ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き続け34年、気ままに綴ります。自然観察大好き。琉球諸島を戦場に据える「島嶼防衛」は愚の骨頂。
 

人は弱さを抱えて生きている(20210123)

2021年01月23日 | その日暮らし
 おはようございます。色々あって、もうハチャメチャ。何をどこから手をつけていいのか、気になることが多数あり。
 昨日、約1ヶ月ぶりにある友人と会って(雨に当たらない野外で)、色々と話し込みました。個々の話しにここでは触れませんが、闘いが長くなってくると、ネジが軋んできます。体調を崩したり、亡くなる方も出てきます。先行き不透明になり、弱気になったり、塞いだりします。
 こういうときに重要なことは、個々人の中の総括であり、集団討議です。先行きをどうつくっていくのか、展望を描くことです。私なりに最善を尽くしていきたいと思います。本を読み資料を読むのも、この展望を描きながらでなければ、タダの羅列になりかねない。相互の関係を読み解くことができないまま、空回りになってしまいます。こうして難しそうなことを避けていては、ダメ。
 
 こういうことを話せるのは、お互いに信頼関係が成り立っているからです。話を聞けば、それを自分に照らしながら、どうだろうと考えることができます。お互いに。私は充分にできているとは言えませんが、相手を向き、自分に向くこれが基本です。お陰で自分も少し前を向くことができました。
 
 しかし余り存じていない方から話しかけられ、一方的にまくし立てられると、閉口します。何を言いたいのか分からない。言葉の意味の中に隠れている本音が全く見えない。先日もバスの中で閉口しました。知らない方から話しかけられ、何が言いたいのか理解できず。ウチナーグチもあり、ひとまず聞くにしても、対応できない。無視するわけにもいかず、皇軍の軍歌まで歌われて(何なの?!このおばぁ)、そういう人がいることは想像できますが、先が見えない。後ろにいたお兄さんは寝たふりしていたよ。短時間だったので、どうにもならずだった。
 
 最近、今更ですが、硬直した関係と建前論では、ダメだとつくづく思います。それぞれの建前の中に潜む本音と向き合うしかないと思う。建前と本音は2段3段に綺麗に並んでいない。グチャグチャに絡まっていたりする。余り知らない相手だと、建前から入り、論理的な整合性のないところの謎を解きながらやるしかない。こうしていくと自分の問題点にも突き当たる。こうして、そこ分かってくれる、分かるとなれば、一歩前進。
 人って不思議です。初めてお会いしたのに、旧知の友人みたいにパット話し込める人もいた。気性もでしょうが、興味・関心があれこれ一緒で、驚いたことがありました。こういう人と出会えるとハッピーです。無論、そうそういるもんじゃないです。
 ジキルとハイドの2重人格もありますが、そこまでいかなくても人間は様々に分裂しているので、難しい。自分の分裂性にも目を向けながら、個々に話し込み、つきあっていく、丁寧にやっていきたいものです。
 人は弱さを抱えているのだと、了解し合いながら関係をつくりたいものです。しかし弱さと甘えを区別しておかないと、これまた難しいことになりかねない。いやはや。



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