衆議院議員 原田義昭Blog

自由民主党衆議院議員原田義昭(福岡5区)が国会での論点、世間で話題になっている事や身近な話題まで率直に論じます。

堺屋太一『中核の100人』都市理論(派閥研修会にて)   8月17日(日)

2008-08-19 22:16:16 | Weblog
  政策集団(山崎派)の政治研修会が軽井沢で行われ、久しぶりに同志の議員たちと一緒になりました。暑い夏を乗り切りつつある同志たちは皆日焼けして元気一杯、新たな活力と刺激を貰ったところです。山崎拓氏と堺屋太一氏が講演された。山崎氏は基調講演で、日本の国際的地位が経済的にも社会的にもODA貢献度でも人口動態でも急落しており、これを食い止めるには人的資源の開発(教育)と科学技術の発展が必須の要件でそれらを高度戦略的に進めることが必要である、テロ対策特別措置法の延長法案は臨時国会で是非とも成立させなければならない、また補正予算の編成も必要でこれからは衆議院解散覚悟の厳しい政局運営となるなどを話されました。  参考までに、日本の〈一人当たり名目GDP〉は、1993年世界1位、97年4位、2000年3位、03年9位、04年12位、05年15位、06年18位、そして07年にはシンガポールに抜かれてアジア1位も明け渡した。
  堺屋氏は多くの具体事例を挙げながら、日本の現状と将来はこのままでは大いに悲観的で、日本人は世界情勢が大きく動いていることに未だ気づいていない。情報と権力が官僚と東京に集中していることに問題がある。また『楽しく、明るい将来』を国家ビジョンとして示すことが必要で、それには民間活力こそが起爆剤で従来は大量生産による物財の供給が幸福の基準だったがこれからは個人の「主観的満足度」こそが行動の指標となる。各分野の格差は是正するが必要以上に平等を目指すと個人の創意工夫を奪ってしまう。その上で「救国維新」と称して(官依存の)体制を改革、移民導入のために規則制定、公務員制度の徹底改革、廃藩置県(府県の合併でない道州制)、通貨改革、個性と創造力のある多様な個人の育成などのプログラムを提唱された。
  堺屋太一『中核の100人』都市理論・・・・・中核的価値創造者は100人、その周囲に専門的支援者は1000人、それで生み出される関連産業は1万人。この11,100人が居住し、活動するには10万人の都市・生活職業が必要である。世界は今や「中核の100人」をどう呼び込むかの競争となっている。

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