おはようございます。2024年9月3日(火)晴れ
去る金曜日から、8月の写真展で使わせていただいた人々(関係者)に、お礼を込めてA4パネルをお渡ししたいと、プリント、台紙への貼り込み、お手紙を準備してきた。まだプリントは半分しかできていない。中にはお名前が分かっていない人もいるし、個人識別ができていないひとすらいる。与那国島・石垣島・宮古島の人々もいる。ともかく可能なところから順々にお渡ししたい。
昨日台紙を切って、一部を貼り込んだところ、台紙に歪みが生じていた。横と縦が垂直でないのだ。型枠をしっかりと作ったので、横のラインは正確だが、上下で1,5ミリぐらいずれていた。狭いところで切るから、こういうことになる。三角定規を当てて、補修したら、まずまず。工作者は横着しないことだと反省。
唯、カッティングならば、大きめの三角定規さえあれば、補修できるが、政治の世界の補修は、どうにも難しい。自民党が大揺れだが、野党がだらしない。「政権交代」と言うだけならば、誰でもできる。2009年10年の民主党政権時代の総括もせず、野田だ・枝野だというだけの野党第一党。原発事故の問題や、2010年の防衛計画大綱の問題など、大問題を素通りして、消費税5%に合わせたのは間違いだったと言う始末(枝野氏)。第2自民党化しているのに、変革を志す政治家が現れない。
沖縄では衆議院沖縄第4区の動きがおかしい。このままでは分裂に至るだろう。議論をきちんと尽くすべきだ。オール沖縄は、「先島問題」として切り捨ててきた琉球諸島の自衛隊中心の軍事化に対して、「2つの合意」が優先とばかりに切り捨ててきた。私はずっと奇妙に思ってきたが、おかしいことはおかしい。何故議論しないのか? 「2つの合意」とはオスプレイ反対と新基地建設反対だ。島々の軍事化を除外して考えてきたのではないのか。
ひとこと申し上げれば、自衛隊もオスプレイを備え、石垣島などにやってきた(23年10月、24年8月)。新基地建設はそもそも琉球諸島の軍事化と一体だったのに、彼らは分離させてきた。歴史を構造的に見ず、表層をなぞっているだけではないか。
わかりにくいことだが、誰それの言論を、モット奥までたぐり寄せて、考えないとならないだろう。このまま沖縄が沈黙を続けるならば、戦争を沖縄が誘発することになりかねない。そんな愚を私たちは避けるべきだ。沖縄が日本国に組み込まれて52年経つが、この歴史をみれば、沖縄に災難はあっても幸福はもたらされたのだろうか。幸いとは、もたらされるものではなく、自ら実現してこそのはずだ。自然を壊して、近代化したと言うだけならば、金さえ用意できれば、誰でもできる。私たちは現状肯定の渦に巻き込まれすぎてきて、諦めてきたのではないか。
政治は三角定規で補修できない。そもそも水平とか垂直の基準線もない。どうしたら市民目線で考えられるのか、煮詰めていきたい。皆さんも考えて欲しい。沖縄を戦場にしない事はアジアを戦場にしないことでなければ、叶わない。要するに日本国中の問題なのだ。軍事国家への道は愚の骨頂だと知っている沖縄からの発信力を飛躍的に強化しない限り、琉球諸島は米日同盟に益々抑え込まれていくだろう。
ネガティブな議論でなく、ポジティブな議論を始めよう。もっと自由に! やまとんちゅである私は大きな限界も抱えているだろうが、うちなんちゅの皆さん共々、私は考えたい。