衆議院議員 原田義昭Blog

自由民主党衆議院議員原田義昭(福岡5区)が国会での論点、世間で話題になっている事や身近な話題まで率直に論じます。

麻生首相、郵政発言の困惑       2月8日(日)

2009-02-11 16:48:15 | Weblog
  麻生首相が郵政問題に関連して予算委員会で「4社分割を見直して3分割にすべき。郵政法案の時は担当大臣でなく、自分は本音は反対だった」とはっきり言った。この発言はかなり深刻で言い間違えとか内容がぶれたなどとは質が違う。まず分社化を4とするか3とするか、実は私も当時から4社にする合理性がわからず最後まで3社にすべしと主張したが入れられなかった。見直し時期の今、 それを議題にするのは間違っていない。ところが現実にはすでに4分社で3年以上動いてきただけに、改正まで出来るかどうかはかなり疑問。
  「反対だった」発言は大問題。時の閣僚があの法案に反対だったとは口が裂けても言ってはいけない。個人としての意見と閣僚としての公の行動とに仮に違いがあっても公が優先するに決まっている。あの時私はこうだった、などと最高の責任者が口に出すと、国の全ての決定が不安定なもの、また覆るのではないかという危惧と不安感を国民に与えることになる。麻生氏は自分に正直なところがあり、本音をはっきり言うことで逆に信頼を勝ち得てきたところがある。一方、余り本音ばかりをいうとものごとが纏まらないため政治家はさりげなく本音と建前を使い分ける習癖を持っておりこれこそ政治の技術というもので、ましてや責任を他人に振るような愚は決して冒してはいけない。
  麻生首相は一層慎重な態度、発言をしなければならず、これが続発するとその発言が本当に命取りになりかねない。もしかしたらその時期は刻々と近づいているかもしれず、側近たる我々が余程カバーしなければならない。

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