ストップ・ザ・銃社会 4月20日（金）

　　長崎市長が暴力団員に銃撃されて亡くなりました。アメリカのバージニア州では大学の構内で外国人留学生が銃を撃ちまわし何と32人もの学生を殺してしまいました。今日はまた神奈川県で暴力団員が銃を持って立て篭もるという事件が起こっています・・・・。事情はそれぞれ違うようですが銃が広く出回っていることが要因であることは間違いありません。わが国では所持を絶対的に禁止しているのですから、あとは規制や取締りの問題でそれが緩んでいる、とりわけ暴力団などに対する取締りを強化する以外にありません。
　　アメリカの場合、背景が少し違います。この種の痛ましい銃乱射事件は今までいやと言うほど発生し、その都度銃規制が議論されるのですが全て立ち消えてしまいます。アメリカの教育課程に『ディベート（討論）』という学科が有り、伝統的にいつの時代もその最大のテーマが「銃を規制すべきか否か」であって長い長い間延々と議論はしているが全て「議論、討論」で終っている、これがこの国の伝統なのです。悲しいことですがこれがこの国の現実です。（理由は、自らの身を守ることは憲法上の基本的権利であって、それは銃をもって身を守ることも含まれる、と説明されています。）
　　しかし私たちはあきらめてはなりません。わが国では一層厳しい管理を続けること、さらにはアメリカに対してもその覚醒に努めることが大事だと思います。