆け落ちなんてタフな行為はムリと予想)
 ・スタァの少女、病に倒れる。(メロドラマの定番)
 ・救えない無力感に、貴族は悩む。(この種の苦悩、黒蜥蜴で味をしめていると予想)
 ・ハッピーエンドになるか悲劇になるかはわからんけど、「とにかくキミを愛せてよかった!この愛は至上のもの!」で終わる。

 生意気娘Kの木村作品妄想劇場でした(笑)

 ショーは「ミロアール」。
 へええ。中村暁せんせーってショー作れるんですね。(知らなかった)
 あのねー。名古屋市内の名東区に「ミロアール」ってケーキ屋があるんだよね。(とつぜん話がローカル)
 何年か前に通りかかったときに「なんとなく良さげだな」と思って買って食べたらおいしくて、でも以来行く機会ないまま数年たってるんだけど、このあいだ名駅をプラプラしてたら、名鉄デパートの地下に入っていたのでビックリしたんだよ。なんか「新人公演で目をつけてた生徒が、いつのまにかスターになってた」っていうような気分でしたね。・・・ミロアールにまつわる、どーでもよい話、おわり。(字数の無駄)

●ラインアップいろいろ
 みわっち、景子せんせー、よかったですねー。舞姫、評判いいから東京やるんでしょ?よかったよねー。しみじみと、バウで見ておけばよかった・・・。あのころ、エリザに気を取られてたもんだから・・・。うーむ。

 バウワークショップ、今年は芝居ですか。蒼いくちづけ、見たいなあああ。なんとなくだけど、めおちゃん、ヴァンパイア似合いそう。
 再演シリーズなんですね。どんな演目が出てくるのか、来年度前半ラインアップも楽しみだね!雪組は何だろうー。どきどき。

 来年早々に石田芝居!!ばんざい!!いよっ。待ってました!しょーもないギャグもりもりでよろしくお願いしまーす!石田せんせーのカッチリ歴史モノか~。うれしいな~。ショーも大好きな酒井レビューだし、またもや宙組、生意気娘K向きな取り合わせだな。

 月組はミーアンドマイガールなんですね。月組のお家芸、海外ミュージカルだ!わーいわーい!どんな話か、わたしはサッパリ知らんのですが、明るく楽しい能天気ミュージカルなんだろうな。

 で、来春の東京・大阪・名古屋、3都市公演枠(と、わたしは呼んでいるのだ)は、なんと星組。なんと赤と黒。おおー。
 ・昨年が花組のアパシネ(オサちゃん、アダルト路線)
 ・今年が宙組のアール(タニちゃん、ヴィジュアル路線)
 ・来年が星組の赤と黒(とうこちゃん、重厚文芸路線)
 なんかこの枠、スターによく合ったいい演目がくるよね。トップが出る枠だし、けっこうしっかり企画考えてくれてるよね。名古屋があるのが、とてもよろしい!(←超個人的誉め方)
 とうこちゃん、あすかちゃん、文芸作品めちゃくちゃ似合いそうー!
 赤と黒って、フランス文学だっけ??読んだことないんだけど、気になってきたよ。さっそく買ってきて読んでみようっ。 


全ツ星影、配役が出たー!

2007年08月19日 | 宝塚歌劇
 やったー!星影の配役が発表になったぞ。
 比較表をつくってみました。(めずらしくマメなことを・・・。雪組大好きなうえ、星影という演目を大大好きだからだ・・・)
 前回とおんなじ人は抜いて、違うところだけです。
 カッコ内が前回ね。

 公式HPのデータを目視で確認しながら作った(←原始的すぎる)んで、間違えてたらごめんなさい・・・。
(なし)っていうのは、公式HPの配役一覧に出てないだけなんで、じつはパンフ見れば前回もあった役なのかも・・・?

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喜久:灯 奈美(鈴鹿照)
土方歳三:音月 桂(彩吹真央)
市哉:麻樹ゆめみ(森咲かぐや)
福富:舞咲 りん(なし)
永倉新八:奏乃 はると(白帆凜)
桂小五郎:柊 巴(凰稀かなめ)
井上源三郎:沙央 くらま(柊巴)
花鶴:鞠輝 とわ(なし)
藤堂平助:衣咲 真音(岬麗)
高木剛:大湖 せしる(大凪真生)
斉藤一:紫友 みれい(彩夏涼)
江波大介:桜寿 ひらり(なし)
松本吉次郎:涼瀬 みうと(なし)
おゆき:千風 カレン(愛原実花)
豆福:美乃ほのか(なし)
篠原幸三郎:透真 かずき(香音有希)
並木祐一郎:詩風 翠(凰華れの)
豆千代:希世 みらの(なし)


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 へえええ。ラギちゃんが桂になるんだねえ。(コマちゃんかと思ってた。)で、コマちゃんがラギちゃんの役なんだあ。「メシ抜きだぞー!」とかを、コマちゃんがやるんだ!うーわー!なんて楽しみなんだ!わくわくわくわく。

 キムちゃんが土方をどう作るのかが、めちゃ楽しみなのよ。前回のゆみこちゃんが、鬼副長としてストレートにやって超上手かったからねえ。おなじく芝居巧者のキムちゃんは、どういうアプローチにするのか、気になります。

 おおー。今回はにわにわもいるのね!頼もしい!
 ひめちゃんもいるよー!今度はどんなキャラなんだ(笑)

 若手では、みれいくんの芝居がたいへん気になっているので、よく見たいと思ってます。

ダンシンクレイジーを雑談する

2007年08月19日 | 宝塚歌劇


 とりあえず、ナツメ様は神様でした。以上。
 ・・・そんだけ?って? ええ、ええ、だって神様だもん。わたしには、伝説の人だもん。思わず拝んでしまいますよですよ。
 意外と歌が多かったですね。でもって、お歌も上手くていらっしゃるんですね。

 ここでムダに思ひ出話をいたします。
 わたしねえ、「大浦みずき」って、たぶん初めて知った宝塚の固有名詞ですよ。わたしが小学生だか中学生だかのころ、夏休み・・・そう、今頃ですよね、お盆ですね。母の帰省先、祖母の家に行くじゃないですか。祖母の家の二階の片隅で、ある年「古雑誌」を発見したんです。おそらくは年の離れたイトコが、むかーし買って置いていったものだと思われます。何ていう雑誌だっけなあー!小学館の学年誌だっけなあー!よく覚えてないけど、とにかくその漫画雑誌に大浦みずき物語っていう漫画が載ってたんだよねえ。わたしが読んだのが10年以上前で、そのときに「10年前の漫画雑誌だ!絵が古い!」とか思った記憶があるから、少なくとも20年は前の漫画ですよねえー。

