八柏龍紀の「歴史と哲学」茶論~歴史は思考する!  

歴史や哲学、世の中のささやかな風景をすくい上げ、暖かい眼差しで眺める。そんなトポス(場)の「茶論」でありたい。

川嶋久人☆緊急写真フォーラム☆開催のお知らせ!

2022-08-22 14:16:44 | 〝哲学〟茶論
 〝緊急写真フォーラム〟のお知らせです。

 旧統一教会と自民党を主とする政治家の癒着ぶり、最近は論点ずらしが蔓延り、関係をもったのは自民党の安倍派、いわば「清和会」だ。だから他の派閥なんかは関係ねー、って雰囲気を必死になって醸しだそうとしていますが、政治家がいかに政治屋なのか、あるいは〝三百代言〟といっても、知らない人が多いかな? 詭弁を操り、自己保身に走る手合いなのか。
 どっぷり旧統一教会に首まで漬かっている萩生田さんにしろ、旧統一教会絡みだけじゃなく、暴言を繰り返す杉田水脈女史にせよ、彼ら彼女らは世間をナメている輩であるわけで、はやく退場しろとしか言いようがないわけですが、それにしてもひどい!
 そもそも「反共」って、いつの時代だよ? 
 そんなもはや遠い〝東西冷戦〟〝55年体制〟の、いまの現実的とそぐわない、まるでひよこのお尻に殻をくっつけたままのようなイデオロギーが、いまどき存在すること自体おかしいし、これほど日本は停滞してしまっているのか? もっと学べよ!
(ちなみに9月25日からのわたしの講座に〝出てこいやぁ-!〟) 
 しかも自民党「右翼親米保守」の連中が声高に叫ぶ、〝家族〟とか〝夫婦別姓反対〟〝LGBTQ 排除〟などは旧統一教会の教義そのものだだったり、いやそれだけではなく自民党の憲法改正私案も、旧統一教会の要求をそのままパクってんじゃないかと疑わざるをえない代物・・・。
 そもそも「反日」思想で、日本は〝エバの国〟で永久韓国に献金し続けなきゃならない。ずっと奉仕し、従わなきゃならないという旧統一教会の教義に、日本の右翼親米保守が相伴して、票をもらい選挙のボランティアをやってもらっている。いったい、これら議員らは、どんだけ人気がないのか、手弁当で手伝ってくれる人がいないのか。
 それ以上に、安倍元首相を筆頭に、この国の〝右翼〟の質がいかに低いか、ご都合主義か、脆弱惰弱かよくわかるし、〝ネトウヨ〟のイデオロギーもどきも、パコパコの犬小屋でギャンギャン吠えまくる質のものだってこと。旧統一教会、勝共連合などなどの有象無象に、日本はいい〝カモ〟にされ、〝コケ〟にされまくられた感じですネ。
 思うに、〝左翼〟が劣化したとよく言われますし、たしかに〝リベラル〟などと気取っていたこの層の人びとの軽薄さは、つきあってみてつくづく思い知るわけですが、それ以上に、〝右翼〟も劣化し調子よく狡猾になり、もともとの性質でもあった拝金主義、利便主義だけしか残っていない。それがはっきりと見て取れた感じです。

<川嶋久人撮影 ウクライナ ハリキウ郊外でのロシア軍の砲撃の跡>
 さて、そんなことはともかく、旧統一教会の話題もそのうち忘れられていくのかもしれませんが、ウクライナやミャンマーのことも、日本人には、すでに遠い幻影となっているのかもしれません。
 とは言うものの、ミャンマーのことはまず置くとして、ウクライナでは、いまだロシア軍の攻撃にズタズタにされつつあるなかで、必死に日常を回復するために、なくなった人びとの墓標を立て、瓦礫を処理し、水と食料を確保すべく奔走し、なんとか生活を立て直すべく生きている人たちがいます。
 そうした戦時下にあって、写真で記録を残そうと、いままだウクライナで活動している川嶋久人くんの「写真フォーラム」を、9月19日に開催します。

