もー、大劇場公演はとっくに千秋楽を終えているとゆーのに、いまごろかしドレ感想です。3月は一気にイロイロ見たから、書くのが追いつかんっ…。4月なかばの花アパルトマンまでには、リアルタイムに追いつきたいっ!
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18日に午前午後二回見たんですけどね。
まず午前。しょっぱなセリ上がってくるかしドレ見て、隣の友人Rがのけぞってました。わたしも瞠目しましたね!
・・・な、なんてなんてカッコイイんだぁーーーー!(びっくり)
いやあの。かしちゃんが容姿端麗だとゆー事実は、よーく存じ上げていたつもりでしたが・・・。アンドレ扮装、コスプレ全開!で、ライトの中をスター然とセリ上がってきたのを見て、もーーーーーーー、あらためて思い知らされました、かしちゃんの美しさ。はぁー、アレは眼福だったなぁ。
アンドレって、容姿がウリじゃないキャラ?だとわたしは思っていたものだから、これでもか!と白いオーラ全開で、輝くばかりに登場したかしちゃんに、「うぉぉ!これはカッコよすぎるぞアンドレ!」と真剣に思った。いや、あんなカッコイイアンドレだったら、絶対オスカルなびきますよ。フェルゼンなんかにゃ目もくれず、速攻でアンドレに恋すると思います!わたしならするね!
あと、今回のもうひとつの目玉、えりちゃんジェローデルね。こーれがまた恐るべきサワヤカ好青年になっており、わたしはまたもや「うぉぉ!こんなジェロ様に告白されたら、わたしなら速攻オーケーだね!むしろ進んで!軍なんかヤメてジェロと結婚だぁ!」と鼻息荒くなっておりました・・・。だ、だってっ!「身を引きましょう!」のところとか、ものすごーーーーーーーーい優しさと愛情にあふれててサ、理想の男性像バリバリでしたよ。かしちゃんと違って、キザさやスカしたニュアンスはうすいんだけど、これ以上ないほどの誠実な優しさ全開でした。「ああ・・・こんな彼氏ほしい。こんな男性に求婚されてみたいー」と脳内妄想劇場が広がりまくりました。・・・理想の男性像にウットリって、ある意味コレ正しい宝塚の楽しみ方??
かしちゃんアンドレは芝居もまた上手いんだわねー!「そ、そうか。今回の脚本のアンドレって、こーゆー書き込まれ方してたんだ!」と、なんだか目からウロコ・・・。登場場面すべてが、ちゃ~んと筋通ってるんですねー。アンドレだからどーたら、っていうより、場面場面をどうつなぐか、ちゃんと考えられた演技に見えます。
セリフもね、めちゃくちゃ聞き取りやすいっ。ハッキリと客席に語りかけてきますよね。かしちゃんが芝居始めると、ハッと意識を取られるもん。特にひとりのシーン。ペガサス直前の独白とか、アンドレの切ない心情がバシバシ伝わってきます。わたし、今回のアンドレの脚本への書かれ方(なんかアンドレの自己完結っぽい&いかにも今宵一夜のためだけアンドレな感じが)、あんまり好きじゃなかったんだけど、かしちゃんのアンドレみたら「これもアリなのかなぁ」と思ってしまった!
オスカルが殴られて寄り添うときの温かい見守りの雰囲気とか、毒入れたあとの猛省ぶり(←去り際の背中がホントに後悔してたよ)とか、演技も細かいツボたくさん!
白眉はなんといってもバスティーユ前だなっ。目が見えない演技がもうもう・・・いかにも闇をつかむという手の動きが、ググッとこちらの切なさのツボを押してくるんです。橋のワク?(なんていうんだっけ?橋柵?)を、手を伝わしてオスカル求める様子も、切なすぎ&美しすぎ!た、耽美だ・・・。かしドレって耽美・・・。アンドレが耽美って、ビックリですよこれ。
でもってかしちゃん、大芝居が自然・・・。(大芝居が自然って、なんだかヘンな日本語だな)歌劇の専科さん座談会で、「ベルばらは時代劇」って話が出ていたけど、その真髄を見せてもらった思いです。雪組芝居を堪能しました。抑揚のつけかたとか、ここぞ!というときのガンとしたセリフの押し出しとか、すごかったですねー。そーか・・・ベルばらって、実は雪組に向いてるんだなぁ。
特筆すべきは今宵一夜。「千の誓いがいるか、万の誓いがいるか!」のあそこ。わたしあのセリフ、聞いても「ああベルばらだな」とは思っても、そう好きなセリフではなかったんですよね。だって大げさ・・・。だってちょっと恥ずかしい・・・。あれ言われても、わたしならうれしくない・・・。(現代っ子)
ところがかしちゃんの徹底的に時代劇!なチョーーー大げさな抑揚での言いっぷりを聞いていたら、思わず「ええセリフじゃ!」と大感動。かしちゃんが言うと、なんでか自然だよなぁ・・・。あのセリフ回し最高。でもなんであんなにイイのか、謎。
ミズドレのとき、わたしあんまり細かく語ってないじゃないですかー。それはなんでかっていうと、ドコがどう!っていうよりは、ミズドレのコムカルに対する距離感?というか、主従の微妙なサジ加減すべてが、わたしのオスカル&アンドレ像にぴったりぴったり来てたからなのです。(ま、単純にわたしの感性に合ってたんですな。)
やっぱりね。「ベルサイユのばら」そして「オスカルとアンドレ」っていうキャラクターバランスで考えると、ミズドレはすごく原作に近くてよかったなーって今も思ってます。かしドレは原作のアンドレっぽくはないんだけどねー。(まずカッコよすぎますから)でも、なんか甘美で耽美でものすごーく「宝塚だーっ!ベルばらだーっ!」って、別の意味で中毒性があるな・・・。んー!甲乙つけがたい!(つける必要もないしね)
***
そして午後はなんと大枚はたいたS席!
