衆議院議員 原田義昭Blog

自由民主党衆議院議員原田義昭(福岡5区)が国会での論点、世間で話題になっている事や身近な話題まで率直に論じます。

「絵画は質さえよければ・・」<伊藤若冲展>          2月24日(土)

2007-02-28 09:15:31 | Weblog
  午前中には自民党支部、後援会共催『新春の集い』を催し本当に大勢の人々に参加頂きました。地方選近しということで議会関係、候補予定者も沢山来て頂き、私も身の引き締まる思いでした。麻生渡県知事も来られ私への激励とご自分の4選への決意表明もされました。自民党県連として如何に知事選に臨むか、それを探りに多くのマスコミも取材と撮影に入り普段にない賑やかさもありました。「県連会長」は半分公的な立場ですから発言も自から慎重になるのも止むを得ないことです。

  経済団体の集まりがあったので九州国立博物館に行きましたが、ついでに開催中の「伊藤若冲(じゃくちゅう)とプライス・コレクション」を見て来ました。伊藤若冲(1716-1800)は江戸中期に活躍した画家で、江戸絵画といえば狩野探幽の江戸狩野派、俵屋宗達、尾形光琳などの浮世絵版画、文人画が全盛で後世専らそれらの名前だけが残されている中、アメリカ人実業家ジョー・プライス(Joe D.Price)氏は第二次大戦後、早くに若冲らの芸術性と独自性に気付き、こつこつと収集に努めたもので、近年になってわが国においてもその真価が認められてきたというものです。今年は年初からその特別展が九国博で開かれており、すでに20万人を越える入場者を数えています。
  プライス氏はそのメッセージの中で「私は絵を選ぶ時、落款や印章を見ることはしない、画家の腕だけを頼りに選ぶこととしている。作品は質さえよければそれは偉大な画家が描いたに違いないからである・・・」と言っていますが、これは(ブランドや表面のみを重んずる)我々日本人に対する強烈なことばであると感じました。

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