八柏龍紀の「歴史と哲学」茶論~歴史は思考する!  

歴史や哲学、世の中のささやかな風景をすくい上げ、暖かい眼差しで眺める。そんなトポス(場)の「茶論」でありたい。

☆☆10月10日から〝日本「近代/現代史」のプロフィール〟講座をzoomとGIGAファイルではじめます!☆☆

2021-09-12 23:11:58 | 〝哲学〟茶論

 政権党の党首を決める選挙に、マスメディアはのめり込むように、不確かな情報を垂れ流ししながら、はしゃぎまくっています。
 そもそも政治は「お祭りごと」ですから、外野の人間が大騒ぎするのは、当の党首候補に名を連ねている政治家にとっては、たまらないほどの愉悦でしょう。でも、そんなんでいいはずがないよね。

 コロナ禍、生活苦、学生のモチベーションの低下。反知性主義。学問や教養に対する侮蔑・・・。
 これは政治を執っていたりする連中が、そもそも学歴をつけるだけに執心し、言い換えるなら「読み書きそろばん」のご都合主義に乗っかって世の中を渡ろうとした連中ばっかりで、学びや教養によっての〝人格の陶冶〟を経てこなかったことでの悪弊が蔓延しているからなのですが、世の中のさまざまな困難が目に入らない。だから総裁選に大騒ぎする。

 しかも、気候変動というか、環境破壊というか、9月だっていうのに空模様はからっとせず、そもそも昨今めっきり短くなった秋ではあるものの、かつては時候の挨拶に〝美しい秋になりました〟と書いたことは、もはや遠い記憶に残るだけのものになったのかなと、思うしだいです。

 そんななか前回にご紹介した「時代に杭を打つ!〝精読『1984』!〟~わたしたちが存在する〝世界〟とジョージ・オーウェルが見た〝現実〟~」の講座に続いて、〝日本「近代/現代史」のプロフィール〟-戦争とテロ、そして国民-の講座を開始します。
  <戦争と戦争ごっこ>


 講座の詳細は下記をご覧いただければと思いますが、いろいろトンチンカンな近代/現代の日本史が垂れ流されるなか、ホントのところはどうなのかってことを、さまざまな学説や資料なんかをふまえて、ここが大事なんですが、わかりやすくお話ししようとするものです。
 ただし、話しがあちこち行くと訳がわからなくなりますので、いちおう、テーマを「戦争とテロ」として、そこに軸を立て、戦争に熱狂したり、悲嘆にくれたり、ひともうけしたり、死の淵に立ったりしたふつうの人びとの目線から、日本の近現代史を見ていこうと考えています。ちなみに「国民」というと誤解が混じるので、英語の「War/Terrorism and The ordinary People」のほうがわかりいいのかも知れませんね。

 講座は、
〝御一新から米騒動〟までの50年ほどを【第1部】として5回。つづいて〝関東大震災から満洲事変、アジア太平洋戦争〟までの22年ほどを【第2部】として5回。さらに〝敗戦後から朝鮮戦争、ヴェトナム戦争、9・11テロと現在〟までの75年ほどを【第3部】として5回おこないます。

 いま立てている予定では、すべてを2022年3月いっぱいで終えるように計画しています。各講座は一時間ほどの講座になります。
 講座は、毎回PDFで講座のレジュメをみなさんへ送付して、それをもとに、テーマを絞りながら進めていきます。質問や疑問点などは、メールでできるだけやりとりしたいと思っています。

 受講料その他については、ご参加の連絡をいただいた段階で、あらためてご連絡させていただきます。ちなみに大学生や高校生は半額で受講できます。

 それとここは大事なのですが、今回は講座会場を借りていません。
 すべて自宅からzoomと、もしリアルタイムで受講できない場合を想定して開封して1週間有効なGIGAファイル便での講座になります。ですから、まとめて【第1部】【第2部】【第3部】という括りで、受講することも可能ですので、その旨についてはお知らせください。(その場合、視聴期間の延長は可能です)
 くわえて、これはお願いもかねてですが、講座映像を他の媒体に流出した場合は、ペナルティが課されます。ぜひご留意ください。

 お申し込みは、今月9月27日(月)までに、
 メール:
    npo.shinjinkai1989@gmail.comまで
                          お申し込みください。
 以下、概要をflyerとともに載せておきます。
 講座のへのご参加、なるべく多くの方にご参加いただければと思いますので、ご興味のある方、よろしくお願いいたします。
 以下【第1部】の概要です。

       

◆NPO新人会・宏究学舎
      2021年「近現代史」講座◆
 日本「近代・現代」のプロフィール
〝戦争とテロ、そして国民〟(第1部)
  War/Terrorism and 
                      The Ordenay Poeple
◇期間:<第1部・全5講>
    2021年10月10日~11月21日
◇日時:毎回日曜日<午前11時~12時>
                             10月3回、11月2回
*全講zoom/GIGAファイル便で発信。
 各講毎、事前にレジュメ(PDF)を送付します。
◇受講料:全講受講6000円<5回分>
                *学生3000円
           cf)1講毎受講は1講1500円
【講座概要】
 まずは〝歴史〟を知ることからです! いまのこの国では、知ったかぶりで薄っぺらな歴史が横行していると言わなければなりません。「サヨク」だとか「ウヨク」だとか、そんな自己顕示のためだけの自説や主義、偏見をもてあそび、史料や情報そのものの検討も不十分なまま、とんでもない事実をあげ、実証的だとうそぶく人のなんと多いことか・・・。〝 歴史〟とはさまざまな事実や要素が複合的に連結し、多様な視点からアプローチされるべきものです。また〝歴史〟への眼差しは、まさにいまのわたしたちの精神や態度そのものを示すものでもあります。
 この講座では、明治維新から現在日本までの歴史を、さまざまな読み解きを通じてわかりやすく考え、いまのわたしたちのよって立つ基盤を再検討してみようとする講座です。テーマは表題にあるとおり〝戦争とテロ、そして国民〟に置き、第1部から第3部まで日本の近代/現代史150年の素顔profileを15回にわたってお話しします。さしあたって今回は第1部として◆御一新から米騒動の顛末◆までの約50年間の歴史を5回にわたって考えていきます。
【講座内容と日程】
・第1講(10月10日):戊辰戦争の真実
 ~人びとは〝御一新〟を望んでいたのか?
・第2講(10月17日):征韓論と
                                          西南戦争の真実
 ~西郷隆盛は何と戦ったのか?
・第3講(10月31日):日清戦争の真実
 ~朝鮮戦争、台湾征服戦争
                                   であった現実!
・第4講(11月14日):日露戦争の真実
 ~歪な「一等国」は民衆の犠牲から
・第5講(11月21日):外での戦争、内なる戦争
 ~第一次世界大戦と米騒動の挟撃


 
 

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