毎日が山のこと

最近の山歩きの記録はもちろん、作ってみた山行プラン、過去の山歩きの記録も順次掲載中です。

赤城山地蔵岳(2022年8月6日)

2022-08-09 11:19:47 | 山日記

南アルプスの仙丈ヶ岳に行こうと言っていた山仲間と赤城山の地蔵岳に登ってきた。

仲間の一人が老犬介護のために日帰りしかできなくなった.。

けどやっぱり山に行きたいというので、急遽の計画。

いつも使っている覚満淵入口にあるビジターセンターの駐車場に車を停め、大洞駐車場まで歩いてそこから地蔵岳へ。

下りは八丁峠におりて、余裕があったら小沼や長七郎山を周回しようというつもり。

大洞までもどって登山口にくると、かなりの急登だった。しかも足元は火山特有の丸い石がごろごろしていて歩きづらい。

メガネのMさんは湿気と汗でメガネが曇って足元が見づらく、かなり苦戦。

地図を見てわかっていたつもりだけど、一番急なコースを選んでしまったなぁ。

大沼から登るもうひとつのコースとの合流点付近で急斜面は一段落。小休止。

眼下に覚満淵や鳥居峠、大沼の一部も見えていた。

そこからは道は石が少なくなりかなり歩きやすくなったが、短いけど一部にはご覧のようなゴロゴロのところも。

でももう傾斜がかなりゆるくなっているので最初の急登とは比較にならないほど楽になった。

それに頂上の鉄塔なども見えているし。

地蔵岳の頂上。たくさんの電波塔や通信関係の建物とともに地蔵岳の名にふさわしく、仏教関係の石塔などが並んでいる。

建物がたくさんあっても頂上はかなり広いのであまり気にならない。

頂上の標識の付近からは大沼の全景と正面に最高峰黒桧岳が一望。腰をおろすのちょうどいい石もたくさん。

休憩後、建物が点在する広い頂上を歩いてみると石仏がぽつんとあった。

さて下りは八丁峠にくだるのだが、こちらもかなりの急斜面のはずだ。

同行者の足元の心配をしていたが、大丈夫だった。

立派な木道が設置されていた。とても歩きやすい。

急斜面になると枕木状の木をならべた階段になっていた。これまた歩きやすい。

ジグザグに斜面をくだる道と階段の繰り返しで最後まで安心して下ることができた。

八丁峠から車道を歩いて小沼の入口へ。ここには駐車場とトイレがある。

今日は夕方別の用もあるので、小沼や長七郎山は割愛してビジターセンターに帰った。

この山は、山に慣れていない人でも連れて登ることができると思うけど、今回の大洞からのコースは避けたほうが無難だな。

途中で合流した赤城自然の家からのコースのほうが傾斜がゆるいようだが、駐車場からのアクセスがよくないので利用している人はかなり少ないようだ。

そこで考えたのが、バスを利用する方法だ。

たとえばマイカーをビジターセンターに止めた場合は、まず10時10分のバスで新坂平にもどり、そこから地蔵岳に登る。

こちらのコースはもっとも利用者の多いコースなので整備されていて歩きやすいはずだ。

相手の調子によって小沼や長七郎山を周回できるし、八丁峠で打ち切ってビジターセンターに戻ることもできる。

下山後にバスで移動しようとすると時間が気になってしまうから、バス移動は先に済ませてしまうのがおすすめだ。

今度は、秋にでも妻や娘を連れてきてみようかな。

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6月の八幡平(2018年6月22日)