 連載だか前後編だか、とにかく続きモノで、わたしが読んだ号は第一話。
 大浦みずき少女が、宝塚音楽学校めざして猛レッスンし、あこがれの宝塚に合格する・・・までが一話。最後のページは大ゴマ(たしか一ページまるまる使って)で、お目めキラキラの絵で描かれた大浦みずき少女が、音楽学校の門をバックに、目を輝かせて大喜びするところで終わっていたのまでハッキリ覚えているぞ。
 当時でさえ、10年前の古雑誌だから、続きを読むことは到底かないませんけども、あれはあのあと、どういうストーリーになってたんだろうな。トップになるまでを描いたのかねえ。ご記憶の方がいらしたら教えてくださいマセ。

 思えばわたし、「宝塚」というモノの仕組・・・音楽学校があって、みんなの憧れでぇ、みたいな設定に触れたの、アレが最初なんじゃないかな。両親にも友人にも、宝塚を見るような人いなかったし、後年になって叔母がじつは若いころ熱をあげてて・・・みたいな話を知るんだけど、それもわたしが宝塚見るよーになって、母が「あら。宝塚ならじつは・・・」って感じで出てきた話題だったような・・・。(ホントーに興味なかったんだな、母は・・・)

 まあとにかく、あの漫画は強烈だったねえー。宝塚のタの字も知らなかったのに、一瞬で「大浦みずき」という名前を記憶しましたから。連載第一回だし、たぶん「大浦みずきとは」「宝塚とは」みたいな記事もついてたんだろうな。大浦みずきが実在のスターだって、わたし知ってたもんな。
 まさか十五年後に自分が宝塚に狂って、OG公演を関西まで見に行った挙げ句に、あの漫画で知った「大浦みずき」様をナマで拝む日がやってこようとは・・・。十五年前の自分が聞いたら卒倒しますぜ。

 しっかし、一般誌で「○○物語」が連載されちゃうレベルなんだから、ナツメ様の当時の知名度と人気は、今では想像できないホドのものだったんだろうなー。

 ナツメ様、笑顔にすっごく人柄が出てますよねえ。表情にすごく魅力があります。
 関係ないけど、わたし、ナツメ様の文章けっこう好きなんだよー。ナツメ様が中日新聞で連載コラム書いてたときに、「うわっ。好きだ、この人の文章」と思って、速攻でエッセイ集買ってきました。その印象と、ナツメ様の舞台姿がばっちり重なるんだよね。ああ、飾らない、大きいお人柄なんだろうなーみたいな。

 わたしが見た千秋楽では、鳴り止まない拍手にカーテンコールが幾度かあって、3回目ぐらい?だっけな。リカさんの掛け声で、ナツメさんひとりを舞台に残して、全員が引っ込む、っていういたずら?やんちゃ?があったんだよ。それで取り残されたナツメ様、「ええ~」って感じで、困ったみたいに照れたみたいな表情になって、そこで突然、バッと足を高く上げて、一瞬カッコつけてみせたんですよ。キャーだよ、キャー!大スター様の貫禄。かっこいいんだよー!あれ見られただけでも、行ってよかった。あの瞬間が忘れられん。ナツメ様は、わたしが想像してたとおりの舞台姿でしたよ。脳内の妄想と、一ミリも違わなかった!ああ、ナツメ様だ・・・と思った!

 リカさん。
 リカさん、変わらない!変わってない!時間が巻き戻ったかと思った!
 月組のトップとして拝見していた男役姿、男役ムードそのまんま!なんてなんてカッコイイんだああ!仕草だよね、仕草。目線とか手の使い方とか、リカさんワールドだよー。わたしの中で、リカさんて「大スター」なんだよね。誰かと比較してどうこうじゃなくて、なんっとなくリカさんには「大」がつくんだよ、わたしの中で。オンリーワンの空気感、浮世離れしたムード、スターらしい派手な私服、うつくしすぎるスタイル。この人はライトの下で生きていくんだ~ってカンジがするじゃないですか。
 もう一度リカさんの男役を見られる日がこようとは!見に行ってよかった!じーん(感涙)
 リカさんは、具体的にどの場面がどう、っていうより、もうホント存在感がリカさん!だった。出演者のなかで、宝塚らしい輝きは一番残してたんじゃないかなー。宝塚モードで見られるスターさんでした。今のリカさんが現役に混ざっても違和感ないだろうなあ。ほんとフェアリーだ。永遠の男役、永遠のタカラジェンヌだー。

 わたるくん。
 ウエストが8センチ細くなったってパンフに書いてありましたね。やせたよね!?
 すっごくキレイになってた!わたるくん、もともと素のしゃべり方とか、上品で女性らしいお人だったもんね。でも、やっぱりわたるくんはわたる「くん」だよね~。なぜなんだろうねえ。「わたるさん」とか「わたるちゃん」じゃなくて、わたるくんだよねえ~。
 ダンス、ものすごくよかったです。バレエみたいな振りのダンスがあったんだけど、意外と似合うんだよー!わたるくんて、もっと汗流して踊るようなダンスがイメージだったけど、しっとりしたダンスもカッコイイんだなあー!包容力があるから、女役と組んで踊るのが本当にステキ。 
 わたるくんのリフトは、安心しますよね。いや、ご本人は実はすっごく大変だとは思うんですが、体格とわたるくんの人柄のせいで、「かるがる」「らくらく」に見えてしまうっ。おとこらしー!かっこいー!
 千秋楽あいさつ、熊川哲也になったつもりで(がんばった)とか、ユーモアのある明るい挨拶だったんですけど、ダンクレに出るにあたって、ほんっとに全力で取り組んで努力してきたんだな~というのが垣間見える挨拶で、ちょっとじーんとしちゃった。さすがわたるくん。やせてキレイになったせいなのか、振りがバレエなせいなのか、ダイナミックさに加えて優美さがつよくなって、今までのわたるくんとはちょっと違うんだけど、でも今までのわたるくん以上に魅力的な、なんともいえない魅力のあるダンスになってましたよー!