 期日は9月19日(月・この日は敬老の日で休日)。
 会場は、池袋のとしま区民センターです。
 時間は14時開場、14時30分から16時30分まで。
 
 会場の関係で、写真はすべて映像をスクリーンで映し出し、ウクライナから戻ったばかりの川嶋くん自らの解説で「フォーラム」は行われます。
 ちなみに川嶋くんは、9月上旬に帰国予定で、それまで写真を現地で撮り続けています.現在はクリミアの直近にある「オデーサ」で写真、取材をしています。
 詳細は、当日の<flyer>を下記に貼り付けておきますので、ご確認よろしくお願いします。
 なお、会場の関係で人数に限りがありますので、
参加希望の方は(参加費1000円)、
かならず主催者である「NPO新人会」
  npo.shinginkai1989@gmail.com
あるいは、わたしのメール:yagashiwa@hotmail.com
にお申し込みください。
 当日は、自由討議の時間も設けておりますので、
ロシア侵攻後、二度にわたりウクライナで写真を撮り続けてきた川嶋くんとの対話を通じて、いまどき〝NIPPON〟の惰弱さをあぶり出す。
 つまり、統一教会が喜ぶ安倍氏の国葬を拙速に決め、何をやっても「検討」します一点張りの現政権、だから岸田首相はすでに「検討使」と呼ばれているみたいですけど、そんないまの日本のありようを俯瞰するにも、いい機会かと存じます。
 みなさまのご参加お待ちしております!





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☆☆〝意外に知らない社会主義そして共産主義〟講座☆☆秋学季講座開講のお知らせです。

2022-08-15 13:27:59 | 〝哲学〟茶論
 世の中には、知ったふりして知らないこと。
 知らないふりして人の不幸を素通りする人。

 いろいろいます。
とりわけ、安倍晋三氏に向けて発射された銃弾からは、そのいろいろが見えてきて、旧統一教会(世界平和統一家庭連合 )の日本での教宣の凄まじさが見えはじめてきています。
  まだことの重大さが見えていないのは、自分の選挙だけにうつつをぬかし、すべて他人事の自民党などの利権政治家なんでしょうが・・・。

 それにしても心の弱った日本人を、
よくもまあ〝食い物〟にしたものです。
 日本人の莫大な献金が、すべて韓国の教団に集められ、それを遣って世界の要人に金をばらまく。
 異常なほどの講演料と出演料、献金・・・。
          <親鸞>
 べつに浄土真宗門徒じゃないけど、親鸞は『歎異抄』のなかで、「悪人正機」ということを言っています。

  ・・・善人なおもって往生を遂ぐ、
  いわんや悪人をや。
  しかるを世の人つねにいわく、
  「悪人なお往生す、
   いかにいわんや善人をや」。
  この条、
  一旦そのいわれあるに似たれども、
  本願他力の意趣に背けり。
   そのゆえは、自力作善の人は、
  ひとえに他力をたのむ心欠けたる間、
  弥陀の本願にあらず。
   しかれども、自力の心をひるがえして、
  他力をたのみたてまつれば、
  真実報土の往生を遂ぐるなり。
   煩悩具足の我らは
 いずれの行にても
  生死を離るることあるべからざるを
  憐れみたまいて
  願をおこしたまう本意、
  悪人成仏のためなれば、
  他力をたのみたてまつる悪人、
  もっとも往生の正因なり。
   よって善人だにこそ往生すれ、
  まして悪人は、と仰せ候いき。
 