・・・・・・まぶしかったです、何もかもが。
友人Rが「別の劇場みたい」ってつぶやいてたもん。わたしもそー思う。声も、マイクを通す前の肉声がほのかに聞こえる!真っ白いライトが舞台に反射してまぶしい・・・。はぁーっ、これがS席!?(大劇場S席は初体験でした)端っこだし、そんなに前でもないし、たいした席でもないんですけど、友人Rとふたりして、ひどく感心して帰ってきました。
まー、でも。前すぎてよくわかんなかった・・・。舞台がまぶしすぎて思考停止状態で、「きれい!すご~い!」で終了になってしまったわっ。やはりわたしには分不相応の様子。たまには楽しいけど、普段はA席のほうが落ち着いて見られそうです。わたしにとっての「良席」は一階21列だよ・・・。友の会が送ってくるA席を「21列か27列か」あたりで一喜一憂してるのが分相応だな・・・。(貧乏性)
ただ、あのぐらい前だと、視力激低のわたしでも、パレードぐらいは肉眼で見られて、思いっきり拍手できるのはうれしいですね。いつも「ああっ、拍手もしたい!オペラグラスものぞきたい!」で大葛藤なので。
東京のチケットは高くて買えなさそうだし(←探したんですけどね・・・。高すぎる~!無理~!泣)、わたしの雪ベルばらは終了かぁ。
楽しかったなー、雪ベルばら。
ひさしぶりに本気で「楽しい」という感情が沸きまくりました。「イイ!」とか「感動!」とか「すごい!」じゃなくて「楽しい!」ね。雪ベルばらを観た時のことを思い出すだけでなんだか幸せ。癒し系ベルばらでした、わたしにはね。
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18日に午前午後二回見たんですけどね。
まず午前。しょっぱなセリ上がってくるかしドレ見て、隣の友人Rがのけぞってました。わたしも瞠目しましたね!
・・・な、なんてなんてカッコイイんだぁーーーー!(びっくり)
いやあの。かしちゃんが容姿端麗だとゆー事実は、よーく存じ上げていたつもりでしたが・・・。アンドレ扮装、コスプレ全開!で、ライトの中をスター然とセリ上がってきたのを見て、もーーーーーーー、あらためて思い知らされました、かしちゃんの美しさ。はぁー、アレは眼福だったなぁ。
アンドレって、容姿がウリじゃないキャラ?だとわたしは思っていたものだから、これでもか!と白いオーラ全開で、輝くばかりに登場したかしちゃんに、「うぉぉ!これはカッコよすぎるぞアンドレ!」と真剣に思った。いや、あんなカッコイイアンドレだったら、絶対オスカルなびきますよ。フェルゼンなんかにゃ目もくれず、速攻でアンドレに恋すると思います!わたしならするね!
あと、今回のもうひとつの目玉、えりちゃんジェローデルね。こーれがまた恐るべきサワヤカ好青年になっており、わたしはまたもや「うぉぉ!こんなジェロ様に告白されたら、わたしなら速攻オーケーだね!むしろ進んで!軍なんかヤメてジェロと結婚だぁ!」と鼻息荒くなっておりました・・・。だ、だってっ!「身を引きましょう!」のところとか、ものすごーーーーーーーーい優しさと愛情にあふれててサ、理想の男性像バリバリでしたよ。かしちゃんと違って、キザさやスカしたニュアンスはうすいんだけど、これ以上ないほどの誠実な優しさ全開でした。「ああ・・・こんな彼氏ほしい。こんな男性に求婚されてみたいー」と脳内妄想劇場が広がりまくりました。・・・理想の男性像にウットリって、ある意味コレ正しい宝塚の楽しみ方??