 星奈さん。
 キレイな足ー!きびきび動くダンサーな足さばき。そして大人っぽくて上品なムード。ため息が出るような「大人の娘役」です。スラリと伸びる長い足に、すごく色気があるねえー!!男役とのデュエットダンスが、なんてなんて似合うんだろう!極めつけメドレーで踊ってた、現役時代の再演場面、あれ、なんか面白そうだね。華やかな衣装、星奈さんに似合うし、見てみたいショーだな。
 風花さんは・・・すごい!コム様とバレエ踊るところ、風花さんのくるくるダンス(?)に視線をとられまくりました。ヨコにコム様がいるんだから・・・と思うのに、オペラグラスごしに視線を持ってかれてしまう・・・!刃のような、氷のような、硬質で華やかなダンス。華があるダンスだ。一発でFANになってしまった!これがうわさの「風花舞」なんだー!

 コム様は・・・王子様でした。・・・て、あっ、思わず寝言が!!

 一幕はキュートな女役(しかも上手い)ぶりに、椅子から転げ落ちそうになってしまったわっ。「コムちゃんといえば、女役でしょー」ってご意見も多数ございましょうが、わたしには、何をどうしたって男役なのだよっ。女役は、見るとびっくりする・・・。いまだに。
 ミニスカートで男役を誘ったり、マイクもってアイドルみたいにきゃぴきゃぴ歌ったり・・・う、上手すぎますコム様。どこで覚えたんですか、それ!
 コムちゃんの女役がスゴイのは、スカートはいて普通に歩くだけで「女」になってることだよなー!男役がやる「女」って、もーちょっと「男役がやってます!!」なカンジになるのに、コムちゃんの女はごく自然だもんな。なんか、コムちゃんの女役って(女らしさが)「過剰」だから、わたしにはかえって「演じて」いるように見えたりするんだけどね。コムちゃんにとっては、男も女も、演じる対象なんだなあ・・・。素のアイデンティティはどっちにもない、というカンジがする。器用だな~、コムちゃん~。

 一幕の女役を口あんぐりで見て「これはいよいよ、わたしもコムちゃんは女役より男役のほうが・・・っていうあの主張をおろす時が来たか!?」と思ったんだけど、しかししかーーーし、二幕に男役で出てきたときには、百年分ぐらいときめいてしまって「やっぱりコム様は王子様だー!男役だーーーー!」と、心で叫んでしまったよっ。もうダメ。ステキすぎる。その指先、そのダンス、わたしが霧のミラノから二年間、しょぼい給料からお金つぎこんで胸を焦がしまくったコム様だ・・・(涙涙) ああ、どんなにあなたにときめいたでしょうっ。ううう。(なぜか涙涙)

 嗚呼、初恋・・・。わたしの初恋・・・。(←ここから寝言はじまりまーす!パクりシリーズいきまーす!

 まだあげおりし前髪の
 ライトのもとに見えしとき
 華やかなりし燕尾服
 スターの君と思ひけり

 やさしく白き手を伸べて
 ダンスをわれに与えしは
 まばゆい宝塚舞台に
 人こひ初めしはじめなり・・・

 ※ひさびさに出たパクりシリーズ。今回は島崎藤村の「初恋」をパクってみました。(←いまどき藤村なぞ流行らん!)

 いやしかし、ホントに初恋の人にひさびさに会った気分でしたよ。
 真っ先に藤村の「初恋」が浮かんじゃったもん。中学んときに藤村の詩集読んだときにゃあ、「はあ、さいですか。ポエムって大げさだなあ」と、すっごく冷たい目で読んだのですが・・・。まさか初恋の気持ちを、28にもなって宝塚スターに教わろうとはねえ。

 あれ、何の話をしてたんだっけ。ウケない「有名文芸パクり大会」(←しょーもない特技だけど得意なんだわ。すいませんね。どーせ元文学少女ですよっ)に、なにムダに字数割いてんだ。戻る戻る。

 ナツメ様とコム様の「ジェラシー」、ゴールデンステップスでド頭にやってたアレだよね。なんか見たとき「うおおおお。本物だ!」と思った。だってナツメ様がやってるんだよ!?本物ですよ、本物。再演じゃなくて本物ーーーっ。

 コム様はやっぱり、どこまでも花組スターだ、と思いました。(知ってましたけどね・・・。最後まで花組の芸風だったね、コム様) 
 ジェラシーの場面、わたしはなにせリアルタイムを知らないし、わたし自身の嗜好(←男役と娘役が並ぶ場面に一番悶えるタイプだからね、わたしはー。)でいえば、そう特別に好きな場面というわけじゃないんですけども(普通に好きです。)、ここのコム様は現役時代ばりに男役してて、すばらしくカッコよかったわーっ。「あこがれのナツメ様に負けないっ」っていう気迫があって、トップやってたころの肩肘はってたコム様を思い出しました。ああ・・・トップ時代の肩肘はってたコム様、かっこよかったよねえー・・・うっとり。←思わず懐古モード
 理性ブチ切られました。せっかくなんだからナツメ様を見なきゃ!と思いつつ、オペラグラスがっ視線がコム様をとらえたまま離れないっ。なんかもう「ああ。このまま終わってくれるな、音楽よ!」という感じですね。はあああ。指先が素敵いいいい!なんてなんてカッコイイのかしら。ひるがえる衣装のすそが、なんてなんて官能的。もうダメ。コム様しか見えないっ。(←病気出た)

 なんかヘンな表現ですが、人間が踊る姿ってうつくしいんだな、と思いました。コム様が踊るフォルムって、ほんとうにステキ。

 愛・地球博のイタリア館に「踊るサテュロス」っていう彫像来てたじゃないですか。わたしはどうも、ギリシア系彫刻のムキムキしたものって、「なんでまたこんなアラレもないモノを彫るのか・・・。慎み深いジャパニーズのわたしには一生わからんね」と思ってたんですけども、実物見たら「ガガーン!うつくしい!」と打たれてしまったのだ。踊る躍動感が、彫刻から立ち上っている・・・。「踊り」には美が宿るんだーーーっ、と愛・地球博イタリア館に教わりました。やはりナマの迫力は違う・・・。間近だったし。

 コム様が跳んだりはねたりするのを見ながらしみじみと、それを思い出したわたしであった。特に一幕ね。ああ・・・踊るってうつくしい・・・。美ですね、美。まあ、一幕がそれだけ、タカラヅカ的虚構性が薄いから、そういう感想になったんでしょうけど。二幕は完全にただのコム様FANモードでした。感想もへったくれもあったもんじゃありませんよ。「コム様すてきーーー!王子様ーーー!きゃーーーー!こっち向いてえええ!以上。」みたいな。ファンモードっておそろしいー。まさにファナティックな熱狂でありました。

