今年も夏学季講座を
開講いたします!
強大な国家に、強権を売りにした大統領が出現し、日本はじめ世界は、まさにあたふたとしているように見えます。
ちょうどムッソリーニが出現し、フランコがナチス・ドイツの支援でスペインを席巻しようとしたとき、スターリンが強権政治を推し進め、民衆の歓呼にむかえられてヒットラーが獅子吼して世界を変えるべく、アーリア民族の優秀を絶叫した時代。
その時代は、どの国も〝自存自衛〟を掲げ、自国のことばかりを考えていた時代でした。
そんな時代に、日本という国家もまた、世界の疾風怒濤の時代に迎合するかのように、国民国家としてまだ70年も過ぎないのに、気負って無謀な戦争に突入していきます。
もちろん、日本はヒットラーやスターリンなどに煽られただけで戦争をはじめたのではなく、そこに至るには、国内の経済矛盾や格差の現実があり、そうした鬱屈した国民の不満のはけ口に、思考力も判断力も劣った軍人や扇動政治家が、暴慢と蛮勇が正義とばかり戦争に誘ったとも言えるでしょう。
日本人は、それに喝采を浴びせて戦争へとなだれ込んでいきました。
そのありさまを眺めてみるならば、いま世界はまさにそうした時代が再来してきたようにも見えます。

<戦争一色になった当時の国民学校の子どもたち>
そこで2025年夏学季講座は、日本の対英米戦前夜の1940年から、国内の都市住宅の33%が焼失し、なお広島/長崎への原爆投下を経て敗戦となり、その後、米国を中心とした占領軍統治の下で「東京裁判」がおこなわれ、さらに昭和憲法が成立する、おおよそ1950年前後までの時代を、再考してみたい。いいかえれば〝いまにつながる歴史〟の検証をしようという試みです。
タイトルは
『〝敗戦〟と
この国の〝瑕疵〟を考える!』
~対英米戦前夜の1940年から、
~対英米戦前夜の1940年から、
敗戦と焦土、東京裁判と憲法成立の
10年間の軌跡!~ です!
みなさまのご参加を
お持ちしております!
なお会場は、これまでの池袋の「としま区民センター」から、JR大井町駅下車東口にある「品川区民センターきゅりあん」に変わっています。
今度の会場は、JR大井町駅(東急大井町線大井町駅)の東口から徒歩1分、ヤマダ電気の入っているビルの5階・第3講習室となっています。
今回から、npo新人会と季林書房の共催事業となっております。
お問い合わせは、
下記のいずれかに4月18日までお願いいたします。
npo新人会
季林書房
お問い合わせをいただきましたら、参加の手順等々をメールで返信いたします。
以下、フライヤーflierを貼っておきますので、ご覧ください。
NPO新人会・季林書房共催2025年夏学季講座
◆時代に杭を打つ!◆
対面講座!〝敗戦〟とこの国の〝瑕疵〟を考える!
~対英米戦前夜の1940年から、敗戦と焦土、
対面講座!〝敗戦〟とこの国の〝瑕疵〟を考える!
~対英米戦前夜の1940年から、敗戦と焦土、
東京裁判と憲法成立の10年間の軌跡!
◇期間:<全5講>2025年4月27日~7月13日
*講外講は7月20日(日)実施予定。テーマは未定です。
◇日時:各日曜日:午後14~16時
◇期間:<全5講>2025年4月27日~7月13日
*講外講は7月20日(日)実施予定。テーマは未定です。
◇日時:各日曜日:午後14~16時
*全講zoom・アーカイブで受講可能
◇会場:品川区民センター・きゅりあん
◇会場:品川区民センター・きゅりあん
(JR大井町駅下車1分・ヤマダ電気の上階)
◇受講料:6000円<全5講>
◇受講料:6000円<全5講>
*各講の事前にPDFでレジュメを送付します!
【講座内容】
日本という国が、西欧列強に習い「国民国家」としてスタートして約160年ほど、対英米戦争の敗戦から今年でちょうど80年の年月が過ぎました。まさに〝歴史〟です。
【講座内容】
日本という国が、西欧列強に習い「国民国家」としてスタートして約160年ほど、対英米戦争の敗戦から今年でちょうど80年の年月が過ぎました。まさに〝歴史〟です。
そんななか、気がついてみれば、いまの「この国」は政治・マスメディアのスキャンダル、フェイクや他者への毀損、自己責任の強制やら拝金主義、弱者への差別、そして鋭い対立を生む格差によって、すくなくない人びとが、こころの荒廃の淵に立たされているように見えます。
そこで考えてみたいのは、あの敗戦の要因からいまに至るまで日本人のあり方に何か大きな〝瑕疵〟があったのではないかという疑念です。
そこで考えてみたいのは、あの敗戦の要因からいまに至るまで日本人のあり方に何か大きな〝瑕疵〟があったのではないかという疑念です。
「この国」に住むわたしたちが何を考えながら暮らしてきたか、はたして、あの未曾有の死者と混乱を招いた戦争から戦後までのあいだ、日本人が見上げた空には何が描かれていたか。〝昭和〟への懐古がなぜ生まれるかも含め、日本人は何を学び、何を学ばなかったのかを考えてみます。
【日程とテーマ】
・第1講(4月27日)
【日程とテーマ】
・第1講(4月27日)
日中戦争と対英米戦前夜
~なぜ「この国」は戦争をしたのか?
・第2講(5月25日)
・第2講(5月25日)
真珠湾奇襲から山本五十六の戦死まで
~〝熱狂〟と〝焦燥〟
・第3講(6月8日)
・第3講(6月8日)
〝特攻〟の悲劇と「原爆」の惨劇
~〝抒情〟と〝合理〟の暴走!
・第4講(6月29日)
・第4講(6月29日)
「東京裁判」とは何か?
~戦勝国の裁きと敗戦国からの遁走!
・第5講・最終講(7月13日)
・第5講・最終講(7月13日)
憲法と民主主義
~〝敗戦〟からこの国は何を学んだか?