2022-08-05 14:49:59 | 山日記

今回投稿するのは、2018年6月に行った八幡平の記録だ。

この時は、妻と東北の温泉に1泊で出かけることにしてJRの大人の休日俱楽部パスを購入した。

妻はその2年前に病気で入院したので、旅行も1泊でいいという。

大人の休日倶楽部パスは連続して4日間有効なのでもったいない。

そこで1日のとんぼ返りで八幡平に出かけることにしたのだ。

新幹線のはやぶさ1号を使うと盛岡に8時44分につく。

盛岡からは八幡平へ岩手県北バスを利用する。

八幡平を歩くのは初めてなので、今回は、東の茶臼口から茶臼岳、源太森、八幡平頂上と歩いて八幡平登山口のバスターミナルに出ることにした。

ネットで調べて八幡平自然散策バスというのが走っていることを知り、それを利用しようと思ったが、バスの案内所で聞くと普通の路線バスで行った方が早いことがわかった。

自然散策バスは、盛岡から松尾八幡平インターチェンジまで高速道を使い、松川温泉、八幡平登山口をへて茶臼口に向かうので少し遠回りになるのだ。

盛岡駅を出た路線バスは、一路国道4号線を北上した。

岩手山がすそ野を広げ、雄大な牧場の風景が広がる。

途中から花輪線にそってはしる国道に入り、大更駅で数人の登山客を拾った。

それを見て、JRのパスをフルに生かすのなら、大更までJRを使い、ここからバスに乗る方法もあることに気がついた。

大更八幡平線からアスピーテラインに入って、松尾地熱発電所の前を通って山へとあがっていき、11時25分、茶臼口に到着した。

空は雲に覆われ、風も強かった。ここは標高1360mだ。

バス停のところから尾根にそって茶臼岳への登山道が始まっている。

雲の下には、八幡平山ろくの雄大な高原が広がっていた。

スケールの大きな景色は、日帰りするのはもったいないと訴えてくる。

前方に見える茶臼岳は、西からの強い風を受けて雲をかぶっていた。

北の方には安比高原につらなる広々とした森の風景が広がる。

足元にシラネアオイを見つけた。

ショウジョウバカマもあった。

天気は曇りでも6月に出かけてきたかいがあったということだ。

目の前に立派な山小屋が現れた。茶臼岳の頂上への入口にたつ避難小屋、茶臼山荘だ。

ここから左に折り返すように登って行ったところが茶臼岳山頂1578mだ。

2kmほどあるいて200mほど登った勘定だ。

とにかく風が強かった。風よけはちゃんと着込んでいても少し寒くなる。

私はこのころめまいの症状を持っていたので、体が冷えると少し目がまわりだしだ。

しばらく座り込んで休み、めまいがおさまるのをまった。

少しの休憩でめまいはおさまったので、ほっとしながら先へと進む。

しばらく黒々とした森の中を歩きながらゆっくりとくだっていく。

まだつつじが咲いている。春と初夏がまじりあっている感じだ。

湿原状のところに出るとヒナザクラがたくさん咲いていた。

森を抜けると広い湿原があらわれた。黒谷地湿原だ。

湿原を展望できる休憩スポット。ここで1446m。たくさんのベンチがある。

背景は今歩いてきた茶臼岳から続く黒い森。

ここから分岐した道を下ればアスピーテラインに出られ、そこにはバス停もある。

湿原の水流にそってたくさんのミズバショウ。くねくねした流れをそのまま縁取って飾っている。

今度は源太森にむかって森の中へと入っていく。

少し標高が高くなって残雪があらわれた。空気が冷えるせいか、ガスが流れて森の木を溶かし込んでいく。

振り返ると雲の下に遠くの景色が見えていた。少し雲も薄くなったように思う。

午後1時43分。八幡平東部の源太森に到着。広い広い大地の盛り上がりの一つの最高点。

標高1595m。茶臼岳より20mほど高いが、ガスが少し濃く流れていた。

源太森からは少しづつくだって八幡平の中心部、八幡沼とその周辺に広がる広い湿原へと入っていく。

つい最近まで雪に覆われていたのだろう。まだ去年の枯れ草の中にようやく芽が出始めている状態だ。

八幡沼から少し離れた湿原の中を木道が続いているので沼は時々見えるだけだ。

前方に八幡平頂上がある黒い森が見えている。

沼の近くに立つ避難小屋、凌雲荘。これも立派な建物だ。

沼は近いのだが、少し高台になっているので水面は見えない。

凌雲荘を過ぎると分岐点があり、左に行けば八幡平入口のバス停に出られる。

私は右に進んで八幡平頂上に向かった。

また残雪があらわれ、冷たい風がガスを運んでくる。

このあたりはバスで来た観光客も訪れるので道が石畳になっていた。

森の中を少しづつ高度をあげていくと、大きな木組みの展望台があらわれた。

そこが八幡平頂上だった。

あいかわらずガスに包まれていて展望はなかった。

ふとみるとヤマザクラが咲いている。

関東から来た私には不思議な光景だ。

山頂からは別の道で頂上バスターミナルに向かう。途中にいくつかの沼がある。

最初の沼はメガネ沼。小さな沼がふたつならんでいるはずだが、一つだけが水面をのぞかせていた。