 帰ってからスグに「コム様Night」(←コム様出演作のビデオ、DVDをえんえんと鑑賞し続ける・・・)をひとりで開催いたしましたよ。翌日、すげー眠かったです。そして「お盆、どこか行ったあ!?」という会話を、眠そうな目で「ううん?いやいや、どこもー。寝て終わっちゃったー」と、いつものようにやり過ごして暮らしているのです。仕事休んだくせに「いやいや、どこもー」って、そんなワケないんだけどね・・・。じゃあ出勤すればいいじゃんねえー。はっはっはっ。

 えーっと、千秋楽あいさつをもうちょっとレポしようと思ったのに、さすがに日がたって忘れちゃったな・・・。
 どなただったか「あらためて、タカラヅカに入れてよかったです!」って挨拶をして、笑いが起きてました。しゃべり方もノホホンと可愛らしい感じで、癒しの風が吹いてました。えーと、誰だったかな・・・。(忘れた)

 千秋楽だから出演者全員にマイクが回って、みなさん一言ずつしゃべってくださったんですけど、とにかく「和気藹々」というムードが伝わってくるんですね。舞台上の人たちが楽しそうだと、観客も幸せになりますねー。

 最後のカーテンコールだかで、ナツメさんが「おなかすいた」と幕裏でつぶやいたのか、またカーテンコールになって幕があいたとき、すっかりリラックスした雰囲気の舞台上で、リカさんが「ナツメさんがおなかすいたですって(笑)」ってバラして、さらに舞台上がふわっと打ち解けたムードになって、面白かったです。

 最後、観客もスタンディングになったし、舞台にも客席にもあたたかさと熱気のこもった、いい千秋楽でしたよー。豪華な公演でした、ホントに。


「DANCIN’ CRAZY」梅田芸術劇場大ホール

2007年08月15日 | 宝塚歌劇

 昨日書いてあったものに加筆したら、結局2本になってしまった・・・。
 10000字もありますので、ヒマを持て余してる方だけどうぞ。出演者の具体的感想は明日以降、別記事にします。
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●攻めの姿勢で作ってあるね
 あのねー、これねー。しょうじき、もっと「宝塚」だと思ってましたね、わたしは。
 だって伝説のナツメ様がお出になって、宝塚のダンサーそろえて、卒業したばかりのOGそろえて・・・要は「ダンスの花組」時代の宝塚の威力をお見せして、「ダンスの宝塚」(そんな単語は無いけどね。「歌の宝塚」だよね)の部分を楽しみましょうー、という企画でしょ。

 まあ、宝塚がダンス公演ってちょっとびっくりするよね。歌のコンサートならわかるけど。ふるいコト言わせてもらえば、「ダンスの松竹」「歌の宝塚」ですからね。宝塚・・・TCAとしては、「ダンスの松竹、歌の宝塚」というコトバを承知のうえで、敢えてうって出た公演なのだろうなあ。「敢えて」というのがミソね。

 刺激的ですばらしい公演だったんだけど、それはやっぱ、タカラヅカが(ダンスより歌の劇団、という評判をくつがえしてやるぜ!ぐらいのイキオイで)ものすごい攻めの姿勢で作った公演だから、というのが大きいと思います。ぜんぜん引いてない。タカラヅカって保守的な劇団だけど、こういう強気な攻めの姿勢、ものすごく似合うなあ。昔、レビューを導入したり、ミュージカルを取り入れたりしたときも、こんなイキオイだったんだろうなあ。いやあ。わたしは攻めの姿勢は大好きです。やりたいことがハッキリしているのは、いいことだ!

●ゴールデンステップスとレヴュー狂時代2006
 この公演が行われるには、布石があったと思うんですよ。
 布石・・・というか、きっかけ?? ひとつは「ゴールデン・ステップス」、それから「レヴュー狂時代2006」も、劇団の背を押すきっかけのひとつだった気がしますねえ、わたしは。

 宝塚歌劇団って、「宝塚至上主義」のようでいて、けっこうレヴュー業界全体や、少女歌劇文化を冷静に見ている劇団だとわたしは思うね。「(業界には宝塚歌劇団しか無いかのように)宝塚を自画自賛しまくる」あの文化は、松竹との攻防のなかで生まれたもので、それはよーするに業界自体を眺め渡す冷静な視線から生まれた「戦略」なんだよね。(詳しくは「レヴューのトリビア」を全部読んでみてください)

 まあまずは「ゴールデンステップス」が大好評だったことですよね。あの興奮をもう一度、という気持ち、劇団側にもわれわれFANのあいだにもありますもんね。
 「レヴュー狂時代2006」も、うっすら関係あるんじゃないか・・・というのは、まあ、わたしの邪推なんだけどね。わたしのなかでは、かぶってるんだもん、企画が。「レヴュー狂時代」には、ナツメ様よりひと世代上のダンサートップ、真帆志ぶき(スータン)様がお出になってました。お年なので、足あげてバリバリ踊るというわけにはいかなかったですけど、芯で歌って、往年の大スターの貫禄びしびしで。
 わたしは今でも「レヴュー狂時代2006」のDVD、けっこう見てます。面白いんです。レビュー全盛だった時代の、きらめきみたいなものがあるんだよ。出演者も観客も作り手も、本当にレビューが好きなんだ、という感動があるし、メジャーな娯楽だったころの「レビューというスキル」が封印を解かれて、期間限定で現れる・・・という夢の舞台ですもん。

 ダンシンクレイジーの企画が発表されたとき、わたしは「ああ、宝塚だけでレヴュー狂時代をやるんだな」と思ったんですよねえ。レヴュ狂はスータン様で、ダンクレはナツメ様。目玉の大スターを中心に、輝かしい時代は夢じゃないんだ、という企画でしょう。わたしのなかでは、かぶるんだよねえー。まあ、レヴュ狂が直接のきっかけではなくてもね、劇団関係者には、レヴュ狂見て感動しちゃった人、たぶんいっぱいいると思うのよ。 