かしちゃんアンドレは芝居もまた上手いんだわねー!「そ、そうか。今回の脚本のアンドレって、こーゆー書き込まれ方してたんだ!」と、なんだか目からウロコ・・・。登場場面すべてが、ちゃ~んと筋通ってるんですねー。アンドレだからどーたら、っていうより、場面場面をどうつなぐか、ちゃんと考えられた演技に見えます。
セリフもね、めちゃくちゃ聞き取りやすいっ。ハッキリと客席に語りかけてきますよね。かしちゃんが芝居始めると、ハッと意識を取られるもん。特にひとりのシーン。ペガサス直前の独白とか、アンドレの切ない心情がバシバシ伝わってきます。わたし、今回のアンドレの脚本への書かれ方(なんかアンドレの自己完結っぽい&いかにも今宵一夜のためだけアンドレな感じが)、あんまり好きじゃなかったんだけど、かしちゃんのアンドレみたら「これもアリなのかなぁ」と思ってしまった!
オスカルが殴られて寄り添うときの温かい見守りの雰囲気とか、毒入れたあとの猛省ぶり(←去り際の背中がホントに後悔してたよ)とか、演技も細かいツボたくさん!
白眉はなんといってもバスティーユ前だなっ。目が見えない演技がもうもう・・・いかにも闇をつかむという手の動きが、ググッとこちらの切なさのツボを押してくるんです。橋のワク?(なんていうんだっけ?橋柵?)を、手を伝わしてオスカル求める様子も、切なすぎ&美しすぎ!た、耽美だ・・・。かしドレって耽美・・・。アンドレが耽美って、ビックリですよこれ。
でもってかしちゃん、大芝居が自然・・・。(大芝居が自然って、なんだかヘンな日本語だな)歌劇の専科さん座談会で、「ベルばらは時代劇」って話が出ていたけど、その真髄を見せてもらった思いです。雪組芝居を堪能しました。抑揚のつけかたとか、ここぞ!というときのガンとしたセリフの押し出しとか、すごかったですねー。そーか・・・ベルばらって、実は雪組に向いてるんだなぁ。
特筆すべきは今宵一夜。「千の誓いがいるか、万の誓いがいるか!」のあそこ。わたしあのセリフ、聞いても「ああベルばらだな」とは思っても、そう好きなセリフではなかったんですよね。だって大げさ・・・。だってちょっと恥ずかしい・・・。あれ言われても、わたしならうれしくない・・・。(現代っ子)
ところがかしちゃんの徹底的に時代劇!なチョーーー大げさな抑揚での言いっぷりを聞いていたら、思わず「ええセリフじゃ!」と大感動。かしちゃんが言うと、なんでか自然だよなぁ・・・。あのセリフ回し最高。でもなんであんなにイイのか、謎。
ミズドレのとき、わたしあんまり細かく語ってないじゃないですかー。それはなんでかっていうと、ドコがどう!っていうよりは、ミズドレのコムカルに対する距離感?というか、主従の微妙なサジ加減すべてが、わたしのオスカル&アンドレ像にぴったりぴったり来てたからなのです。(ま、単純にわたしの感性に合ってたんですな。)
やっぱりね。「ベルサイユのばら」そして「オスカルとアンドレ」っていうキャラクターバランスで考えると、ミズドレはすごく原作に近くてよかったなーって今も思ってます。かしドレは原作のアンドレっぽくはないんだけどねー。(まずカッコよすぎますから)でも、なんか甘美で耽美でものすごーく「宝塚だーっ!ベルばらだーっ!」って、別の意味で中毒性があるな・・・。んー!甲乙つけがたい!(つける必要もないしね)
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そして午後はなんと大枚はたいたS席!
・・・・・・まぶしかったです、何もかもが。
友人Rが「別の劇場みたい」ってつぶやいてたもん。わたしもそー思う。声も、マイクを通す前の肉声がほのかに聞こえる!真っ白いライトが舞台に反射してまぶしい・・・。はぁーっ、これがS席!?(大劇場S席は初体験でした)端っこだし、そんなに前でもないし、たいした席でもないんですけど、友人Rとふたりして、ひどく感心して帰ってきました。
まー、でも。前すぎてよくわかんなかった・・・。舞台がまぶしすぎて思考停止状態で、「きれい!すご~い!」で終了になってしまったわっ。やはりわたしには分不相応の様子。たまには楽しいけど、普段はA席のほうが落ち着いて見られそうです。わたしにとっての「良席」は一階21列だよ・・・。友の会が送ってくるA席を「21列か27列か」あたりで一喜一憂してるのが分相応だな・・・。(貧乏性)
ただ、あのぐらい前だと、視力激低のわたしでも、パレードぐらいは肉眼で見られて、思いっきり拍手できるのはうれしいですね。いつも「ああっ、拍手もしたい!オペラグラスものぞきたい!」で大葛藤なので。
東京のチケットは高くて買えなさそうだし(←探したんですけどね・・・。高すぎる~!無理~!泣)、わたしの雪ベルばらは終了かぁ。
楽しかったなー、雪ベルばら。
ひさしぶりに本気で「楽しい」という感情が沸きまくりました。「イイ!」とか「感動!」とか「すごい!」じゃなくて「楽しい!」ね。雪ベルばらを観た時のことを思い出すだけでなんだか幸せ。癒し系ベルばらでした、わたしにはね。