衆議院議員 原田義昭Blog

自由民主党衆議院議員原田義昭(福岡5区)が国会での論点、世間で話題になっている事や身近な話題まで率直に論じます。

盆踊り『炭坑節』を踊るとき         6月17日(火)

2008-06-18 19:01:57 | Weblog
  もうすぐ夏が来る、すると盆踊りの季節です。盆踊りには全国で多分最も有名なのが『炭坑節』で、これはわが福岡県筑豊が発祥の地です。一帯には多くの炭坑が栄え、近代日本の発展の礎となりました。私もその辺で生まれ育ちました。
  『炭坑節』に「一山、二(ふた)山、三(み)山までもーーーヨイヨイ」とありますが、この三つの山は香春岳(かわらだけ)を指すことになっています。田川郡香春町にあり近在ではどこからも仰ぎ見られ、わたしの母校添田小中学校の校歌にも「遙かに見ゆる香春岳」というくだりがあったように覚えています。
  今日昼間に新宿区四谷のギャラリー(画廊)を訪ねたところ懐かしい香春岳の油絵がありました。医者で画家、同郷の原寛(はら・かん)先生個展の中で渾身の一点です。香春岳には今三山はありません。最も勇壮な手前「一の岳」は完全に無くなりました、何故ならこの山は非常に優良な石灰岩の塊(かたまり)ということで、遂に人間はそれを全て掘り尽くしてしまったのです。
  夏が来て、盆踊りが始まる。いっとき、全国が『炭坑節』に踊り狂います。「一山、二山,三山までもーーーヨイヨイ」と。太鼓の音も一際大きく鳴るでしょう。そのとき私にはいつも遠く仰ぎ見た「一の岳」が浮かんできます。少し白く禿げた勇壮な「一の岳」が。全く姿を隠しても今なお私の心には雄々しく息づいているのです。

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