 企画がかぶってる(ように見える。わたしにはね。レヴュ「狂」、踊「狂」と、キイワードもかぶるし・・・)とはいえ、レヴュ狂は「SKD(ダンスの松竹)」「(踊りが専門の)日劇ダンシングチーム」が出ているワケで、宝塚レビューとは雰囲気ちがいますからね。わたしがダンクレを見に行くにあたって、想像していたのは、どちらかというと「ゴールデン・ステップス」のほうです。宝塚の耽美的ダンス空間を、OGスター、OGダンサーを使ってふんだんにお見せしましょう、という企画だと思ってました。

 こーれがどっこい!見に行くとぜんぜん違うんだよ。

 まずはダンクレ、「レビュー」や「ショー」じゃないのだ。構成はいたってシンプルで、要するに踊り手の序列や出番に配慮しながら、場面を並べただけなんですね。二部の最後には「極めつけメドレー」と称して、ゴールデンステップスばりの羽山振付による名場面が並びますが、これはファンへのサービスシーンであって、この公演の芯ではないんですよ。で、いろんな場面が、とりたてて脈絡はなく、並んでいるだけなんです。なにかこう、演出するうえで「観客の目をもっと引こう!」とか「飽きさせてはマズイから、ここらで派手に転換だ!」とか、そういうのが無いんだよね。ラストに大階段もない。歌い継ぎもない。「宝塚的」な盛り上げワザを、ほとんど使っていない。

 レビューやショーじゃないんですね。どこからどう見てもただの「ダンス舞台」なんですよ。

 わたしは真っ先に思いました。
「なぜレビューにしないんだろう・・・。せっかくナツメ様が出るのだし、スターがたくさんいるんだから、宝塚レビューのスキルをもっとガンガン使って、王道でやればいいのに・・・」
 で、五分考えて結論出ました。あー、そうか。たしかにね。
 宝塚レビューにしたら、そりゃ鳳蘭様を中心にやってる「狸」シリーズと変わらないわ!そっちと企画がかぶらないように考えたんだな!
 
 ダンクレは、宝塚の同窓会じゃないんですねえ。OGスターだけを使った、あたらしいダンス舞台を模索してるんだねえ。

 レヴュ狂は「レビュー」でした。ゴールデンステップスは「宝塚」でした。
 ダンクレは、レビューでもなければ宝塚でもない、「宝塚出身者による(単なる)ダンス公演」になってるんですねえー。わたしはそれに、「あっ」と思ったんですよ。これはあたらしい。ありそうでなかった発想だな。

●どこから出てきた発想なのか
 まずは「狸」とは違うものにしよう、といのが、元の発想じゃないかとわたしは思う。しかしね。宝塚のダンスというのは「宝塚レビュー」であることに尽きるところがあるから、宝塚レビューじゃない宝塚のダンス公演というのは、意外と難しいんですね。
 それでまあ、東京バレエの高岸先生なぞお呼びして、目新しくしたかったと。

 宝塚レビューとは何か、と問いをたてるなら、「甘くなつかしい、男役と娘役による華やかなレビュー」じゃないかと思うんだけど、それを骨組だけ残して作り替えたのがダンクレなんですよね。骨組だけ残した、というのがポイントね。

・甘くなつかしい→保守的な三木演出にすることで、宝塚らしさをキープ
・男役と娘役による→男役と娘役が組んで踊るという「カタチ」は残した
・華やかな→華やかさは封印するが、耽美色は残した
・レビュー→レビューにはしないが、宝塚レビューっぽい設定(男女が出会ってうんぬん)は残した

 あれ。こうやって書いて並べてみたら、けっこう宝塚っぽさ残ってるなあ。
 いや、でもぜんぜん宝塚っぽくなくて・・・。というのは、踊り手の意識が「男役」「娘役」じゃないんだよー。宝塚文化特有の「男役は娘役を愛し、娘役は三歩下がってそれを信じてついていく」という設定がはずされているんです。宝塚の根底を支える「男役思想」「娘役思想」がまったく機能していない。特に男役に顕著だと思いました。

 パンフを見ると、娘役さんが「今は娘役を意識しなくていい」というコメントを出されてます。婦人公論ではナツメ様が「宝塚はヴェールの向こうにあるが、今回はそうじゃなくて」うんぬん語っておられました。今回、出演者に「タカラヅカという設定」「タカラヅカというルール」「タカラヅカという物語」の枠をはずそう、という意識が非常に強い気がする。三木先生がそんなこと考えるとは、わたしはとても思えないのでね。(そんな思想性のつよい人じゃないと思う)これはTCAのエライ人か、プロデューサーか、またはナツメ様がつくった空気じゃないかと思うのよね。具体的に、踊り手に対して「そういう意識でいきましょう」と、キッチリ意識あわせをしているという気がする。

 ここからは、そうだったらいいなあ、という願望含めての推測なんだけども、ダンクレは「宝塚のダンスとはどういうものか」「宝塚ダンスを使って、何ができるのか」ということを、よくよく考えたうえで、宝塚ダンスが、宝塚という魔法を取り払ったときにどうやって勝負するのか、という実験なんじゃないかと。
 「踊り狂う(ダンシンクレイジー)」というコトバからは、足をあげまくり、回転しまくり、汗をとばしてビシビシ踊りまくるイメージが浮かんできますけど、宝塚のダンス文化というのは、もとよりそういうのが持ち味じゃないですからね。「ビシバシ」じゃないんだよね。宝塚ダンスの耽美で優美な香りというのは、「(がむしゃらに)踊り狂う」ところからたちのぼってくるものではない。

 ダンクレ、タイトルつけ間違ってますよ。ダンスを強調したいから、こういうタイトルにしたんだろうけど、わたしはタイトルが違うと思うね。「Dancin’Night」とか、そのへんで良かったんじゃないですか。宝塚は抽象路線で攻めたほうがいいね。「踊り狂う(ダンシンクレイジー)」というのは、物理的すぎます。

 実際に公演を見ると、宝塚はビシバシ踊りまくればいいというもんじゃない、というのを、ダンクレの企画者はよくわかっているなーと思った。宝塚であることから脱しようとはしているけど、宝塚であることから逃げていない。そのあたりが、この公演の成功のカギだったと思います。ナツメさんは制作サイドのそういう「あたらしいことをやろう」という攻めの姿勢を感じ取って、婦人公論でうまく伝えているんじゃないか、と思うんだけど。あるいは逆もあるかもねえ。TCAは宝塚しようとしたけなのに、ナツメさんが斬新な意識でのぞんだ、とか。まあ、そのあたりは実際どうだったのか、作り手にしかわかんないね。何を言っても推測なんですけど。

