昨日の国会、夕刻には社会保険庁法案の委員会採決(厚生労働委)が荒れました。採決時の醜態の一部始終が何回もテレビで流れ、国民もきっといやな思いをされたのではないか。法案は度重なる不祥事を起こした社保庁を解体して抜本的に出直そうというもので、公務員の身分を辞めるということなどを内容としていますが(日記 5月9日参照)、民主党らはそれが気に喰わない、気に喰わなければ「実力」(「暴力」と言うべきか)を行使するというのがあの委員会の模様です。議員もまた国民にももはや珍しくない光景ですが真底情けない話です。
実はこの種の行動は国会の裏舞台から見れば、いわば筋書きの通りでその場面をテレビでしっかり国民に見てもらうところにそれぞれの思惑がある。野党はこれだけ反対したのだというところを、与党はいかに整然と議論をしたかというところをまず国民に見てもらう、そのうえで最後は国民に(選挙で)判断してもらうということです。なんと情けないのが実際の政治かということがわかっていただければ結構だと思います。
実はこの種の行動は国会の裏舞台から見れば、いわば筋書きの通りでその場面をテレビでしっかり国民に見てもらうところにそれぞれの思惑がある。野党はこれだけ反対したのだというところを、与党はいかに整然と議論をしたかというところをまず国民に見てもらう、そのうえで最後は国民に(選挙で)判断してもらうということです。なんと情けないのが実際の政治かということがわかっていただければ結構だと思います。