傷ついた星野ジャパン ８月２４日（日）

　　あるいは野球の星野監督が一番傷ついたのではないか。試合は韓国、キューバ、アメリカに負け続け、見るところは無かった。結果は悪かったがその内容はもっと良くなかった。監督の采配に難があった。国民挙げての選抜チームだったし、何より星野氏の人間性、リーダーシップに満幅の期待と信頼を寄せていた。星野氏もまた持ち前の明るさとパソナリィティで、大いに盛り上げてくれた。が、内容が悪すぎた、落差が大きすぎた。逆転され、意気消沈し、采配を誤り、選手は気迫を失い、…。星野氏は戦前に豪語した分、明るく、強気でパーフォーマンスも入れて、派手に動き回るべきだった。勝敗はしかたない、が共に闘ったという充実感が出てこない。今日の新聞は星野氏への遠慮か、表向きの非難は少ない、しかし大言豪語した分、やはりはっきりと責任を問うたほうがよかった。
　　勝負の厳しさを改めて感ずるとともに日本も直ちに再起を目指さなければならない。この機に敗因と責任をはっきりさせておくこと、ここはしっかり反芻して徒らに個人的好悪を絡ませないほうがいい。
　　たかが野球、で力むことはないが柔道など他の競技も然り、さらには政治、経済をはじめ社会万般で同じことがいえる、もはやなあなあで済む時代ではなくなったにわが国が気付いただけでも今度のオリンピックで得たものは大きい。