エネルギー資源大臣と会見 ５月２日（火）

　　アンカラ市、３日目。午前中は幸運な体験、ハジビネル議員の紹介で国会（一院制）を訪ねたところ丁度大講堂で国会議長による「国民栄誉賞」の授与式が行なわれていました。各界各層の受賞者たちの一言挨拶も言葉はわかりませんが素晴らしいものでした。とりわけ今回縁のできたチャルク・ホールディングのチャルク氏も特に優秀な経営者として最年少で受賞し、またその晴れ姿を一目見ようと年老いたお父さんが私の隣の席に座りしきりに涙を拭いておられたのにはじんときました。国会の食堂ではみんなで昼食会、議員や関係者で食堂内はごった返し、私のテーブルにはハジビネル氏、さらにチャルク氏を訪ねて、あちこちの議員だ、知事だ、市長だと人が来るは、来るは。私もその都度挨拶を受けゆっくり食べる暇もありません。全く日本の政治家の動きと同じです。
　　続いて国会内の見学。どの国でも国会、議会の建物は立派ですが、トルコの国会も荘厳かつ機能的、国民の「誇り」を十分に感じます。本会議場も明るくも趣きがあり、国父アタチュルクの言葉が正面に掘り込まれ、私たちは何枚も記念写真を撮りました。環境委員会室では（とりわけ陽気で精力的な）エルカール委員長に委員会の様子を詳しく聞かせていただき、彼我の差など興味が尽きません。
　　あとエネルギー資源省を訪ねヒルミギューラー大臣と懇談、原子力安全庁のオカイカキロフ長官同席の上当国の今後の原子力政策をじっくりと聞きました。原発推進には安全問題など課題はあるが（過去に２度トライしたが失敗に終わり）今回こそはなんとしても仕上げたい、是非日本の協力をということでした。
　　夜はすっかり馴染みになった日本、トルコの仲間ばかりの内輪の食事会。それにしてもこちらの食事の量の多いこと！！



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