 とにかく「宝塚のようで宝塚でない。だけどやっぱり宝塚」の、このサジ加減、あたらしいですよ。イイところに手をかけてるな、と思った。刺激的でした。

もう1歩進むならば
 三木せんせーって、あんまり極端なところが無いじゃないですか。三木先生がつくれば、まあそう無茶なことにはならない。
 「宝塚ダンスで実験的なダンス公演を」と考えたときに、むしろ三木先生は「抑止」で選ばれたんじゃあ・・・とわたしは思っちゃったよ。企画とか振付で、実験的なことをやりたいから、あんまり斬新すぎて「OG公演」としてのイベント性が失われないように、バランスをとるために三木先生にしたんじゃ・・・。それとも最初は、ふつうの懐古イベントとして企画して、結果としてああいう雰囲気になったのか・・・。どうなんだろう、うーむ。
 まあ、なんにせよ「あっ。三木先生だ」「三木テイストだ」「三木美学だ」って感じでしたよ。ダンシンクレイジーじゃなくて「ファンシー・クレイジー」って呼ぼうかと思った・・・。

 ダンクレ、懐古的にダンスの花組を振り返るだけじゃなく、OGダンサーを使ったふつうの「今のダンス公演」でした。これはうまくやると、とっても芸術的で斬新な舞台になると思うのよ。それこそ宝塚の枠をこえた、だけど宝塚出身者にしかできない、あたらしいものができると思います。

 今回は手始めだから、ナツメ様という神様にご登場願い、極めつけメドレーで宝塚FANにサービスし、三木演出で手堅いOGイベントにしてたけど、もし2度目以降があって、TCAがこれを「一般の興行界」に攻めこんでいくカードにする意思があるんだったら(うまくやれば、できると思う)、完全に「外部」として(OGイベントじゃなくて)制作してみると、けっこうイケるんじゃないかなあ。公演期間も二週間ぐらいにして。まあ、今回ご出演のスターを全部そろえるのは無理でしょうが、宝塚OGにダンサーはほかにもたくさんいるじゃんね。
 そうするなら、まずは「歌い手」も入れることですよね。「フロアプレイ」つうダンス公演にも、歌い手は別にいましたよ。完全にダンスのために歌う人です。ソリストじゃなくて。歌の人材なら、宝塚は山ほどいるよね。で、演出は、わたしなら小池修一郎を指名。観客にサービスしながら、絶対にクリエイティブ精神を手放さないバランスなら、小池修一郎でしょう。荻田先生がやればお客入りそうだけど、彼はOGより虚構性のつよい宝塚内部のほうがいいんじゃないかとわたしは思う。小池先生なら、宝塚のヴェールを取っ払った人間らしい元タカラジェンヌを、うまく表現に使うと思うのだがな。

 と、思わずそんなことを妄想してしまうぐらい、ダンクレは刺激的な公演だったんですよ。ほんとに。意外、意外。もっとOGイベントっぽいものかと思った。

 TCAがすごくチカラ入れて作ったのがわかりますねえ。
 スターの顔合わせ自体は「夢」ですけど、内容は過去の夢やモヤモヤした白昼夢ではなく、むしろこれからのTCA・・・宝塚のハッキリとした「未来の夢(指針)」なのだろうな。

宝塚わが心の故郷
 最後は定番、「宝塚わが心の故郷」でオマージュ・・・だっけ。ゴールデンステップスでも最後に出てきたアレ。

 宝塚文化の特徴のひとつに、作られたノスタルジーというのがあるらしーですね。(たしか川崎賢子先生の「宝塚 消費社会のスペクタクル」で詳しく書いてあったと思うんだけど。あの本、難しくて初読じゃサッパリわかんなかったけど、いろいろ勉強して読み直したら、ようやくところどころわかってきた。ヤフーブックスはココね。)

 宝塚レビューで「宝塚わが心の故郷」って言っても、なんか「そうですか」という感じがするじゃないですか。いや、たしかに宝塚をムラと呼ぶココロとか、宝塚は懐かしさ、ノスタルジーをかきたてる存在ではあるんだけども、自画自賛の宝塚文化に「わが故郷」とか言われると、わたしはそれは宝塚の装置のひとつにしか見えないんです。そういう設定なんだ、という。装置として「まあ素敵」って思って、男役の背中にウットリするだけです。

 でも、今回ね、ダンクレでそれを踊るOGダンサーたちの背中には、マジで郷愁があるんですよ。宝塚という故郷に対する思いっていうのが、ヒシヒシとにじみ出ている。見るほうをジーンとさせる強い強いノスタルジーがあるんですよ。

 室生犀星が詩に詠みましたね。

 ふるさとは遠きにありて思ふもの

 宝塚を出たOGたちが、故郷・宝塚を思って踊るオマージュ、作りモノじゃない正真正銘の郷愁です。宝塚を出たからこそ、本物のノスタルジーなんです。

 やっぱり、ダンクレは宝塚じゃないんですよ。宝塚が虚構として美しく映す「ノスタルジー」を、OG公演のダンクレは、痛いほどのホンモノにしてしまいました。それはもはや、宝塚の特色の「作り物のノスタルジー」とは別物です。真逆なんです。

 ダンクレの第二弾、第三弾があるとしたら、「またあ!?」と言われようが、ラストはおんなじ「宝塚わが心の故郷」でいいんじゃないかな。あれこそ、宝塚OGダンサーのアイデンティティにふさわしい、絶対に現役には真似のできない群舞ですよ。

●わたしの激賞ポイント
 ダンクレ、「豪華競演キャー」「宝塚にはすばらしいダンサーがたくさんいるのねっ」っていうのは、もう大前提・・・ナツメさんありき、宝塚ダンサーありきで企画されたものなのだから・・・あたりまえだから、わざわざ行数使ってホメるのも野暮ということで。わたしが激賞したいのは以下の2点です。

①宝塚の神秘のヴェールを取り払ってもなお、宝塚ダンスというのは魅力のあるものだと伝える公演だった。
②出演者全員、粒がたっているのが、宝塚らしからぬ風情で魅力的。

 ダンクレのコンセプトを作ったのがどなたかは存じ上げませんが、ダンクレの隠れたテーマはコレだと思うのよ。豪華出演者による華やかOGイベントに見せかけて、じつはけっこう難しいことをやろうとしてたんじゃないですかね。

