衆議院議員 原田義昭Blog

自由民主党衆議院議員原田義昭(福岡5区)が国会での論点、世間で話題になっている事や身近な話題まで率直に論じます。

6カ国協議、合意書まとまる               2月14日(水)

2007-02-16 09:24:30 | Weblog
  北朝鮮を巡る6カ国協議が一応まとまりました。核施設の停止、封印、監視を含む広範な内容でそれが核放棄に向けて誠実に実行されれば最終的に100万トンに及ぶ重油などのエネルギー支援を見返りとすると約したものです。この合意にまで達したことは一方で高い評価を受けるとともに他方で結局は北朝鮮がどこまでその義務を履行していくかにかかっており、今日まで約束破棄を繰り返してきた北朝鮮の実績を思うとき大いに不安を伴うものともいえます。特に日本にとっては拉致問題という他国に無い問題を抱えこれを解決しなければ経済支援などは一切しないという方針を堅持しており、このことが援助国間の協調を乱すことになるかという新たな議論も起こしています。
  私は今回の6カ国協議について核放棄を具体的に明記したその成果は非常に大きくそれを果たした日本代表の佐々江局長らは大変よくやったと高く評価していますが、一方で基本的に北朝鮮の「瀬戸際外交」、即ちミサイル発射や核実験など拉致も含めて暴挙を尽くすが結果的にそれを是認して交渉に入る、「対話と圧力」というが「圧力」(経済制裁など)の効果が出る前に進んで取り引きをする、そのことの繰り返しが結局のところ暴挙のやり得(どく)を認めることになっていないかを十分警戒しておくことが必要であると思います。



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