衆議院議員 原田義昭Blog

自由民主党衆議院議員原田義昭(福岡5区)が国会での論点、世間で話題になっている事や身近な話題まで率直に論じます。

大宇宙に向かって「ありがとう」、「ごめん」        5月24日(木)

2007-05-25 09:34:12 | Weblog
  『劇団ひとり』という若い作家でキャラクターがいます。最近はテレビにも出るし、文章もなかなか面白く、また珍しく思想家だと感じます。曰く;
  まず自分で一方的に外に向かって「ありがとう」と言いましょう。するとなんだか偉くなったようになるものです。別に何かをしてもらったわけではありません。例えばビルの屋上から視界いっぱいに広がる街並み、多くの建物、多くの人々に向かって大声で「ありがとう」と叫ぶと、非常に気分が良い、まるでこの国の主になった気分になるものです。天に向かって思いっきり「ありがとう」と言うと、なんだか全ては自分のために存在する、自分は全てに支えられているという大きな安心感を覚え、さらに皆は自分を頼っているのだという責任感が芽生えてくるのです。
  今度は逆に外に向かって「ごめん」と言ってみて下さい。自分自身の失敗を詫びるわけではありません。例えば昨今の日本の不景気に関して「みんな、不況でごめん!」と頭を下げるのです。この不景気は全て自分のせいだと思うと自分の存在がとても大きく感じられます。自分の器の大きさにあわせて「野菜が値上がりしてごめん」とか「今年の冬は暖かくてごめん」とか言っているうちに段々それがスケールを増し、「我思う、故に我ありで、ごめん」と哲学レベルに達し、「光の速さは1秒間で地球を7周半して、ごめん」と宇宙レベルの謝罪まで行けば本物です・・・・・。      (週間文春・5月24日号)

  いま一つ理解できませんが、なにかほんわかと気分が良くなります。日頃あくせくしている自分が小さく感じられます。時にはやってみよう、と思ったりしました。(原田)  


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