 「めざましテレビ」で、「トップ(経験者)はそろえることに慣れてないからー」みたいな会話がありましたけど、わたし、トップよりもむしろアンサンブルの方たちの粒の立ち方にハッとしたんですよ。
 そろっていないっていうんじゃなくてね、なんていうか、みなさん輝き方がちがうんですね。宝塚を卒業してから、いろんな方法で、異なる場所で、ダンスの研鑚を積んでこられた方々じゃないですか。「宝塚」という原点のうえに、ちがった経歴が重なっているんですね。それぞれ、ちがうんですよ。輝き方がね。「ああ、これが卒業するということなんだなー」と思った。これが「外部」ということなんだと。
 宝塚の序列のなかで、同じ経験、同じ方向を向いて暮らしているのとはすこしちがって、それぞれが意志をもっていて、舞台人としてすごーく粒がたってるんです。

 トップ経験のスター様も、ダンサーの方々も、やっぱりもうタカラジェンヌではありえないんです。一ダンサーとしての「外部にいる」OGたちが、男役と娘役にわかれ、宝塚っぽいダンスを踊るんですよ。
 宝塚というのは装置です。システムです。神秘のヴェールで一枚隔てるからこそ、宝塚は「夢」という言葉で語られるんです。

 わたしは、宝塚レビューや宝塚ダンスというのは、宝塚というシステムの中でなければ、有効ではない、と思ってたところがあります。だって宝塚ダンスは、宝塚でしか見たことないもん。珍しくない認識だと思うんだけど。
 宝塚歌劇団は「そうじゃないんだ!」と言いたいんですね。「宝塚ダンスは、宝塚の枠をとりはずしても、魅力的なものなんだ!普遍的なものなんだ!」と言いたいんですよ。それを言うために、全力でダンクレを作ったという気がする。

 もちろん、劇団の主張に、わたしは100%のYESは出せませんよ。
 わたしが宝塚FANだったからこそ、この公演をイイと思った・・・それはまぎれもない事実です。わたしが宝塚FANじゃなくて、ふらっとコレを見たとして、同じ感動が引き出されたかどうかはわからんね。

 おなじみの、宝塚歌劇団特有の強弁なんですよ。「宝塚文化がはぐくんできたダンス文化って、超すごいんだ! どこに出したって恥ずかしくないんだ!」って、TCAは強弁して、強気・攻め気でダンクレを作ってるんですよ。

 とてもとても、宝塚らしいじゃありませんか(笑)
 そして、それが奏功して、なかなかに刺激的な公演ができたじゃないですか。
※はじめてココをごらんの方へ。宝塚の「強弁」の話は、レヴューのトリビア過去記事で出てるんですよ。意味わかんなかったらすいません。

 宝塚が「ウチのダンスを売り出そう!」と、強気になっているなら、次回はもっと革新的にお願いしますよ。今回は初回だから、OGイベントの皮をかぶってるけど、次回はもう、容赦なく「挑戦作」でいいんじゃないかな。 

 最後に。「極めつけメドレー」、羽山振付の名場面で、上着振り回したりネクタイはずしたり、似たようーな場面が続くんですけど・・・。あれはワザとだよねえ。
 おんなじような振り付けなのに、スターによってあまりにもニュアンスが違うことにびっくりしました。この違いを見せたかったのか・・・と思いました。似たような場面並べるって、ショーとしてはどうかと思うけど、そういう意味でもやっぱ、これは「ショーじゃない」んだよな。実験作なんですね。
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 芝居とちがって、ダンス公演の感想文は書きにくいなあ。具体的にセリフをあげて説明したりできないから~。なんか書き方がヘタクソな気がするな。うまく伝わったかなあ。


ただの雑談(めざましテレビの話もちょろっと)

2007年08月12日 | 宝塚歌劇
 あつい・・・。暑い暑い暑い・・・!
 なんなんでしょうねえ、この蒸し暑さはっ!
 暑くて無気力な週末を送っております。何もやる気がおきない・・・。やる気ゼロです、ゼロ。ただでさえ、やる気とガッツの不足した人間なので、ゼロになっちゃうと、もう大変。今日なんて、一日ぽけーーーーーーっとしただけで終わってしまった。買ってきた雪エリザDVDを流しながら、ぽけーーーーと眺めてただけです。「観てた」とは言えませんねえ。眺めてただけでしたわ。

 はああ。暑い。暑くてぼーっとしますね。頭が働かないわぁ。
 世間はお盆休みらしいですね。わたしんとこは、お盆は特に定まった連休はなくて、でもまあヒマなので「休みたい人は有給でご自由にどーぞ」というカンジなんですが、家にいても暑いだけなので、わたしは明日のダンシンクレイジーだけを休みにしてます。仕事にいけば、冷房ついてるしね。(←せこい) でも、こんな働かないアタマでどうしよう~。集中力もゼロだし、出勤しても、あんましお役に立たないかも~。
 わたし、身体は超頑丈なんで、夏だから食欲が落ちるとか、そーゆーのは皆無なんだけどね、「頭がぼーっとする」っていうコレも、夏バテの一種にカウントしてイイのですかねえ。(単にわたしにやる気が足りないだけか・・・)

 昨日は「名古屋城宵まつり」とゆーのに出かけました。セミがいっぱいいて怖かった・・・。(←虫苦手) お化け屋敷とかあって、入り口の装飾だけでも相当怖かった。もちろん頼まれたって入らないゼ。(←弱虫) 食べ物買うのがいちいち行列で大変だった。(←並ぶの嫌い) 
 ・・・・・・。だめだね。こういうヒトは、祭りなぞ行ってはいけないっ。もう、家にひきこもるしかないねっ。(←情けない) だめだ。夏はわたし、苦手課目ばっかりだ。てゆーか、またもや自分の人生に疑問がわいてきたわ。わたしは何が楽しくて生きているのか・・・ぶつぶつ。もっとなんか、楽しいことないかなあ。明日のダンシンクレイジーがあって良かったわあ。ダンクレなければ、「暑い暑い」と叫びながら、何もしないお盆休みが終わったでありませう。

 ほほほ。そんなわけで、明日はいよいよコム様とご対面!!(←いや、対面てアンタ・・・。拝見でしょ!!)
 がんばって早起きして行ってきます。オペラグラス出してこなきゃ。