その少し先に鏡沼があった。一面の雪は黒ずんでしまっているが、中心部に青く凍った水面がのぞき始めていた。

いわゆるドランゴンアイだ。

天気が良ければ氷のところがもう少し青くなって「目」らしくなるのだろう。

あいかわらず風が強かったが、旅の終わりが近づいてようやく遠くが見えるようになってきた。

アスピーテラインと八幡平樹海ラインが合流する峠に大きな駐車場とバスターミナルがあった。

午後2時50分に到着。

強風に耐えながら秋田県側の風景を写真におさめた。南には畚(もっこ)岳が。

ここを起点に畚岳、大深山を経て松川温泉にくだるコースもなかなか魅力的だ。

今回はこれで終了だが、またこんな機会があったら歩いてみたい。

帰りは自然散策バスを利用して樹海ライン経由で盛岡駅へと戻った。

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補聴器に雑音が出てしまった

2022-08-04 15:35:32 | 難聴亭日録

このブログの山日記で先週富士五湖の北にある王岳に登ったことを投稿したが、実はその時から補聴器の右のほうに雑音が出始めてしまった。

補聴器は風に弱くて、風が当たるとバリバリ、ザーザーとうるさいのだが、風も当たっていないのに、バリバリいいはじめてしまった。

汗が影響しているのかもしれない。

途中でいわなくなったりもするのだが、またバリバリはじまる。

一昨日、補聴器屋さんに持ち込んでみたが、なんと1日半使わないで乾燥剤いりのケースに入れておいたためか、そのときは雑音が出なかった。

「どうしますか」と修理に出すかどうか聞かれ、もう少し様子をみることにした。

せっかくなので、日頃感じている音楽をまともに聞けないという不満をいってみたら、会話用とは違う設定をして自分で切り替えをするようにできるという話だった。

会話用の設定は、子音を聞き取りやすいように高音部を強調してあるが、それ以外にも聞き取りの邪魔をする音域は抑制されているそうだ。

音楽用の設定では、そういう強調や抑制をはずすらしい。

それができるならとさっそく設定してもらった。スイッチを2秒間長押しすると切り替わる。

これはいいと喜んで持ち帰ったのだが、翌日使い始めてみるとなんとまたバリバリ始まってしまった。

しょうがないので昨日、補聴器屋にいって修理にだした。

かわりの補聴器は貸してもらえるのだが、音楽用の設定はしていないので音楽をふたたび楽しめるかどうかは2週間後のお楽しみとなった。

写真は仕事場の近くの空き地のオオアレチノギク。

 

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夏山シーズン到来!でも・・・

2022-08-04 14:42:07 | 山の計画

これまで夏山は小屋どまりで2~3日を山ですごしてきた。

北アルプスなどのときは夜行の登山バスも利用してきた。

ところが、なんということか新型コロナの第7波が猛威を振るってしまっている。

無症状なのに感染している若い人が増えてしまっているので、夜行バスは利用しづらい。

そこでマイカーを利用して計画しているのだが、マイカーではどうしても出発点にもどる必要がある。

実は去年の夏から常念岳~大天井岳~燕岳の縦走をやってみようと計画をたててあるのだが、この場合は一の沢から入って中房温泉にくだることになる。

この計画は昨年7月に投稿してあるがまだ実行できていない。

この夏歩いてみたいコース - 毎日が山のこと

これだと自分の車を回収するのにたいへん手間取ってしまう。

やはり一の沢から入るのならまた一の沢に戻るのが正解だろう。

計画の眼目は、まだ登っていない常念岳に登ることと、常念乗越から大天井岳までの大展望コースを歩くこと。

それなら、常念乗越で1泊、翌日常念岳に登ってから大天井岳に向かい、その日は大天荘泊り。翌日常念乗越から一の沢にくだる計画もありだろうと大天荘を調べてみるとなんとこの時期は連日満杯。

人気があるんだねぇ。

どうしてもというのなら、2日目は常念岳を割愛して大天井岳を往復し、常念乗越でもう1泊、3日目に常念に登って一の沢にくだるという計画なら可能だ。

でもいくら大展望のコースとはいえ同じ日に往復するのもなんだかねぇ。

結局は、昔々山頂は踏んだことのある大天井岳はあきらめて1泊で常念岳だけに登ることになりそうだ。

計画しているとついつい欲が出てしまって計画が大きくなりがちだが、後期高齢者目前の私では行けるときに行っておかないとあとで悔やむことになりそうだよね。

前に投稿した仙丈ケ岳計画もメンバーの一人が飼っている老犬の状態があまりよくないので今年は無理そうだし。

仙丈ケ岳が新たな候補に。でもバスが… - 毎日が山のこと

 

 

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