中部ヤマハOB会ブログ

東海・北陸地区在住のヤマハ(株)OB・OGの会です。
旅行やサークル活動を通して、親交を深めています。

「俳句の会」キックオフ・ミーティングを開催

2021年10月06日 20時11分58秒 | 俳句サークル
 2020年4月に発足しました「俳句の会」はコロナ禍の中メール句会を重ね、2021年10月4日にやっとヤマハ名古屋店会議室でキックオフ・ミーティングを行うことができました。緊急事態宣言解除の見通しが立っての設定だった為、ご都合のつかなかった人もあり8名の内4名の出席でした。結成以来初顔合せなので「俳句の会」の進め方の相談と、兼題「紅葉」一句を持ち寄って句会を行いました。以下ご報告いたします。尚、今回の写真は撮り忘れしました。
 出席-大曾根国晴、八幡洋一郎、舩橋義雄、葛山由博
 欠席-伊藤和子、荒木純子、道岡和子、三浦光雄

1, 俳句の基本形を確認 
 投句に当たり五七五の基本形を守り、「季語」と「や・かな等切れ」を活用する。句会の手順「清記」「選句」「披講」「選評」とそのツールを確認。中でも我々の句会ではその中の「選評」を大事にし、それを「総見」として句の鍛錬の場にしていく事としました。
2, 俳句の会は月・1回行う会議式の「句会」中心として行うか、春夏秋冬と年・四回「吟行句会」で行うかを議論しました。当面その折衷で吟行と句会を隔月程度として、スケジュールと会場は次回話し合う事としました。当面出句は3句とします。
3, 「総見」について
 今回は事前告知で「紅葉」で一句作句し、それを持ち寄って「総見」でわいわいがやがやと俳句句座を行うことにしました。名前を伏せ自由に発言しました。そして以下の通りみんなで議論し、後は各々個人で修正して自分の句とします。

①「高尾山紅葉前線上昇中」→「高尾山紅き紅葉の登り初む」
…全体名詞で完結しており心地良い。しかし紅葉の視点を強調するならばと「紅葉前線上昇中」の言い換えを色々議論しました。
②「夕焼けにみまごうばかりの紅葉かな」→「日の入りやみまごばかりの夕紅葉」
…「みまごうばかりの」を強調すらなら夕焼けを言い換えて、「日の入り」と「夕紅葉」とし、大景から小景への対比としてみたらどうかとなりました。
③「古寺巡り晴れる心に紅葉かな」→「古寺巡り仏の笑みや紅葉晴」
…「晴れる心に」が抽象的で作句意図は何かと検討し、仏の微笑えんだ御姿だろうという事で、中七を「仏の笑みや」と具象化しました。
④「山寺の紅葉を散らす宵の鐘」
…背景に大きく山寺と鐘の音があり、近景に散る紅葉がきらきらと見える。大から小へと視点が移り、鐘の音から紅葉の色へと感覚が刺激され、これはいい句として直しはありませんでした。

4,合同企画「写真で一句」について
 東関東・関西・中部ヤマハOB会の3支部で「俳句の会」が立ち上がり、三支部合同句会をやろうという機運が高まっています。今コロナ禍の中ではメールでできる事をという事で、「写真で一句」の企画が共同提案されており、我々は積極的に参加していくことを確認しました。
5,最後に昼食会を「ホテルJALシティ名古屋錦」で行い、懇親を深めました。
(記:葛山由博)
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