 「めざましテレビ」見ましたよ。五時半から全部録画したのに、出てきたのは7時半すぎでしたね。・・・一時間分、ビデオテープの無駄であった。で、ビデオ再生してひっくりかえったよ・・・。ここここコム様が女の子だったあああ!どひーっ!!テレビの前で、目を剥きましたねえ。ああ、びっくりした。びよよよーんと目の玉飛び出しました。はあああ。キレイだったねえ。キレイっていうか、かわいい??キュート??素敵な女性になってましたねえ。どきどき。コム様、さすが。コム様、すてき。コム様のところだけ、巻き戻して何度も見ちゃったー。てへ。(←だから「てへ」はヤメろーっ)

 ナツメ様は、わたしのなかでは「伝説の人」だもん。ひたすら神々しく拝見しました。実際に舞台で踊る姿を拝見できるのが楽しみです。 
 リカさんは、変わらないなあ。相変わらずオンリーワンの空気感、かっこいいなあ。リカさんは、男役だとか女優だとかそういうの超えて「リカさん」だよね。マントひるがえすんだあ。かっこよさそー!
 わたるくんは、雰囲気こそ女性らしくやわらかくなりましたけど、娘役を包み込むおおらかさ、健在ですよね。まだ退団して一年もたたないのに、なんだかすごく懐かしく感じてしまった!豪快リフト、楽しみだなー。
 風花さんと星奈さんは、現役時代を存じ上げないんですよ。ほんと、わたしって新参FANだな・・・。(いまさらしみじみ)

 映った舞台映像を見る限り、あんまりタカラヅカタカラヅカした舞台じゃなさそうですね。どんな公演なんだろう。パンフ買ってきたので、しっかり予習して参りたいと思います。
 

ついにGET! DANCIN'CRAZY

2007年08月04日 | 宝塚歌劇
 というわけで。
 振込みに少々・・・いや、だいぶ手間取りましたが、なんとか入金したんで、これでDANCIN'CRAZYのチケットが届くはず!それもこれも、あそこなら買えると教えてくださったAサマのおかげです。ありがとうございましたああーーー!

 なんかもう、すっかりあきらめていたんで、再来週にはコム様にお会いできるなんて、ちょっと信じられないなあっっ。わーいわーいわーーーい!!
 それでどきどきわくわく、妄想膨らんでいるんですがー。

 ここはやはり・・・コム様と視線があった時のことを考えて、化粧厚めで出かけたほうがいいかしらっ!!(←勘違い)
 ※注1:生意気娘KはB席です。3階です。
 ※注2:生意気娘Kは、しょうしょう化粧してもたいして変わりませんっ。

 コム様を見つめるために、もーちょっと倍率高いオペラグラスに買い替えるとかしたほうがいいかなあ!(←張り切りすぎ)
 ※注:コム様現役時代、同じオペラグラスで見てたでしょっ。

 やっぱり贔屓スターってイイものですね。さいきん、まったりと宝塚FANライフを楽しんでおりますけども、「コム様」が絡んだとたん、俄然FANエネルギーみなぎって、当日に向けて妄想をたくわえております。
 そりゃね、宝塚には素敵なスター様たくさんなんで、しょうじき「お、落ちる・・・。落ちそう」って思う瞬間はいっぱいあるワケなんですが、まだしばらくはわたしのナンバー1のポジションは、コム様のためだけにあけておこうと思ってます。初恋にして純愛なんです、コム様に関しては。まあなんといっても、ブログはじめちゃうぐらいの、すごいイキオイの恋でしたからね・・・。自分で信じられん。ブログだよ、ブログ。IT技術しょぼしょぼのわたしが、ブログだよおお?コム様が絡まなければ、絶対やってなかったねえ。わたしが単なる宝塚(全体の)FANであれば、絶対ブログなんか始める度胸なかったね。

 で、ひさしぶりに部屋にかかっている2年分のカレンダー(←一枚もめくってないコム様のパーソナルカレンダー)を一枚ずつ眺めてみて、カレンダーの前でひとりで照れてみたりしたわたし。てへへ。(←何が「てへへ」だーーーっ。) 

 ひさびさの逢瀬に、胸ときめく夏なのでございます。てへへ。(←だから「てへへ」って何!?)
 もう仕事も休む段取りつけたも~ん!

 大阪千秋楽の日、3階席の隅っこで「コム様は王子様v」とか寝言いってる28歳がいたら、それはわたしです。見逃してください。

わたしがバカでした。

2007年08月02日 | 雑文

 おととい、コム様のために入金に行ったのです。
 振込み票を持って出かけて、仕事帰りに最寄り郵便局へダッシュ!!
 振込み票に、申込み番号を書くとかなんとか、そんな指示のプリントを、一生懸命眺めて、いろんな指示を読んでいたんですが、なあんか違和感が。
 郵便局の見慣れた振込み票って、つるつるした紙じゃないですか。それが、手元のモノは、ふつーにコピー用紙にコピーしただけのもの。いつもとの勝手のちがいに、わたしは大混乱。
 ・・・こ、これって郵便局のATM大丈夫なの!?
 それから、指示されたアレコレも、仕事後のウニウニした脳みそでは、何回読んでもよくわからん。申し込み番号を名前の前に入力・・・。入力・・・?郵便局のATMで・・・?なんだ、この違和感。わたしが知ってる郵便振込みと、ちがーーーう!!

 おバカなわたしは、郵便局の机で10分ぐらい、プリントを眺めたり透かしたり、説明書の入ってた封筒をひっくり返したり、じーーーーーーーっと悩みつづけました。
 コム様・・・わたし、バカだから28歳にもなって、振込みひとつできないよ・・・。これ失敗して、お会いできなかったらどうしようっ。

 そんで10分ぐらいして気が付いたのだ。ああああっ。振込み先、UFJ銀行って書いてあるーーーーーーー!!

 ・・・「振込み」といえば郵便局だと思い込んで、何も考えずに郵便局に出かけたわたしって・・・バカだ。本物のバカだ。まあ、持ってくだけなら、あるかもしれんが、10分ぐらいずーーっと振込み票眺めてて、どーして「UFJ」の文字に反応できないんだああ!!(頭抱え)

 気が付いたときの、むなしさったらないですよ。
 自己嫌悪を抱えて、夏の夜風に吹かれながら、とぼとぼ歩いて銀行まで行きましたとさ。

 ま、いいほうに考えよう、何事も。
 そーだそーだ。郵便局の窓口のおねーさんに、「これってどうやって振り込むんですか?」とか尋ねる前に気づいて、よかったぢゃないか!!

 ・・・・・・・・・。
 ・・・・・・・・・。
 あ、よけい落ち込んできた・・・。がっくり・・・。レベル低っっ!!