 つまり、寺に多大な喜捨をしたり、献金したり、自分で救われようとする「自力作善」をなす人を、阿弥陀仏は救いませんよってこと。
 困難な人生、生きづらい世を、その日その日カスカスに生きていくしかない衆生、いつも不安で煩悩に苦しめられている人が、どうにもならず、ふと阿弥陀様への信心をなしたとき、そんな人びとを広大無辺の慈悲の心を持つ阿弥陀仏は救います。
 そもそも信仰するのに献金したり、教祖にすべてを捧げるなんてことは無駄なことだ。そう親鸞は喝破しているというわけです。
 お金や人生を、すべて教祖や教会に捧げる。それは一つの信仰の深さを競う競争の原理なんでしょう。教団はそれを利用して、莫大な利益を得る。
 宗教はそもそも競争を煽るものじゃない。人びとの平等と安心立命を願うものです。そうでない教徒は、集団心理に取り込まれ、〝狂徒〟と化して、他の狂徒と競う。どんどん「信仰誇り」の蟻地獄に落ちていくしかない。教団はその信徒にサタンのささやきをふりまく。
 そんなことも見えはじめました。

 さて、前置きはともかく、
 来月9月25日(日)から
 秋の講座をはじめます。
 テーマは、社会主義って何か? です。

 社会主義といっても、よくわかんない人が多いでしょう。いやそれは旧ソ連や中国、北朝鮮の全体主義国家のことを指す。ヤバい思想と見ている人もいるでしょう。ましてや共産主義なんて・・・。
 でも、その社会主義と共産主義はどこが違う? 社会主義って、ホントにヤバいの? ちかごろの経済学者が、市場原理主義や新自由主義の行き過ぎに、社会主義で対峙させるということが多くなりました。
 そもそも社会主義の起源をたどると、社会主義とは、人びとの平等を見据え、度外れた人間の欲望を抑制するって思想だったわけです。
 じゃ、どうしてプーチンや習近平や金正恩なんかが、威張ってるだろうか?
 あれは、ホントの社会主義だろうか。

 そんなことのあれやこれやを、知っている人、知らない人も含めて、お話しし、自由討議を通じて、考えていこうという企画です。
 ぜひご参加ください!
 以下概要です。

*NPO新人会・宏究学舎*
 2022年秋学季講座◆時代に杭を打つ!partⅧ◆
☆テーマ☆ 意外に知らない〝社会主義〟
          そして「共産主義」
 
◇期間:<全5講>2022年9月25日
          ~2023年1月22日
◇日時:毎回日曜日
<講座午前11時~12時:質疑応答約40分> 
  *全講zoom(質疑応答可)
  orアーカイブ(映像ファイル送付)
◇受講料:全講受講6000円<5回分>
  *大学生・高校生3000円
◇附記:各講毎、事前にPDFでレジュメ送付。
  それに沿って講座は展開されます。
【講座内容】
 社会主義とは何か? 民主主義とどう違うのか? 知ってるつもりでわからない。ましてや共産主義となると、ただ暗くて怖ろしい国のイメージしか湧いてこない。
 現在、そうした体制を標榜する国は、ロシア、中国、北朝鮮、キューバってところですが、ロシアのウクライナ侵攻、中国の香港弾圧と台湾への軍事力での脅し、どれをとっても嫌なイメージでしかありません。
 その一方、昨今の「市場原理主義」で蝕まれた格差や差別、絶対浮かび上がれない貧困を前にして、若手経済学者のピケティやマルクス・ガブリエル、斎藤幸平、さらに米大統領選挙に登場したバーニー・サンダースなどは〝社会主義〟の見直しを主張しています。さてどうしたものか。そこで、ここでしっかり〝社会主義〟そして「共産主義」について考えてみましょう!
・・・【日程とテーマ】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・第1講(9月25日):〝社会主義はヤバい?〟
  ~その起源、共産主義とどう違う?
・第2講(10月23日)
 〝日本人は社会主義が嫌い?〟
  ~大逆事件と2・26事件は?
・第3講(11月13日)
 〝ソ連・中国・北朝鮮・キューバ!〟
  ~社会主義は失敗したか?
・第4講(12月11日)
 〝戦後日本の社会主義とは?〟
  ~立民と共産は社会主義か?
・第5講(2023年1月22日)
 〝いまなぜ社会主義か?〟
  ~社会主義はヒューマニズムなのか?



  




 

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